白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

エゾヤマハギ(蝦夷山萩)マメ科 白老町の花

2016-08-03 17:56:21 | 植物(草本)の観察

うやく夏が来たと思ったら、エゾヤマハギが咲き始めた。

 

花を良く見るとマメ科に納得

 

 

エゾヤマハギ(蝦夷山萩)マメ科 

山野の道路沿いなどに生える高さ2mになる落葉低木。花期は8~9月

 

Ekinavi  北海道 によると、「萩野」という地名の由来は、こうらしい!

 1881年(明治14年)に明治天皇が巡幸の途中、当地付近で「萩」をめでたことから、この付近を「萩野」と呼ぶようになり、1939年に正式な地名となった。1942年4月1日には駅名も「知床」から「萩野」に改められている。

 

 

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白老の夏の花 ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科

2016-08-03 17:02:02 | 植物(草本)の観察

降り続いた雨がようやく上がりました。ノリウツギが咲いています。

ノリウツギは、白老を代表する夏の花ではないかと思います。

近頃はやや少なくなりましたが、今でも道路の縁や走る車窓からも見る事ができます。

 

 

 

ノリウツギ(糊空木) 別名 サビタ ユキノシタ科

日当りの良い山地や原野・湿地を好む、高さは2~3m 時には5mほどになる落葉の低木。

円錐花序に径4㎜ほどの花を多数と、周囲に白い萼片が目立つ装飾花をつける。

 

ピンクがかった色のものも見かけます。

日当りの良いところで咲くとピンクになるのか、花が終りに近づくにつれてピンクに色を変えるのかもしれません。

満開の両性花 径4㎜ほど

 

装飾花のアップ

 

装飾花は、受粉を手伝ってくれる「虫」を呼び寄せる為ではないかと言われていますが、確かなことはわかりません。9月、花が終ってもお辞儀をするように落ちずに残っています。

 

 

1月の花序    雪の上に落ちていたノリウツギの花序 装飾花が残っている。

 

 

種子をできるだけ遠くへ運んでもらう為に、風を受ける役目も果たしているのかもしれません。

 

宮崎県のホームページに面白い話を紹介している。

この花にまつわるユニークでうら悲しい昔話がある。村の若者から、恋心を打ち明けられた美しい乙女がいた。若者を好きになれない乙女は、「このサビタの花が散るときがきたら…」と返事した。若者は燃ゆる思いで待ち焦がれた。しかし、花は枯れ果てても落ちず、恋は実らなかったという。

冬には、枝の葉が落ちた痕(葉痕)が楽しい。

 

 

 

和名の由来

糊空木の内皮にはヌルヌルした粘液があり、和紙を抄くときの糊として使用したことから。

又、枝や幹の中心には髄(ずい)があり、これを除去すれば空洞なので空木。 

アイヌ民族は、幹や枝を使いキセルや針入れなどを作ったという。

アイヌ語:ラスパニ

 

 

 

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