INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(92)

2012年11月09日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡県筑紫野市の「西鉄二日市駅東口」バス停。


西鉄のサイト上での名称には「駅」がなく、「西鉄二日市東口」。


駅舎を挟んで反対側のバスターミナル「西鉄二日市」からは、JR二日市駅を通って筑紫野市郊外へ向かう路線が主に運行されているが、ここ東口からは、市の境を越えて太宰府市南東部の高台の住宅地、梅香苑、青山(星ヶ丘)地区を通って西鉄五条駅に至る小型バス「星ヶ丘線」が運行されている(太宰府高校入口行きには小型ではないバスもやってくる)。

当路線は、自治体が運行するコミュニティバスではなく西鉄の路線バスだが、道路が狭くて普通のバスが通れない「バス空白地域」に乗り入れるという意味では、「長丘~高宮循環バス」のような「コミュニティバス的なもの」の先駆けと言うこともできそう。

太宰府市内を運行する市のコミュニティバス「まほろば号」や、「まほろば号」と並走する区間の西鉄バスは全線100円均一だが、「星ヶ丘線」は普通の西鉄バスの運賃がかかる(星ヶ丘第一五条駅は180円、西鉄二日市駅東口~五条駅だと280円)ことから、住民の中には不公平感を持っている人が少なくないようだ。
ただ、「まほろば号」が走り出す前から「星ヶ丘線」は存在しており、その間、公共交通の便益を受けてきた訳だから、一概に「不公平だ」とは言えない気もして、このあたりは、「交通政策」としての難しさを感じる。

「星ヶ丘線」も「まほろば号」に編入して、全線100円で運行されれば、太宰府市内の交通サービスの平準化が図れるとは思う。
ただ、市域を出て、ここ「二日市」までやってくる路線をコミュニティバスとして運行することは困難を伴うだろうか(前回取り上げた「芦屋タウンバス」は、芦屋町だけでなく遠賀町域に乗り入れているので、「全く不可能」という訳ではないのでしょうけど。まあ、「芦屋タウンバス」については、遠賀川駅まで行かなければ、「路線」として全く意味をなさないのですが)。
なお、西鉄二日市駅はたしかに筑紫野市域に建っているが、東口の駅前広場は大部分が太宰府市域に属しているため、本件において「市域」の問題はさほど大きなものではないのかも。


「星ヶ丘線」には行先番号はなく「無番」である。
無番で各停の場合、バス停の運賃一覧表には「普通」と表示されるのだが、「行先番号」が「普通」というのもなんか変な感じ。


ちなみに、他のバス停では、運賃一覧表には「普通」、路線図(というか系統図)には「無番」と表記されていた。
(つづく)
コメント (2)
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