よせば良いのに、またまた紅葉を求めて九州山地に向かった。
「秋になったら何処へ行く?」などと相方に云われて、適当に答えていたら、何と証拠のメモを取られていて、ことごとく出かけることになってしまったのだ。
阿蘇(小国:鍋が滝)・菊池(渓谷及び菊まつり)・南関(大津山及びバラ展)などコンスタントにこなしていった。
紅葉は九州山地の五木・五家ノ庄だろうという話になった。
九州山地もいささか広いので、雁俣山の紅葉をイメージしながら五木の方向などと答えておいたのだ。
この雁俣山は、数年前に亡くなってしまった職場の先輩から何度も登山を誘われたもののことわり続けていた山である。
「シャクナゲやカタクリの花の頃も良いが、紅葉の時期も良いよ」という先輩の言葉は今も覚えている。
(R445梅の木轟付近)
紅葉はもうピークを過ぎていたが、とりあえず雁俣山に登ることにした。
(残っていた紅葉)
それでも所々にハッとするような、紅葉に出くわした。
ちゃんと時期外れの登山者向けに、時期外れのモミジが対応してくれたわけだ。
最初の1Kmくらいはルンルンのウオーキング気分。
しだいにクマザサだの、木の階段の連続だの、幾つものコブを越えていくアップダウンの連続だので相方の口数が少なくなってきた。
(クマザサと階段の登り道)
階段は登りより下りが嫌だのと、相方はブツブツいいながら登り続けた。
目標の雁俣山の一つ手前にある1200mくらいのコブの頂上から、かなり下った後直ぐに急な登りになる登山経路が見える場所で「ここでやめようか?」などと相方が弱音を吐き出した。
名誉ある撤退も悪くはないけど、もう少し鞍部まで降りて見上げてみて撤退を決めようと先に進んだ。
鞍部まで来るともう少し登ってみるかということになって、とうとう頂上まで登り着いてしまった。
(雁俣山頂上)
頂上は1315mの標識が立っていて、三角点の石も設置されていた。
(北:熊本方向)
(南:九州山地の山並み)
私達二人の他はひとりの登山者もなく、まさに頂上もまわりの風景も一人占め(いや二人占め)。
頂上のベンチで昼食のおにぎりをほおばった。
五木・五家庄一帯は秋のもみじ祭の最中で沢山の人が訪れていたが、雁俣山に誰も登ってこないのはちょっと驚いた。
帰りに下山のコースを少し外れてしまい心配する場面もあったが、二万五千分の一の地図と全般地形を把握していたので、直ぐ正規のルートに戻ることが出来た。
この他にも、トレッキングシューズが富士登山以来の登場でご機嫌が悪くなり応急処置が必要になったり、国道とは名ばかりの小型車同士も離合できない区間が頻繁に続く445号線で、登りと下りの車が繋がってしまい離合にかなりの時間がとられる場面もあった。
なにしろ、車のサイドミラー同士が当たるのでお互いにミラーを倒して離合するという動作の繰り返し。
取り敢えず無事に帰りついて、ビールで乾杯した。
「もう、低い山で階段のない山しか登らない。国道445号線は二本杉峠方向へは絶対車では走らない」と相方が宣言した。
ただ、この秋出かける予定の相方のメモには「菊池の足湯」と「裏側から楽に登れる鞍岳登山」が残っているそうだ。
菊池は改修工事中だったので、「山鹿の足湯」に変更し、鞍岳は冷え込む前に登ることで合意した。
「地につける斜めの坂も道なりに」
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「秋になったら何処へ行く?」などと相方に云われて、適当に答えていたら、何と証拠のメモを取られていて、ことごとく出かけることになってしまったのだ。
阿蘇(小国:鍋が滝)・菊池(渓谷及び菊まつり)・南関(大津山及びバラ展)などコンスタントにこなしていった。
紅葉は九州山地の五木・五家ノ庄だろうという話になった。
九州山地もいささか広いので、雁俣山の紅葉をイメージしながら五木の方向などと答えておいたのだ。
この雁俣山は、数年前に亡くなってしまった職場の先輩から何度も登山を誘われたもののことわり続けていた山である。
「シャクナゲやカタクリの花の頃も良いが、紅葉の時期も良いよ」という先輩の言葉は今も覚えている。
(R445梅の木轟付近)
紅葉はもうピークを過ぎていたが、とりあえず雁俣山に登ることにした。
(残っていた紅葉)
それでも所々にハッとするような、紅葉に出くわした。
ちゃんと時期外れの登山者向けに、時期外れのモミジが対応してくれたわけだ。
最初の1Kmくらいはルンルンのウオーキング気分。
しだいにクマザサだの、木の階段の連続だの、幾つものコブを越えていくアップダウンの連続だので相方の口数が少なくなってきた。
(クマザサと階段の登り道)
階段は登りより下りが嫌だのと、相方はブツブツいいながら登り続けた。
目標の雁俣山の一つ手前にある1200mくらいのコブの頂上から、かなり下った後直ぐに急な登りになる登山経路が見える場所で「ここでやめようか?」などと相方が弱音を吐き出した。
名誉ある撤退も悪くはないけど、もう少し鞍部まで降りて見上げてみて撤退を決めようと先に進んだ。
鞍部まで来るともう少し登ってみるかということになって、とうとう頂上まで登り着いてしまった。
(雁俣山頂上)
頂上は1315mの標識が立っていて、三角点の石も設置されていた。
(北:熊本方向)
(南:九州山地の山並み)
私達二人の他はひとりの登山者もなく、まさに頂上もまわりの風景も一人占め(いや二人占め)。
頂上のベンチで昼食のおにぎりをほおばった。
五木・五家庄一帯は秋のもみじ祭の最中で沢山の人が訪れていたが、雁俣山に誰も登ってこないのはちょっと驚いた。
帰りに下山のコースを少し外れてしまい心配する場面もあったが、二万五千分の一の地図と全般地形を把握していたので、直ぐ正規のルートに戻ることが出来た。
この他にも、トレッキングシューズが富士登山以来の登場でご機嫌が悪くなり応急処置が必要になったり、国道とは名ばかりの小型車同士も離合できない区間が頻繁に続く445号線で、登りと下りの車が繋がってしまい離合にかなりの時間がとられる場面もあった。
なにしろ、車のサイドミラー同士が当たるのでお互いにミラーを倒して離合するという動作の繰り返し。
取り敢えず無事に帰りついて、ビールで乾杯した。
「もう、低い山で階段のない山しか登らない。国道445号線は二本杉峠方向へは絶対車では走らない」と相方が宣言した。
ただ、この秋出かける予定の相方のメモには「菊池の足湯」と「裏側から楽に登れる鞍岳登山」が残っているそうだ。
菊池は改修工事中だったので、「山鹿の足湯」に変更し、鞍岳は冷え込む前に登ることで合意した。
「地につける斜めの坂も道なりに」
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