カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

春の小川と野の花たちと

2020-03-09 16:09:52 | 日常あれこれ
 春の小川はサラサラ流れるのを基本とする。

 サラサラだから、急流や濁流では具合が悪い。

 わが町の南を流れる「秋津川」は、名前もいいし清流で小さくて春の小川の条件をすべて満たす。

 

 両岸には、黄色い菜の花がめ一杯咲いていた。
 
 歌の文句では、「岸のスミレやレンゲの花に・・・♪」と続くのだが・・・。

 その代わり黄色のタンポポが咲いていた。

 

 タンポポにも黄色と白があるが、以前は黄色は西洋タンポポ、白は日本タンポポなどと思い込んでいたのだが、どうやらそんな単純な区分ではなさそうだ。

 タンポポは目立つし、苦労もせずに見つけ出すが、探してもなかなか見つからないものもある。

 例えばツクシなど、偶然に林立するところに出くわすすかと思えば、探してもさっぱり見つからないこともある。

 

 ところが、今年は田んぼの畔に沢山顔を出しているところに出くわした。

 10年くらい前までは、沢山出ていた場所だったが、ここ数年はまったく見かけることもなかった。

 去年まで出ていた場所に今年は無いので、以前のこの場所に戻って探してみたら、なんと復活して沢山出ていた。

 どうやら周期があるのか、もしくは農家の人の「スギナ」の駆除の周期と関係があるのかも。

 ツクシ探しで、目を凝らしていたらスミレを見つけてしまった。

 

 毎年のことながら、菫を見つけると「菫ほどな小さき人に生まれたし」の漱石の句が急に頭に浮かぶ。

 そして、その次は「スミレ・たんぽぽ・レンゲソウ」とつづく言葉。

 この3つの野の花の名前の順序は、春の七草の覚え方や掛け算の九九と同じで順序が違うと、スラスラ発声できなくなってしまう。

 春の花三点セットの2つまでは咲いていたが、レンゲソウはまだだった。

 これは探して見つけるものではなくて、レンゲ専用の田んぼでは時期が来たら一斉にレンゲ畑になる。

 その頃までに、コロナ君の勢力が衰えてくれればいいのだが・・。

 「咲く花に何の試練か春嵐」・・・・しろ猫

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コメント
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