2013年から継続してオオアワダチソウの抑制(抜取り)作業を行ってきた。
概ね他の植物に影響を与えるような状況ではなくなったと考えられます。
これまでの経過を簡単に紹介します。
要注意外来生物 オオアワダチソウ(大泡立ち草)
北アメリカ原産 観賞用として導入された帰化植物
キク科 アキノキリンソウ属 多年草
路傍・湿地・原野・林縁・明るい林内・耕作放棄地などに生える。
旺盛な繁殖力で、種子をたくさん作るうえに地下茎を伸ばして増えるほか、
根からアレロパシー(他感作用)と呼ばれる一種の生育阻害物質を出して
他の植物の生育を抑える働きを持っており、ほかの植物をせん滅する。
白老町社台付近 2013/9
白老町石山付近 2013/9
ヨコスト湿原 2010/9
密生するオオアワダチソウ
北海道ブルーリストでは、
秋に綿毛のついた「種」を大量につくる。
セイタカアワダチソウとオオアワダチソウ
セイタカアワダチソウの方が有名だが、白老ではほとんどがオオアワダチソウのようだ。
オオアワダチソウ 8月末
セイタカアワダチソウ 9月末 オオアワダチソウより開花時期が遅い。
左セイタカアワダチソウ 右オオアワダチソウ
オオアワダチソウのやっかいな性質
種からも根からも増える。切れた根からも再生するようだ。
刈り取っても「萌芽」して光合成して種を残そうとする。
2012年抜取り試験を行った。
2012/06/01抜取りした→結果2012/08/30
刈取ってもすぐ生えてくる。
2012/06/01抜取り→2013/05/16
刈り取ってもすぐ生えてくるが、抜き取れそれなりの効果がある事が分かった。
抜取り作業を始めるにあたり、オオアワダチソウの分布状況の概要を把握した。
限られたマンパワーを考えて、公園の中心部分に限定して抜き取る事にした。