カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

花の雲路を標にて

2024-03-19 14:19:44 | おでかけ

 町外れの大型の八百屋に、ミカンを買いに出かけた。

 ついでに、あれもこれもと野菜を買い込むうちに結構な量になってしまった。

 駐車場の隣に教会があって、桜の花が咲いていた。

 

 (満開の桜)

 昨年も同じ時期に訪れていて、曇り空なので白い花がよく映らない等とブログに書いている。

 今年も、空模様まで全く同じである。

 

 少しアップすると少しは満開の桜らしく見える・・。

 

 近づくと暗くなって、良く見えない。

 葉っぱが結構多いので山桜だと思うが、普通見慣れた山桜とは随分違っていて下枝はやや垂れ気味。

 以前は説明板があったような気がするが、もう無くなっていた。

 帰りに里山の中腹に白い部分が幾つか見えたが、山桜かも知れない。

 

 (里山の山桜)

 家に帰り着いて、再びウオーキングに出て、少し近づいて見ることにした。

 道が途中から無くなっていて、少し遠くから写すことになってしまった。

 

 

 (里山の山桜)

 これは子供の頃から見慣れた普通の山桜である。

 謡曲「吉野天人」の始めの謡だしの部分に「♪花の雲路を標にて・・・吉野の奥を訪ねん」という一節がある。

 雲が湧いたように白く見える辺りを目指して歩けば、吉野の桜まで行き着けるだろうという一節。

 桜の花を雲路と例えるように、確かに吉野の桜は山全体が雲が湧いたように見えたことだろう。

 里山の、白い部分を目印に近づきながら、往時の都人の心境に思いを馳せる。

 もう少しすれば、町中にもソメイヨシノが咲き始める。

 明日は彼岸の中日である。

 「山桜十七音の句に活ける」・・・しろ猫

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コメント
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