時折強い北西の風が吹き付け、曇ったり日差しが出たりと変化が激しい。
(午前中の空)
庭に出ると、花梨の鉢が風でひっくり返っていた。
暖かくなったら撤収しようと思っていた、外の水道の凍結防止の材料が風に転がっていた。
時折電線の音が聞えるくらい吹く風は冷たいが、風が止むと暖かくなる。
(キヌサヤ)
エンドウの花を見に行ったら、キヌサヤ状態の実が何個かぶら下がって風に揺れていた。
今度の寒波が過ぎたら、花も実も期待できそうだ。
帰りに買物をする予定で、交流センターまで歩きに出た。
(里山の雲)
西から現れた雲が、次々と里山や阿蘇の方向に消えていく。
後から風に押されて行きは楽だった。
本の絆コーナーから2冊持ち帰ることにした。
歩きなので文庫本程度の小さく軽いものばかり。
(持ち帰りの本)
相方の好きそうな時代小説の傑作選「絆を紡ぐ」と、「あの作家の隠れた名作」の2冊。
1冊ずつウインドーブレーカーのポケットに入れて歩く。
歩きながら上腕を後に組んだり広げたりと、肩胛骨を重点に動かしながら歩いたら少し暖かくなってきた。
太陽が出ると暑くなるので止めて、曇って北風が強くなると寒くなるので運動を加えた。
橋を渡りながらふと川面を見下ろしたら、妙な物が沈んでいた。
(捨てるなの標識)
不法投棄などの行為が目立つ場所での、注意喚起の看板だろう。
風で飛ばされたのか、はたまた以前の水害で流されてきた物か。
笑えない冗談だが・・・不覚にも笑ってしまった。
日本では「水に流す」という言葉がある。
怨みを水に流せない昨今の報復合戦の世界よりはましかも知れないが、物を川に流すのはよろしくない。
かつて日本の川の殆どは、プクプクと悪臭の泡を吹くゴミ捨て場だったのを思い出した。
高度成長の時代は懐かしいが、あの時期の公害は悲惨なものだった。
SDGsといきたいものである。
「そう言えばこの頃見ない五寸釘」・・・しろ猫
帰りは、買物袋が風で膨らんで抵抗が増し、結構な運動量になった。