新聞・段ボール等の資源ゴミの回収日でなかったら、もっと布団の中でグズグズしていたい寒い朝だった。
それでも、昼頃になるとなかなか良い陽気になってきた。
つられて庭に出て、初めて気がついた。
(緑の菊)
キンカンの根元で、緑色の菊の花が咲いていた。
かなり以前に、仏壇の花の残りを地面に挿しておいたもので、挿した本人も忘れていた。
世の中に、これほど目立たない色の花は無いのではあるまいか。
直ぐ隣には、これまたキンカンの木の下で、目立たないピンクのバラが蕾をつけていた。
(ピンクのバラの蕾)
咲けば、嫌でも目立つピンク色だが、一輪の蕾はなかなか目立たない。
同じバラでも、日当たりのいい場所の花はそれなりに元気だし目立つ。
(赤いバラ)
やっぱり、赤いバラは目立つ。
でも、赤ならハイビスカスも負けてはいない。
(ハイビスカス)
バラに比べて、一日しか持たないハイビスカスの花の命。
思い切り目立ってやろうという意欲満々。
次々と咲いて時間を稼ぐ花もある。
(キバナコスモス)
いつまで頑張るつもりか知らないが、延々と咲き続けている。
キバナコスモスには負けるが、この季節に咲き続けるもう一つの黄色の花も。
(ツワブキの花)
寒さに強いから、日陰でも当分は咲き続けるはず。
こうして、場所も様々、色も様々な花が。季節の変化に敏感に、あるいは変化をものともせずに咲き続ける。
可憐に見えて、花は結構逞しい。
「倒れたら倒れたままで空を見る」・・・・しろ猫