INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

趣に赴く(87)

2022年02月04日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く

(つづき)

「塩浜」。

 

都市と農村、宅地と農地の対比が「くっきり」とした場所。

ただ、自然とこうなっているわけではなく、

優先的、計画的に市街化を行う「市街化区域」と、市街化を抑制する「市街化調整区域」の「線引き」が行われているため(福岡市の都市計画図より。白いところが市街化調整区域)。

 

福岡都市圏では「線引き」が行われている自治体が多いが(政令市では「線引き」が必須)、例えば須恵町宇美町などでは「線引き」が行われていないので、「くっきり」した風景はあまり見られない。

また、北九州市では市街化区域を市街化調整区域に編入する“逆線引き”も行われようとしている。

 

「造成時期の異なる団地の境目」

「そこそこのまとまりがあるエリアなのに、外界と道路一本でしかつながっていない場所」

「道路が張りめぐらされていて自由に行き来できそうなのに、一箇所でしかつながっていない場所」

…などが好きだということを以前書きましたが、「市街化区域と市街化調整区域の境目」も好物です(笑)。

 

バスに乗っていても、壱岐農協前~橋本間とか、高美台一丁目~平山間…その他いろんなところで、その境目を実感することができるが、

 

例えばこことか、

 

ここなんかのように、境目であっても実際の風景は「くっきり」していないところもたくさんあって、それぞれの経緯や事情を考察するのも面白いです。

 

 

どちら側の乗り場からも、

   

都心方面、郊外方面いずれにも行くことができる

 

あ、3月19日から、天神までの運賃がここ「塩浜」からは30円上がります。

(つづく)


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