今日は柳誌の校正の日である。
久しぶりに動物園の近くの駐車場に車を駐めた。
キリン舎の直ぐ近くである。
例によって、人影を見ると直ぐにやって来る。
頭が痒いのか、柵に頭をゴシゴシと擦りつけている。
とても愛嬌のいいキリンで、よくよく見ると中々可愛い目をしている。
「サバンナの匂いも知らずキリンの子」という句を投句したこともあるが、このキリンを見ながら考えた句である。
この動物園で生まれ、直ぐ横の江津湖の豊富な水の香りの中で育っている。
生まれ故郷の匂いは、乾燥したサバンナではなく湿潤な湖畔の匂いなのだ。
いつまでも、愛嬌のある可愛い顔でのんびり生きて欲しいものだ。
隣はゾウ舎で、こちらも高いところからぶら下げられた丸いものや、棒などで遊んでいる。
キリンも象も、若く遊び盛りなのだろう。
ゾウ舎の前の、江津湖にも水鳥が増え始めた。
後4日で11月も終わる。
12月になれば、ますます鳥達も増えてくるだろう。
湧き水で凍結しない江津湖は、渡り鳥たちの楽園なのだ。
鳥インフルや新型コロナの第6波が来ないことを祈るばかりだ。
「人間の驕り動物知らぬふり」・・・・しろ猫