(つづき)
もう既に公式にも発表されているので、10月1日改正の続報をのんびりと。
・宗像地区
鐘崎(京泊)と東郷駅、赤間営業所を結んでいる「2番」「3番」のうち、「大王寺経由」が廃止となる。
「大王寺経由」“ではない”系統も、「上大王寺」というバス停には停車するため、「大王寺経由が廃止」というよりは、「宗像コモン(公園通り)の中に入らないほうが廃止」といったほうが適切かもしれない。
「天拝坂に入らないほう」「四箇田団地に入らないほう」…などのように、「入らないほう路線」の廃止は過去にもあった(四箇田団地については、「入るものと入らないものがあって、どちらかを廃止した」という構図とはやや異なりますが)。
団地の中に入るものと入らないものを併存させるよりは、どちらか一つに集中させてフリークエンシーを高めようという「選択と集中」の姿勢の現れとみることもできる。
「松ケ丘団地に入らないほう」「マリナタウンに入らないほう」「吉田団地に入らないほう」…など、今後の「入らないほう路線」にも注目である。
また、「3番」については、「日焼原~赤間駅前」のルートが、これまでの「宗寿園前、河東小学校前、中央公民館前経由」に、「須恵(新設)、くりえいと二丁目、くりえいと一丁目経由」の便が加わる。
泉ケ丘地区の廃止申請において、くりえいと地区の区間を対象に含めなかったのは、くりえいと三丁目地区への延伸を視野に入れているのかも?と過去の記事で書いたのだが、どうやらそういうことではなかったようだ。
もともと、鐘崎方面からやってきて「東郷橋」で旧国道3号に合流していた「3番」だが、ネオポリス(城西ケ丘)を取り込み、今度はくりえいとも取り込み…ということで、旧国道3号と合流する地点が徐々に後にずれ込んでおり、旧国道3号までのモラトリアム(?)が時代とともに拡大している。
「京泊」の記事の際に、“「沿岸部の漁港」よりも、途中の「住宅団地」のほうが路線の存否に対する影響力を持つようになって久しい”と書いたが、その傾向がさらに強まっていると言える。
・古賀地区
国道495号の「古賀市役所入口交差点」とグルメシティ古賀店そばの「駅東1丁目交差点」の間をバスが走らなくなり、花鶴川を渡ったひとつ南側(西鉄的な方向感覚に基づけば西側)の道路(終末処理場入口交差点~古賀橋交差点)にバスルートがシフトし、現ルートの踏切そばにある「古賀新町」バス停が廃止され、新ルート上に「日吉一丁目」が設置される(ヤスさんからも情報をいただきました。ありがとうございます!)。
多少大回りにはなるものの、踏切を通らないほうが定時性が確保できるということだろうか。
また、現ルートは道幅も狭いため、走りやすい道路が近くにあるならそっちに移したほうがよいということなのかもしれない。
現ルートをバスで通るのは結構好きだったのだが、定時性、安全性を考えると仕方ないのかな?。
なお、ルート変更の結果、「古賀橋」バス停には、古賀市内を走る路線のうち、「131番」の「舞の里~花見~東医療センター~古賀駅」と「133番」以外の全ての便が停車することになり(←おそらく)、古賀市の中心停留所に一気に踊り出る(?)ことになる。
これを機に、「古賀橋」を「古賀市役所西口」などに改称すれば利便性をアピールできたのでは?などと思う。
ついでに、「古賀駅~花見~東医療センター~舞の里」を「137番」に変えて、「古賀駅東口~グリーンパーク古賀」の「無番」に「135番」などを与えてもよかったのでは?と余計なことを考えてしまう。
・門司地区ほか
廃止候補に挙がっていた門司ローカル線(喜多久、青浜、太刀浦、及び井の浦地区)はいずれも廃止となる(太刀浦については、ひとつ手前の太刀浦埠頭入口までは存続)。
この記事も、一種の「虫の知らせ」だったようだ。
また、八幡東区の上重田から先(採石場前~田代)も廃止である。
今年の春の時点では、廃止について「協議継続」となり、一旦は難を逃れたカタチとなっていたが、長くは続かなかった。
西鉄路線の衰退は寂しいが、代替の交通手段により利便性が低下しないのであれば地元の方にとっては問題ないのだろう。
福岡市内でも、今後このような状況が進んでいくのかもしれない。
(つづく)
もう既に公式にも発表されているので、10月1日改正の続報をのんびりと。
・宗像地区
鐘崎(京泊)と東郷駅、赤間営業所を結んでいる「2番」「3番」のうち、「大王寺経由」が廃止となる。
「大王寺経由」“ではない”系統も、「上大王寺」というバス停には停車するため、「大王寺経由が廃止」というよりは、「宗像コモン(公園通り)の中に入らないほうが廃止」といったほうが適切かもしれない。
「天拝坂に入らないほう」「四箇田団地に入らないほう」…などのように、「入らないほう路線」の廃止は過去にもあった(四箇田団地については、「入るものと入らないものがあって、どちらかを廃止した」という構図とはやや異なりますが)。
団地の中に入るものと入らないものを併存させるよりは、どちらか一つに集中させてフリークエンシーを高めようという「選択と集中」の姿勢の現れとみることもできる。
「松ケ丘団地に入らないほう」「マリナタウンに入らないほう」「吉田団地に入らないほう」…など、今後の「入らないほう路線」にも注目である。
また、「3番」については、「日焼原~赤間駅前」のルートが、これまでの「宗寿園前、河東小学校前、中央公民館前経由」に、「須恵(新設)、くりえいと二丁目、くりえいと一丁目経由」の便が加わる。
泉ケ丘地区の廃止申請において、くりえいと地区の区間を対象に含めなかったのは、くりえいと三丁目地区への延伸を視野に入れているのかも?と過去の記事で書いたのだが、どうやらそういうことではなかったようだ。
もともと、鐘崎方面からやってきて「東郷橋」で旧国道3号に合流していた「3番」だが、ネオポリス(城西ケ丘)を取り込み、今度はくりえいとも取り込み…ということで、旧国道3号と合流する地点が徐々に後にずれ込んでおり、旧国道3号までのモラトリアム(?)が時代とともに拡大している。
「京泊」の記事の際に、“「沿岸部の漁港」よりも、途中の「住宅団地」のほうが路線の存否に対する影響力を持つようになって久しい”と書いたが、その傾向がさらに強まっていると言える。
・古賀地区
国道495号の「古賀市役所入口交差点」とグルメシティ古賀店そばの「駅東1丁目交差点」の間をバスが走らなくなり、花鶴川を渡ったひとつ南側(西鉄的な方向感覚に基づけば西側)の道路(終末処理場入口交差点~古賀橋交差点)にバスルートがシフトし、現ルートの踏切そばにある「古賀新町」バス停が廃止され、新ルート上に「日吉一丁目」が設置される(ヤスさんからも情報をいただきました。ありがとうございます!)。
多少大回りにはなるものの、踏切を通らないほうが定時性が確保できるということだろうか。
また、現ルートは道幅も狭いため、走りやすい道路が近くにあるならそっちに移したほうがよいということなのかもしれない。
現ルートをバスで通るのは結構好きだったのだが、定時性、安全性を考えると仕方ないのかな?。
なお、ルート変更の結果、「古賀橋」バス停には、古賀市内を走る路線のうち、「131番」の「舞の里~花見~東医療センター~古賀駅」と「133番」以外の全ての便が停車することになり(←おそらく)、古賀市の中心停留所に一気に踊り出る(?)ことになる。
これを機に、「古賀橋」を「古賀市役所西口」などに改称すれば利便性をアピールできたのでは?などと思う。
ついでに、「古賀駅~花見~東医療センター~舞の里」を「137番」に変えて、「古賀駅東口~グリーンパーク古賀」の「無番」に「135番」などを与えてもよかったのでは?と余計なことを考えてしまう。
・門司地区ほか
廃止候補に挙がっていた門司ローカル線(喜多久、青浜、太刀浦、及び井の浦地区)はいずれも廃止となる(太刀浦については、ひとつ手前の太刀浦埠頭入口までは存続)。
この記事も、一種の「虫の知らせ」だったようだ。
また、八幡東区の上重田から先(採石場前~田代)も廃止である。
今年の春の時点では、廃止について「協議継続」となり、一旦は難を逃れたカタチとなっていたが、長くは続かなかった。
西鉄路線の衰退は寂しいが、代替の交通手段により利便性が低下しないのであれば地元の方にとっては問題ないのだろう。
福岡市内でも、今後このような状況が進んでいくのかもしれない。
(つづく)