(つづき)
都市高速道路を利用する400番と620番を例にとり、呉服町から、ランプを降りてすぐの停留所までの運賃を比べてみると、400番は「洗出」まで250円、620番は「野多目ランプ入口」まで280円であり、距離的には「洗出」のほうが遠いものの、620番のほうが30円高い。
もともと400番は、甘木・夜須・三輪方面から博多駅へ行くのに、二日市まで出てJRに乗り換えるというパターンを切り崩して、バスでそのまま博多駅まで行く需要を開拓するために開設された路線であり、「運賃面での競争力」を持たせる必要があったことも、このような割安運賃の一因と考えられる。
一方で、都市高速路線の歴史が古い地区には「時間」の概念は取り入れられていないようで、ここでも「不公平」がみられる。
天神から香椎浜ランプを降りてすぐの「留学生会館前」までは、都市高速道路経由も一般道路経由も同じ360円である。
他の例からすると250円~300円くらいが妥当なような気がするが、あえて「運賃面での競争力」を付ける必要性は低そうなので、安くなることはないのかもしれない。
(つづく)
都市高速道路を利用する400番と620番を例にとり、呉服町から、ランプを降りてすぐの停留所までの運賃を比べてみると、400番は「洗出」まで250円、620番は「野多目ランプ入口」まで280円であり、距離的には「洗出」のほうが遠いものの、620番のほうが30円高い。
もともと400番は、甘木・夜須・三輪方面から博多駅へ行くのに、二日市まで出てJRに乗り換えるというパターンを切り崩して、バスでそのまま博多駅まで行く需要を開拓するために開設された路線であり、「運賃面での競争力」を持たせる必要があったことも、このような割安運賃の一因と考えられる。
一方で、都市高速路線の歴史が古い地区には「時間」の概念は取り入れられていないようで、ここでも「不公平」がみられる。
天神から香椎浜ランプを降りてすぐの「留学生会館前」までは、都市高速道路経由も一般道路経由も同じ360円である。
他の例からすると250円~300円くらいが妥当なような気がするが、あえて「運賃面での競争力」を付ける必要性は低そうなので、安くなることはないのかもしれない。
(つづく)