1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

アンサンブルの練習

2006年01月30日 | Weblog
練習には遅刻しないこと、極力休まないこと。

こんな当たり前なことは、わざわざメンバーで決めるほどのことでもありません。
でも、意外と守るのは大変なのかもしれません。

それが当たり前にできているのが、今日練習したマードレ ルネディだと思います。
全員が「早め到着」を心掛け、着いた人からどんどん練習会場の準備をし、開始予定時間にはチューニングが終わって指慣らしができている。

そういうのって、やはり気持ちいいなと思います。
練習日、練習時間を大切にしているということが感じられます。
これが、練習の「きちんと」なんだな。
それに加えて、「きちんと」個人練習ができていればそれに越したことはないですね。
自分だけなら怠けるのは勝手だけれど、アンサンブルの場合は時間を守ることや、譜読みの出来不出来は、全員に影響しますから。

今年の発表会では、マードレは「樹々のかなた」(千秋次郎)を演奏します。
作曲者は1962年生まれの方なので、現代曲ですね。
でも、いわゆる現代曲っぽい難解さはありません。
樹々の向こう側にある見えていない何か。そういう心象風景を表現する曲だそうです。
流れるような8分の9拍子で、対位法的な中間部をもつ3部形式。
ちょっと霧がかかったような湿気のある葉や土の感じ・・・ときどき射し込む木漏れ日・・・、そんな音が出せたら、と思っています。

練習の帰りは実家に顔を出しました。
母のお誕生日プレゼントは、毎年CDなんです。
欲しいCDがあっても、お店に行くとどのあたりを探していいのか、場所が見つかってもそのアーティストの数あるCDの中で自分の聴きたい曲がどれに入ってるのか、そういうことに悩まされてしまうらしいので、私が母が希望するものを購入しています。

今回のリクエストは、iichikoのCFソング、ビリーバンバンのCDでした。
早速そのCDをBGMに、2人でゆっくりお茶を飲みながらのんびりしたひとときを過ごしました。
年末から携帯を持ち始めた母の質問にあれこれ答え、設定し直したり、請求書の読み方を説明したり、料金プランの変更を申し込んだり・・・。
操作にはまだ慣れていないようで、一所懸命練習している姿が微笑ましかったです。
マニュアルも高齢者にはとにかく読みづらいようです。
新しいこと(特に機械もの)に対しての思考回路もあまり応用が利きませんし、苦労してました。
でも、この前撮影した長谷の大仏の写真が思いのほかきれいに撮れていて(撮影したものの、見方はわからなかったらしい)、とてもうれしそうでした。

そんな母ですが、きれいに掃き清められた玄関、高級ブランド品じゃなくてもピカピカに磨き上げられた食器類・・・。隅々まで「きちんと」手入れが行き届いていて、尊敬しています。
コメント (4)
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