かねてから天気が良かったら相方と江津湖に出かけることにしていた。
ネコヤナギのその後の様子も見たかった。
確かに今日は、高気圧に覆われて天気は良かったが、北風が強くおまけに寒かった。
遠足で訪れていた大勢の小学生も引き上げはじめた。
(足元の鴨)
この鴨のいる辺りの向こうの茂みに、ネコヤナギの木があって例年だともうすっかり芽吹いている筈だった。
どういう訳かネコヤナギは殆ど枯れていて、盛んに餌を漁る鴨を写すはめになってしまった。
折角だからと水鳥の観察スポットに移動する。
(バンの群れ)
浮き草の間にバンの群れが屯しているばかり・・。
観察のために塀のような物の所々に開けられた穴から覗く。
(波間に浮かぶバン)
遠くには鴨の群れがいるが、近くにはバンばかり。
しかも風が強くて波立っている。
穴から吹き付ける強い風が冷たくて早々に引き上げることにした。
寒いので暖かい飲み物が欲しかった。
相方も熱いコーヒーを飲みたいと言う。
そうだ、取り敢えず帰ってコーヒーで花見をしようということになった。
こう言う変な話は直ぐにまとまる。
(コーヒーで花見の宴)
野外用の折り畳みテーブルを持ち出して、部屋の中から庭梅の花を眺めることにした。
買い置きの味噌煎餅をポリポリやりならが、花をながめることしばし・・。
(見頃の庭梅の花)
満開よりも、このくらいの咲き具合がよろしいということで意見は一致。
昼間から酒を飲むわけにもいかず、こうしてコーヒーと煎餅の花見の宴の第一部は終了。
第二部の酒宴は、夕食時に持ち越すことにした。
花と酒が切り離された花見もちょっと珍しい。
まあ、これ以上の安上がりの花見も滅多にないだろう。
「スミレ咲く江津湖や土手の帰り雁」・・・しろ猫