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福岡のバスのことなど・・

イミカヨミカ(62)

2019年01月24日 |   ┣ イミカヨミカ
(つづき)

「東比恵一丁目」。

英字表記は“HIGASHIHIE 1-CHOME”。



「第一」を“DAIICHI”と表記するケースは見受けられるものの、「一丁目」を読み通りに“ITCHOME”と表記するケースは(西鉄バスでは)一般的ではなく、「第」と「丁目」の間には高い壁が存在する。





反対側は“HIGASHI”と“HIE”の間にスペースがあるが、こちらも“1-CHOME”。





かつては「新町二丁目」という名称だったが、1998年8月に改称された。

ちなみに、ひとつ博多駅側の「新町一丁目」は「東比恵二丁目」となり、一丁目と二丁目が逆転したカタチ。



地下鉄東比恵駅すぐ近くのバス停であり、1998年時点で駅は既に存在していたのだが、バス停名が「東比恵駅前」とならなかったのはお約束



でも最近では、「野芥一丁目」が「野芥駅前」「別府二丁目」が「別府駅前」…など、少しずつ潮流が変わってきているのも事実であり、今度の春のダイヤ改正あたりで「東比恵一丁目」が「東比恵駅前」になったり、「藤崎」が「藤崎駅」になったりするかも?と何の根拠もない予測





博多駅方面は、現在は1つのルートのみだが、かつては、堅粕経由で博多駅に至るルート、堅粕、緑橋経由で(博多駅を通らずに)大名二丁目に至るルートもありました。





反対方面は、「四王寺坂」が最も大きな字で書かれていて、これがメインのようにも見えるが、





四王寺坂に行くものは平日1本だけ(「37-1番」運行開始から3ヶ月弱の間は3本でした)。

「38番」は長らく一日1本だったが、2018年1月以降は2本に倍増中。



「41番」と「43番」は、もともとどちらも雑餉隈営業所行きで、麦野経由の「41番」と金隈経由の「43番」、という兄弟路線だったが、「43番」の影が薄くなって久しい。

なお、兄弟路線なのに、41、43と数字が飛んでいる理由についての考察はこちらの記事なども参照。



現在は、「41番」の「新屋行き」が良いアクセントになっています。



ちなみに、過去にはこの先の東比恵交差点を右折して、扇町方面に向かう「63番」も運行されていました。

(つづく)


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2 コメント

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Unknown (Tokyo Chikushi)
2019-01-25 11:01:51
東京の地下鉄では、「青山一丁目」駅や「本郷三丁目」駅などの駅名票のローマ字表記は、「AOYAMA ITCHOME」「HONGO SANCHOME」です。
先日、大阪で地下鉄に乗って「谷町九丁目」駅の駅名票を見てみると、ローマ字表記は「TANIMACHI 9 CHOME」でした(「9」と「CHOME」の間がスペースであったか、ハイフンであったか覚えていません)。しかし、車内放送のテープ案内は、「(Next stop is)タニマチキューチョーメ」であって、「タニマチナインチョーメ」ではありません。この放送を聞いた外国人が「キューチョーメ」を聞いて「9 CHOME」または「九丁目」と関連付られるのか不安になりました。しかも、「谷町」の付く駅は、他にも「谷町四丁目」「谷町六丁目」とあるのです。
思うにこれは、ローマ字で表記することが誰の便を図ってのものであるか、によるのではないかと思います。日本語の基本語をマスターして、我々が英語を学ぶ時のように、数の数え方の日本語がわかっている外国人ならば、「キュー」が「9」であることを知っているでしょうから、大阪式でもよいですが、今増えているインバウンドの旅行者など、日本語に全く慣れていない外国人にとっては、東京式のほうがよいでしょう。また、日本語を完全にマスターしている外国人ならば「キュー」が「9」であり、さらに「九」であることも知っているでしょうから、そもそもローマ字表記が不要かもしれません。
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Unknown (soramame)
2019-07-08 15:09:35
Tokyo Chikushiさん、こんにちは。
お返事が遅くなりたいへん申し訳ないです。

地名に入っている数字を、序数的な意味でとらえるか、固有名詞としてとらえるか、というのはなかなか難しいテーマだと思います。

住居表示でみると、「渡辺通」という町を1から5に分けたカタチでも、登記簿などの地名はあくまで「渡辺通一丁目」でひとつの地名なので、法的な(?)優先順位でいくと、「ITCHOME」のほうが上位で、外国人への案内の利便性とも合致するのだと思います。

ただ、検索とか五十音順での並び替えという視点で考えると、「一、五、三、二、四…」という順番になってしまうのは合理的ではないなぁとも思います。
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