4月の末頃から、ミズバショウ通りではネコノメソウ(猫の目草)の仲間が咲き始めた。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
先ず目につくのはヤマネコノメソウだ。ヤマネコノメソウは北海道の希少種(北海道RDB(R:希少種)とされているが、萩の里自然公園ではごく普通に見られるネコノメソウの仲間だ。葉が互生、柄の長い根生葉がある、走出枝なし、茎や葉には白く縮れた毛がある、雄しべは8個(まれに4個)、花後根元にムカゴができるなどの特徴があり、低地や山地の林内の湿った場所に生える。
2013/04/28
和名の由来は果実が猫の目のように見えるからだそうだ。ヤマネコノメソウ2007/05/09
ネコノメソウ(猫の目草)
ミズバショウ通りの水辺には、ネコノメソウが群生する。葉の付き方が対生で、根生葉はない、葉は広卵形で鋸葉があり、葉や茎は無毛、雄しべは4個などの特徴がある。
2013/04/28
群生するネコノメソウ 2011/05/12
白老で見たネコノメソウの仲間
チシマネコノメソウ(千島猫の目草) 2008/04/21 ポロト自然休養林
チシマネコノメソウ(千島猫の目草)は、ウツナイ川沿いの湿った場所で見られた。葉の付き方が対生で、ロゼット状の根出葉があり、雄しべは8個、などの特徴がある。
ツルネコノメソウ(蔓猫の目草) 2007/05/16 ブウベツ川流域
ツルネコノメソウは、ブウベツ川流域の山地の沢沿いの湿地で見られた。
葉は互生に付き茎は無毛、走出枝が地上に伸び葉をつける、雄しべは8個あるなどの特徴がある。
ネコノメソウの仲間は、湿った場所を好むようだが、それぞれ少しずつ生育環境が異なり棲み分けしているように見える。
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