カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

杖立温泉「杖立川の鯉のぼり」

2021-04-20 16:08:21 | おでかけ

 雲一つ無い爽やかな朝。

 天気がもったいないので、プチドライブで阿蘇~菊池へ。

 

 (阿蘇北外輪山から阿蘇谷)

 阿蘇山が見えないのも、ちょっと新鮮な阿蘇谷の風景。

 ちょうど外輪山の内側には、内牧温泉がある。

 遠いところでは、夏目漱石の「二百十日」で泊まった宿があったりする。

 比較的、近いところ・・・と言っても、もう跡形も無いが、ネズミ講の「天下一家の会」の本拠地もあったところ。

 今日の主たる目的地は、杖立温泉「杖立川沿いの鯉のぼり」。

 

 

 

 まあ・まあこれでもかと言わんばかりの鯉のぼり。

 

 

 毎年シーズンになると、テレビで紹介されたりするので行って見た気になっていたが、最後に見た実物は15年以上も前。

 温泉に入って昼食を食べたのだが、眼下の杖立川でカヌーの練習をしているのを眺めたものだった。

 九州北部豪雨で、川が氾濫し土砂が流れ込んだりしたため川の整備が行われて流れが変わっている。

 岩と岩の間の急流を、巧みにターンしながら下る舟を感心しながら眺めたものだったが、今日は穏やかな流れになっていた。

 

 (背戸屋)

 旅館やホテル、商店や一般の住宅の勝手口を結ぶ生活道路を背戸屋と呼んでいる。

 狭い裏路地の普通は公開しない生活道路を、敢えて背戸屋ツアーと称して案内する新手の観光も始まって久しい。

 ただ、コロナ以来宿泊客は激減しているので、多分案内人も退屈しているはず。

 この川の下流域には、松原ダムや下筌ダムがあるが、かつてのダム反対闘争の激しさなど無かったかのようなのどかな風景が広がる。

 最後は一人になっても、国を相手に最後まで反対を貫いた古老室原氏は、頑固さにおいても理論的にも県民は一目置いていた。

 氏の死去によって、初めてダム工事が開始された。

 氏の言葉「国家がその権力を行使する時は、法にかない・理にかない・情にかなわなければならない」は忘れられない。

 肥後モッコスの本流を貫いた人だった。

 と、まあ、かなり力が入ったが、最後は菊池にまわり、お馴染みの足湯で小鳥のやや饒舌な囀りに耳を傾けた。

 「野に山に人にも人の花の時」・・・・しろ猫

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熟れたサクランボ

2021-04-19 15:50:08 | 日常あれこれ

 サクランボが色づき始めたと思ったら、一気に熟し始めた。

 黄色いサクランボ等と唄っていられなくなった。

 

 届かないほど高いところにもあるので、脚立を持ってくる。

 黄色以下のものは残すことにした。

 

 私が脚立の上から落とすものを、相方が下で受け取るという具合。

 ボールには、既に収穫したブロッコリーとイチゴも混じっている。

 ブロッコリーなど、細々とした新芽が次々と出てくるので、そのつど収穫。

 サクランボは子供達に送ろうかとも考えたが、熟し過ぎて少々か弱い感じ。

 着いた頃はジュースになりそう。

 やはりこれは、直接手にとって食べるのが良さそうだ。

 来年はコロナが退散していることを願う。

 

 熟れていないものが、数十個は残っているが剪定をすることにした。

 ユーチューブの動画などで、専門家が言うには年に3度ほど剪定するのが良いそうだ。

 今頃の剪定は、新芽が伸びて葉っぱが繁った小枝のみを除去するらしい。

 本格的な、大きな枝や幹などをバッサリやるのは夏場がいいのだとか。

 樹木の剪定は冬場だとずっと昔から思っていたので、目から鱗だった。

 取りあえず、今回は風通しを良くするため新葉の部分を除去した。

 次の夏場の剪定では、脚立などに登る必要のない程度に、低く剪定をしたいと思っている。

 

 (姫柚子)

 ついでに、沢山の新芽を出していた姫柚子もついでに剪定した。

 ミカン類の剪定も、ユーチューブ動画で説明があったが、見もせずにサクランボに準じて新葉を除去した。

 今日あたり、その動画を見てみようかなと思う。

 あれれ~・・の予感もするが・・・。

 「生きている日常茶飯歌唄う」・・・・しろ猫

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林間コースは鳥の声がいっぱい

2021-04-18 15:19:23 | ウオーキング

 朝は降水確率10%程度で、以降は晴れだが西風に乗って黄砂も飛んでくるという予報だった。

 確かに晴れと言えないこともないが、西寄りの風が強く雲の動きも早くて、曇ったり晴れたりの繰り返し。

 気温もやや低めで、なんだかスッキリしない天気である。

 

 黄砂で少し霞みがちな山肌に、雲の切れ間からスポットライトのように太陽が降り注いでいる場所もある。

 久々に林間コースを歩いてみた。

 ウグイスの鳴き声が、ひっきりなしに続く。

 春先より、歌はずっと上手くなっていて「ホ~ホケキョ」と綺麗に鳴けるまでに上達している。

 

 このコースも、私が勝手に林間コースと呼んでいるだけで、林の中の道の区間は極めて短くて500mくらい。

 ただ蜜蜂の巣箱がどうなっているのか、ちょっと気になって時々このコースを選ぶ。

 

 ちゃんと蜜蜂の巣箱は、冬の位置のままでそこにあった。

 冬の時期と違って蜜蜂の動きが活発で、冬にはあまり聞こえなかった蜜蜂の羽音がけっこう聞こえてきた。

 蜜蜂にすれば、今が稼ぎ時なのかも知れない。

 野原に置かれていた巣箱は無くなっていた。

 林の切れ間に、綺麗な花を咲かせた木が見えた。

 

 葉っぱは桐に似ていたから、桐の花なのだろうか。

 かなり樹高があって、花の形はよく見えないが紫がかった白といった感じ。

 

 (野いばら)

 地上では、野いばらが沢山咲いていた。

 似たような感じで、野いちごも花を咲かせるが暫くすれば実を成らせて違いを見せてくれる。

 

 (あけび)

 アケビの蔓には、紫色の花が沢山ついていた。

 子供の頃は、アケビをよく食べていて、探しに山に行くのがちょっとした冒険だった。

 とてもこんな散歩コースの途中で探し出せる代物ではなかった。

 いまは、誰も採って食べようという者もなく、鳥の格好の餌になっている。

 そのせいで、彼方こちらに芽を出して増えている。

 

 林を抜けて、葱坊主の見える畑までくると、林間コースは畑コースに変身する。

 鳥の鳴き声も、ウグイスから雲雀に替わる。

 葱坊主は、雲雀の歌を辛抱強く一日中聞いてやる。

 高い空や畦道などで、飽きることなく延々と鳴き続ける雲雀の声を聞くと「美空ひばり」という名が浮かんでくる。

 芸名の必然性は、晩年の「美空ひばり」をみると確かにあったような。

 ウグイスも谷渡りの鳴き声が出来るようになると、いよいよ初夏の日差しが強くなってくる。

 「薫風が街に畑に心にも」・・・・しろ猫

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4月中旬の花たち

2021-04-17 15:35:08 | 日常あれこれ

 朝から降っていた雨も上がって、隣の猫も門柱の陰でのんびり寝ている。

 南よりの風だが、いやな湿り気も無くさわやかに吹いている。

 

 (モミジの実)

 ささやかなモミジの花も、いつしか実が風に揺れるようになった。

 この青鴫立というモミジの一番美しい時期である。

 庭にも家の内でも、花が咲き始めた。

 

 (ピンクのバラの蕾)

 深紅のバラが沢山の花を咲かせているが、私はこの日陰のピンクのバラが好きである。

 バラ色といえば、黙っていてもピンクを頭に思い浮かべてしまう。

 十年以上も前に、挿し芽で根付かせたものだが、夏だったので日差しを避けるためキンカンの木の下に挿し芽をした。

 根付いてみると、今度は日当たりの悪さにヒョロヒョロの状態で花を咲かせるようになった。

 なるべく頭上にキンカンの枝がないように、幹を誘導したりキンカンを剪定したりしている。

 

 (ピラカンサの花)

 沢山の白い小さな花が咲き始めた。

 この小さな花の数だけ実が成って、冬場にかけて真っ赤に熟すと鳥たちの格好の餌になる。

 ただ、幹にも枝にも鋭利な棘があって、刺さるととても痛いのが難点。

 

 (ツツジ)

 幾つかの種類があるが、今年は全般に花の付きが悪い。

 昨年のブログでは、沢山の花が咲いている状況をUPしているが、今年は遅いのか少ないのか不明。

 

 (赤花夕化粧)

 可憐にして生命力旺盛。

 思いもかけない場所で芽を出し、花を咲かせる。

 油断していると、鉢の元の主を圧倒してしまう勢い。

 

 (胡蝶蘭)

 そして、とうとう赤みを帯びた胡蝶蘭が咲き始めた。

 胡蝶蘭は奇数で咲く約束でもあるのか、白いものは7輪で、このピンクのものは3輪。

 もう1鉢にも蕾が付いているが、これは1輪だけ。

 このピンクと白の胡蝶蘭が競演できるよう願っていたが、白はよく頑張って咲き続けてくれた。

 4月から5月へと、山も野原もそして庭も、各種の花が咲くシーズンが到来した。

 「シャッターを押して句材を閉じ込める」・・・・しろ猫

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イチゴとサクランボの試食

2021-04-16 18:14:23 | 日常あれこれ

 イチゴが小さいながらも色づいてきたので試食することになった。

 ついでに、サクランボも試食してみることに・・。

 

 (試食のイチゴとサクランボ)

 そこで、ジャンケンで勝った方が1個ずつ好きな物に手を出していいことになった。

 なんと!ジャンケンのチャンスは6回しかないのに、5回も相方に負けてしまった。

 お情けで、イチゴとサクランボを1個恵んで貰った。

 イチゴはやや酢っぱみのある甘さで、サクランボは仄かな甘味といったところ。

 甲乙つけがたいが、どちらかと言えばサクランボの方が食べやすい。

 もう少し量があれば、子供達にも送ってやれるのだが、何しろ試食会すら恐る恐るの貴重品的数量。

 コロナがなくて、往来が可能なら手でもぎ取って食べて貰えば楽しいのだろうが・・。

 先日林間コースを歩いたら、道路脇の藪の中に沢山の野いちごが目についた。

 

 

 (野いちご)

 まだまだ、青い実も沢山あったから、むしろこちらの方が甘いのが沢山採れるかも。

 二つに割って虫がいないか、中身を確認して食べれば結構甘くて美味しいのだ。

 イチゴを放置していたら、どんどん庭に伸びていって大変だと書き込んでこられた方もいたので、来年は意識して増やしてみたい。

 実は、試食で食べたサクランボでは足りずに、庭に出て熟れているものから何個か食べた。

 この時、食べた後の種を捨てずに取って置いて、種から育ててみようという壮大な計画まで持ち上がってしまった。

 イチゴとサクランボの夢は、果てしなくつづく・・・。

 「思い出を連れて黄色いサクランボ」・・・・しろ猫

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熊本地震あの時と今

2021-04-15 16:44:30 | 熊本地震

 熊本地震から、ちょうど5年が経過した。

 昨日(4月14日)の午後9時過ぎに「前震(震度7)」があって、明日(4月16日)と言っても今夜の続きの午前1時過ぎに「本震(震度7)」に襲われた。

 孫が誕生し、九州新幹線の開業セレモニーが行われる予定の前後だった。

 相方はお産の手伝いで隣県に行っており、私一人の時の大惨事だった。

 あれから5年が経ったが、町の復旧・復興の現状は如何に。

 

 (避難所となった体育館)

 天井が崩落し使えなかったが、瓦礫を除去した後、内部は避難所として、駐車場は車中泊として利用された。

 その後、基礎部分に問題が発見され、去年から建て替えられて、現在使用されている。

 

 (災害公営住宅)

 災害公営住宅が、町内の各所に建設され、仮設住宅等で生活を余儀なくされた人達が入居を開始した。

 町内各所にあった仮設住宅も、一箇所に集約されているが、まだ400名以上の方が仮設に入居中である。

 町中心部付近の、災害に強い町作りのための区画整理の進捗が遅れ、自宅再建を待たされている人も多い。

 

 (橋の架け替え工事)

 橋の架け替えはかなり進捗している。

 

 (役場の建設予定地の整地作業)

 元の位置に建設が決まって、現在基礎工事のための整地が行われている段階。

 これから、震災直後と現在の姿を対比させてみよう。

 

 (我が家に近い、惣領地区の震災直後)

 

 (復旧した県道と町並み)

 

 (地震直後の住宅街の道路)

 

 (擁壁等の工事が進められている現状)

 

 (一番被害の大きかった宮園地区の地震直後)

 

 (復旧工事と、町の新しい区画整理事業と道路拡幅等が同時に進められている)

 

(震災後の様子を象徴した建物と車)

 

 (道路拡幅に伴い、少し後退した位置で復興した建物と車)

 町の中心部で、被害の一番大きかった宮園地区は区画整理事業のため、取り壊し予定の建物がまだ残り、更地になった場所も雑草が多い。

 復旧も復興も目に見える状況にはない。

 

 (道路拡幅:4車線化工事中)

 道路側に両側から倒壊した家屋等が道路を塞ぎ、緊急車両の通行もままならない状況であった。

 道路の拡幅が急務とされ、一気に4車線化の工事が始まった。

 用地取得等が終わったところから、工事が進められている。

 ただ、虫食い状態の工事のため供用開始は予定通りになるかは、何とも言えない。

 私も5年前の今日、朝のTVニュースの電話インタビューを受けて、「大丈夫です」等と結構強気の発言をしていた。

 前震の震度7では、室内の物が倒れたり食器が割れたりしたが、ライフラインは通じていたし、テレビ等で情報も入手出来ていたのだ。

 ところが、深夜の1時過ぎの本震は、おなじ震度7でも桁が違った揺れ方で、個人的に震度8を新設したいくらいの揺れだった。

 町の交流情報会館のロビーの床に、地震の揺れ方の偏移図が掲示されているが、東西1.5m~2m・南北50cm~70cmくらいの幅で地面が動いた様子が描かれている。

 地表面に現れた断層は、震災遺構として保存され研究や教育等に活用される。

 

 (次々と同じ位置で屈折した田んぼの畦)

 直接目に見える形で、町内の数カ所に震災遺構として残されている。

 地震を引き起こした「布田川断層と日奈久断層」まだ歪みが開放されていない部分が残っている。

 地震前の確率では、むしろ残っている地域の方が確率的には高かったのだ。

 それら残りの断層の活動如何では、震度7クラスの地震がくることも想定しておく必要がある。

 コロナ騒ぎの陰で、震災5周年も霞んでしまいそうだが、ウイルスに負けず自然災害も時と場所を選ばない。

 列島の真下は、どこも断層ばかりなのだ。

 「車中泊やさしく照らす十三夜」・・・・しろ猫

 車中泊も飽きる頃の一句である。

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江津湖畔を歩く

2021-04-14 19:53:56 | おでかけ

 柳誌の編集のため、吟社の事務所へ向かう。

 経路はわざわざ湖畔の遊歩道を長い距離歩けるよう、駐車場を設定。

 バスの停留所なら、3つくらいの距離はあると思う。

 

 (江津湖とイバラと金峰山)

 沢山の渡り鳥が、湖面に屯していた時期は終わって、在来の水鳥が延び延びと泳いでいる。

 小型の鳥が多いので、あまり写真では目立たない。

 ただ近くの小島のイバラの小さな白い花が満開で目立ったので、日頃と少し違うルートを歩いてみた。  

 

 (サギ類)

 下江津の州になっている場所には、アオサギとシラサギがのんびり佇んでいた。

 ついこの前までは、この上は沢山の渡り鳥で一杯だった。

 

 (外来種の調査?)

 舟でやって来た二人が、さかんに水草を抜いていた。

 除去の作業なら、この程度ではどうしょうもないので、きっと調査だろう。

 

 (流れ込む川と水草)

 もうこの時期、流れ込む川には外来で駆除対象の水草が繁茂しはじめていた。

 この程度の繁茂の状態なら作業量も少なくて済むのに、いよいよ繁茂しボートの練習にも支障がでるくらいになって除去するので、大変な作業量となる。

 ま、イタチごっこは毎年のイベントと思えばいいのだろうが。

 

 (亀の甲羅干し)

 久々に、亀の甲羅干しに遭遇した。

 最盛期には、親亀・子亀・孫亀かと思うくらい大小の亀が連なって甲羅干しをする。

 倒木や、頭を水中から出した石などが、甲羅干しには適しているらしい。

 さて編集作業は、編集員の女性一人が腰を痛めて欠となったため、無駄口禁止で作業してカバーした。

 夕方になってもまだ陽が高いので、ついうっかりしていると結構な時間になっている。

 帰りに湖畔を歩くと、やたら元気な声が聞こえてきた。

 

 夕日が湖面を照らす中を、何艘ものボートを担いだ若者たちが桟橋に向かっている。

 今から、一漕ぎしようというのだろう。

 いいなあ・・・ちょっと羨ましい。

 「少年は湖面の雲の上を漕ぐ」・・・・しろ猫

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「竹の秋」と「楠落葉」

2021-04-13 15:44:51 | 日常あれこれ

 朝から空はどんよりとして、細かい雨が降っていた。

 「月様・・雨が・・・」と言われた半平太が「春雨じゃ濡れていこう」と答える程度の雨。

 

 昨日のうちに、野菜や花を植えておいたのは正解だった。

 シトシトの雨でも一晩中降っていたわけで、植物は嬉しいのか悲しいのか分らないほど葉っぱをかしげていた。

 

 芽立ったばかりのモミジ葉は、ささやかな雨の重みでかしいでいる。

 葉っぱを落としてみっともなくなった黒竹は、喜んでタケノコの背を伸ばした。

 

 

 三日見ぬ間の竹の子というわけで、気がついたら親と同じくらいの背丈のものもある。

 数えてみたら4本ほど伸びていた。

 そう言えば「竹の秋」は春の季語で、「竹の春」は秋の季語である。

 子孫繁栄のために、竹が編み出した技なのだろう。

 そう言えば、楠の木も今頃紅葉して落葉する。

 

 (楠の紅葉)

 普通の落葉樹は、秋から冬にかけて紅葉し落葉する。

 エネルギーを最小限に使って、力を貯え冬を乗り切り春に一斉に新芽を出して緑に変身する。

 常緑樹の楠は、常緑であることを選択したので、とりあえず葉っぱを残したまま越冬する。

 暖かくなり日差しも燦燦となった今頃、新葉が一斉に芽吹き、押されるように古い葉っぱは色づいて一気に落ちる。

 ハラリハラリなどというノンビリしたことは言っていられない。

 少々の風でも、バサバサ落ちてくる。

 常緑樹の葉っぱの新旧交代は、目立たぬように一気に進む。

 例外的に、楠は街路樹や公園などに植栽されることが多いので、落葉の激しさが目立つ。

 先日ウオーキングで、県道沿いを歩いていたら、街路樹の楠の葉が一陣の風と共にパサパサと音を立てて頭の上に降り注ぎ驚いた。

 「楠の秋」は季語にないそうだが、「楠落葉」は初夏の季語としてあるそうな。

 「麦秋」だの「竹秋」だのと、沢山の季語は季節を大切にして生きてきた日本の遺産。

 され、令和の半平太も、雨も止んできたようだから、濡れないで歩いてこようか。

 「麦畑よくぞ雲雀を育てけり」・・・・しろ猫

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色づいてきたイチゴとサクランボ

2021-04-12 16:53:45 | 家庭菜園

 今日は午後から雨模様という予報だったので、午前中に野菜や花の苗を植え付けた。

 なるほど、予報的中でショボショボ降り出したから、午前中の作業は当たり~~!。

 

 (菜園兼花壇)

 豆は殆ど伸びずに花が咲き、気の早いのはもう実を付け始めた。

 昨年の豆は繁りすぎて、手に負えないくらいだったので、今年は間隔を広めにして4株植えた。

 ところが、こんな時に限って蔓が伸びないので間の抜けた感じになっていた。

 間隔の広い部分に、キュウリの苗を植えた。

 どのくらいに蔓が伸びるかわからない。

 花も10株ほど買ってきて、適当に植えた。

 手前はグラジオラスのコーナーだが、今年は芽立ちが悪いようだ。

 

 

 プランターの中で、イチゴが色づき始めていた。

 植え付けたっきり、水やりの他は手をかけていないが、健気にも花が咲き実を付けた。

 相方は試食をしたいと、申し込んできた。

 さて、何処くらいになったら試食が可能になるのだろうか。

 

 直ぐ横のサクランボも、今年は沢山の実を付けている。

 葉っぱの陰で、もう色づき始めているものもあった。

 鳥が落としたのか、ちょっと色づいた実が2個ほど落ちていたので、味見をしてみた。

 昔々「黄色いサクランボ」という歌があったが、う~ん、あんな感じの味だった。

 ちょっぴり甘くて・酢っぱ味があって、♪う~~ん、黄色いサクランボ♪・・・てか。

 子供達が喜ぶようにと、実の成る木ばかりこの頃植えているが、世の中甘くはない。

 コロナが来訪を拒んでいるし、箱詰めで送るほどの数量はない。

 行き来が出来るようになるまで、せめて手入れを怠らず数でも増やしておこう。

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花いろいろ

2021-04-11 15:41:13 | 日常あれこれ

 他所に咲いた花ばかり訪ねていたら、家でもそれなりに花が咲き始めていた。

 先ずは、咲き始めは早かったが、先端まで咲き終わるのに時間の掛かった胡蝶蘭。

 

 (白い胡蝶蘭)

 7個蕾があって、最後の1輪がどうやら開いて予定の花の数に達して満開。

 かなり遅れると思うが別の鉢に色の付いた蕾があるので、それまで待ってくれたらいいが。

 

 (バラ)

 何年か前(時間の概念が少々希薄)、相方の友人が切り花として大量に持ってきてくれたもの。

 数本を挿し木にしていたら、この1本が根付いて花を咲かせるようになった。

 確か、今年で2回目の開花である。

 バラの名は、絶対に私には覚えることの無理な「ジュードジオブスキュア」なる長ったらしい名前。

 最近は洋画も原題のまま放映される場合が多いが、昔は邦題が付けられてなかなか情緒があった。

 「旅情」だの「禁じられた遊び」だのと・・・。

 せいぜい「ヘイ・ジュード」くらいにしてくれたら、何とか覚えられたのだが。

 ビートルズの最後のしつこいくらいのリフレインが、このバラの花弁の多さにピッタリだし。

 花弁の少なさでスッキリ系の花はツルニチソウ。

 

 (ツルニチソウ)

 隙あらば鉢から蔓を伸ばして、庭への進出の野望をもつが、ことごとく野望の芽を摘んで鉢の中に納めている。

 見た目と違った厄介者はどこにもいるもので・・・。

 

 (フリージア)

 これは又、目立たない場所で倒れたら倒れたままの位置で花が咲く。

 見た目は控えめな感じだが、香りはなかなか良い。

 沈丁花に匹敵するくらい庭中に香りを漂わせる、なかなかのくせ者。

 人生色々、猫もいろいろ、花もいろいろなのだ。

 「クレヨンの二十四色を無駄にする」・・・・しろ猫

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