きものは、実際に着用している人と着ていない人の「思い込み」に大きな差というか、違いがあるファッションだと思います。
着ていない人からは、よく囁かれるように「いい御身分だこと」と言われかねない。
「いい身分だって言われたって」
実際に「いい身分の方」は、たぶん少数派(それはそれで羨ましいけど)。
皆、それぞれに抱えながらも、楽しんでいる~~、と思う。
今回は、ワタクシのことはさておき、きもの友達のY子さんのきものライフをご紹介させてください。
「本日のきもの、ゼロ円」と彼女。
先日六本木に行ったときです。
というのは、もちろん、きものは叔母さんが作ったもの、帯は実家にあったものという理由で、実際は「ゼロ円」ではないのですが、彼女、きものにほとんどお金をかけません。
もちろん、褒め言葉です。
彼女がきものを着始めたのは、同じきもの友達のRさんのライブ!でのきもの姿を見たとき以来。
「わあ、ステキ」と思い、すぐに家にあったお母様のきものを取り出して、一週間(だっけ?とにかく仕事休みの短期間)着付けを教えてもらい、一緒にお出かけするようになりました。
Rさんは、着付け教室には一回も行かず、すべて本でお勉強。
それでこのきちんと着つけ!
それほど枚数は持っていなくても、それこそ家にあるきものを着て、徐々にワタクシがきものを譲ったり、お出かけ先でヘアや着付けのことを教えあったりしてきたのです。
もう最近では、きものの師匠に間違われるほどのきこなし上手
私やRさんが、フリマやリサイクルショップで目の色を変えても、彼女はクール&クール。
たまに買うくらい、物欲あまりない、とか。羨ましい~~。
ワタシなど、「リサイクルやフリマ」で安いものを買ったわと喜び、「いい身分ですこと」と皮肉られても喜ぶアサハカな人間ですが、彼女を見ていると、「枚数持っていなくても」「お金かけなくても」(まっ、私もプチプラ専門ですが)きものライフは楽しめることよなあ、と感心することしきりです。
「オークションの成功例と失敗例」→安いリサイクルを高級きものに間違われた!
普段は、仕事や介護で忙しい彼女ですが、ときどき、こうしてお出かけすれば楽しいとか。
目的は楽しむことなので、そんなにお金かけなくても十分。
こんな当たり前のことを思わせてくれる~~。
見習いたいきものライフ実践者の一人です。
着付けも着こなしも、きもののことは、みなお出かけで学んだ~~?
育ちも環境も、一人一人持っている「きもの文化」が違うのは当然。
だから、きものの好みだけではなく、音楽だったり映画、本など趣味嗜好が違うのも当然。
「へえ、まあ、そうなんだ」
きちんと習うもよし、フリマも誂えもよし、とにかくきもの!
それぞれにマイペース。
それでも、きものが好きということで仲よくできて、これもまたそれぞれ違う環境の話ができる~~、恵まれていると思います。
きものはやはり「いいご身分」?--というより、「いい友達」を運んできてくれるようです。
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