((1)のつづき)
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(「スマッシュ!!11」タイトルコールとテーマ曲が流れる)
沢:あらためてご紹介しましょう。RKBラジオ、井上サトルさんです。
森:ようこそー。
松:ようこそー。
井:井上でございます。えー、まだちゃんと足は付いております。
沢:いやいや。
井:もう三十何年前ですか。36~7年前の番組ですからねぇ。
森:ちょうど生まれたときです、私が。
松:そうですよねー。
井:17年間番組やりまして、もう19年前に番組終わりまして、ちゃんと玉手箱の中にしまって、私も引退いたしました。
沢:いえいえいえとんでも。まだサトルさんお若いですよねー。昔ヒゲがあったのに今。
松:ないですね、ヒゲが。
井:そうなんです。
沢:また一段と若くなって。
井:ヒゲがありますとどうしてもおじいちゃんみたいになってしまいますからね。どうしてもやっぱり若くしようと思って。
沢:逆に若くなって。
森:でも番組17年ってすごいことですよねー、担当されるのねぇ。
松:そのあともずいぶんお昼やってらっしゃいましたもんね?
井:え?
松:お昼とか、RKB。
井:ああ、その番組終わってお昼出てました。
沢:松ちゃん詳しいです。ちょっとあの椅子に座ってですね、ちょっとサトルさんと一緒に、振り返っていこうかなというふうに思っております。実はですね、このステージにパネルを用意しておりまして、まあ年表ですね。えー、RKBラジオ「スマッシュ!!11」、そして私がまあ当時担当しておりました「PAO~N」、そして森口博子さんと松村邦洋さんの年表、パネルにしております。
森:ハハハ。
松:いいですねぇ。
沢:まずですねぇ、井上サトルさん、何年入社になりますか。
井:えー何年ですかね…とにかくオリンピックの前年ですね、1963年。
沢:昭和38年、ケネディ暗殺の年ですよ。
松:ケネディ暗殺!阪神タイガースがねぇ、藤本監督で2回目の優勝する前の年ですね。
沢:知らないって。
松:東京オリンピックの前の年ですよねー。
沢:その年優勝してないじゃない、それ。
森:ここにお写真あるけど、すごい渋いですねー。
松:渋いすねー。
井:昔から変わらないでしょう?
森:いや素敵です、素敵です。
沢:サトルさん、昔のほうが老けてませんか?
井:ハハハ…。
森:かっこいいー。
沢:森口さんも松ちゃんもまだ生まれてません。
森:生まれてないです。
沢:松ちゃんはですね、1967年、昭和42年山口生まれ。
松:そうですよ。松岡修造とか貴闘力とかねぇ、みんな多いんですよ、清原・桑田、その昭和42年に生まれましたよ。
沢:松ちゃん世代。森口さんが昭和43年、1968年。
森:そうです。
沢:森口さんが生まれた次の年です、サトルさん「スマッシュ!!11」。
井:そうなりますかね、1969年。
沢:昭和44年4月1日、すごいですねぇ、あのアポロ11号月面着陸の年です。
井:昔々のことですねぇ。ほんと、我ながら懐かしい思いがしますけど。
沢:で、井上さんにですねぇ、直接お伺いしようと思ってたんですけど、実はその年に、井上陽水さんが、自作の音楽テープを井上さんの番組に持ち込んだという。
井:そうですね。それ前段があってね。ちょうどその頃ですねぇ、あの「スマッシュ!!11」1969年ですけど、始まる前に、サテライトスタジオっていうのがあったんですよね。あのKBCさんの近く、西鉄のコンコースの中に。で、そこでビートルズ全盛時代で、そういうポップスをずーっとかけてたんです、夕方4時くらいから。その中に学生服でいっぱい人が集まったんだけど、そういう中に鉄矢さんが居たりだとか。
沢:武田鉄矢さん。
井:そうそうそう。陽水さんはちょうどその頃、あのー予備校生でしたけども、そのときに来たりしてたんです。それで顔を知ってたという。そして「スマッシュ!!11」が始まった年にテープを持ってきたんです。
沢:聞かれたときはどんな印象でしたか。
井:うーん、なかなかおとなしいぼそっとした寡黙な方でしたね。
沢:そうですか。
森:テープって、歌ってるテープを送られたんですか?
井:持ってきたんです。
森:その中にはどんなことが入ってたんですか?
井:それはもう、2曲しか入ってなかったですけどね。「ビューティフル・ワンダフル・バーズ」とかね。
沢:のちにデビュー曲になる。
井:そうそうそうそう。
沢:で、「アンドレ・カンドレ」っていう芸名っていうんですかね、でデビューするんですよね。最初、井上陽水じゃなかったんです。
森:そうなんですかー。
松:すごいですよねー。あの井上陽水さんが井上サトルさんのラジオがきっかけだったっていうのが。
井:いやー、そういう大きなものじゃないですけどね。たまたま。たまたま、そうでしょ。
松:ぼくね、苗字の井上はね、井上陽水さんに井上という苗字をプレゼントしたのかと思ってました。
沢:それくらいにね。
森:でもそうですよね。同じ井上さんだから。
井:まあ、九州には井上姓が多いですからね。
沢:で、井上陽水さんと当時の井上サトルさんがなんか電車でツーショットで写ってる写真がここにありますけども。
森:いやー、なんかかっこいいー。
沢:陽水さん若いですね。タバコ吸ってますねぇ。
森:サングラスして。
沢:これ、どこに行ってるときですか?
井:これはねぇ、うーん、八女かどっかにですねぇ。
沢:公録か何かですか?
井:コンサートツアーに行く途中ですよ。博多駅で落ち合って話をしながら行ったんです。
沢:やっぱり電車の中でもボソボソボソボソ言ってたんですか?
井:えー、お互いボソボソボソボソ言って。
松:この写真だけ見るとなんかさとう宗幸さんと宇崎竜童さんかと思いますねぇ。
森:ほんとだ!
沢:似てる!
松:なんで二人が八女に来てるんだろうと。
沢:他にも「スマッシュ!!11」はいろんな伝説のイベント、ね、100回記念イベントとかですね、いろいろやりまして、また年表のほうに戻るとですね、私がですね、ちなみに1980年に、昭和55年に入社しております。で、井上さん、この年、実はあの、音楽界で悲劇が起こりまして、ジョン・レノンが暗殺された。
井:そうですね。1980年12月ですよ。
沢:日本時間が12月9日だったんですよ。で、僕はうちに夜勤明けで居まして、あのー「スマッシュ!!11」を聴くまでジョン・レノンが死んだって信じられなくて。井上サトルさんが番組の冒頭で、ジョン・レノンの「Mother」を、かけたんですよね。で、あ、ほんとに死んだんだ、井上サトルさんが言ったから間違いない…そのときは…えぇ。
井:もう僕も言葉をなくしてしまって…。陽水に電話をしたんですね。
沢:陽水さんに。
井:うん。で、陽水知ってるか?って言ったら、うん知ってる、陽水も声詰まらせちゃってね。えー、もうビートルズなんかに一番影響受けた人ですからね。もうこれから先、音楽どうなるんだっていうね、言葉もありませんっていうね、もうほんとに嗚咽しましたね。
沢:ほんとあれは、生放送ならではっていうかねぇ。いきなりいつものテーマ曲じゃなくて、鐘から始まったからすごく覚えてるんです。
森:でも衝撃的な放送ですねー。だって今音楽業界で頑張ってる若者も大先輩も、ジョン・レノン、そのビートルズを通ってきて音楽をみんな作ってる方多いじゃないですか。
松:そうですよねー、だからほんときっかけの人ですからねー。
森:だから今、普通に音楽聴いてるのも、やっぱりジョン・レノンがどっかに根付いてたりするんですよね。
松:当時まだ小学5年生の森口博子さんも、ね、6年の僕もそうですけどねー。
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(つづく)
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(「スマッシュ!!11」タイトルコールとテーマ曲が流れる)
沢:あらためてご紹介しましょう。RKBラジオ、井上サトルさんです。
森:ようこそー。
松:ようこそー。
井:井上でございます。えー、まだちゃんと足は付いております。
沢:いやいや。
井:もう三十何年前ですか。36~7年前の番組ですからねぇ。
森:ちょうど生まれたときです、私が。
松:そうですよねー。
井:17年間番組やりまして、もう19年前に番組終わりまして、ちゃんと玉手箱の中にしまって、私も引退いたしました。
沢:いえいえいえとんでも。まだサトルさんお若いですよねー。昔ヒゲがあったのに今。
松:ないですね、ヒゲが。
井:そうなんです。
沢:また一段と若くなって。
井:ヒゲがありますとどうしてもおじいちゃんみたいになってしまいますからね。どうしてもやっぱり若くしようと思って。
沢:逆に若くなって。
森:でも番組17年ってすごいことですよねー、担当されるのねぇ。
松:そのあともずいぶんお昼やってらっしゃいましたもんね?
井:え?
松:お昼とか、RKB。
井:ああ、その番組終わってお昼出てました。
沢:松ちゃん詳しいです。ちょっとあの椅子に座ってですね、ちょっとサトルさんと一緒に、振り返っていこうかなというふうに思っております。実はですね、このステージにパネルを用意しておりまして、まあ年表ですね。えー、RKBラジオ「スマッシュ!!11」、そして私がまあ当時担当しておりました「PAO~N」、そして森口博子さんと松村邦洋さんの年表、パネルにしております。
森:ハハハ。
松:いいですねぇ。
沢:まずですねぇ、井上サトルさん、何年入社になりますか。
井:えー何年ですかね…とにかくオリンピックの前年ですね、1963年。
沢:昭和38年、ケネディ暗殺の年ですよ。
松:ケネディ暗殺!阪神タイガースがねぇ、藤本監督で2回目の優勝する前の年ですね。
沢:知らないって。
松:東京オリンピックの前の年ですよねー。
沢:その年優勝してないじゃない、それ。
森:ここにお写真あるけど、すごい渋いですねー。
松:渋いすねー。
井:昔から変わらないでしょう?
森:いや素敵です、素敵です。
沢:サトルさん、昔のほうが老けてませんか?
井:ハハハ…。
森:かっこいいー。
沢:森口さんも松ちゃんもまだ生まれてません。
森:生まれてないです。
沢:松ちゃんはですね、1967年、昭和42年山口生まれ。
松:そうですよ。松岡修造とか貴闘力とかねぇ、みんな多いんですよ、清原・桑田、その昭和42年に生まれましたよ。
沢:松ちゃん世代。森口さんが昭和43年、1968年。
森:そうです。
沢:森口さんが生まれた次の年です、サトルさん「スマッシュ!!11」。
井:そうなりますかね、1969年。
沢:昭和44年4月1日、すごいですねぇ、あのアポロ11号月面着陸の年です。
井:昔々のことですねぇ。ほんと、我ながら懐かしい思いがしますけど。
沢:で、井上さんにですねぇ、直接お伺いしようと思ってたんですけど、実はその年に、井上陽水さんが、自作の音楽テープを井上さんの番組に持ち込んだという。
井:そうですね。それ前段があってね。ちょうどその頃ですねぇ、あの「スマッシュ!!11」1969年ですけど、始まる前に、サテライトスタジオっていうのがあったんですよね。あのKBCさんの近く、西鉄のコンコースの中に。で、そこでビートルズ全盛時代で、そういうポップスをずーっとかけてたんです、夕方4時くらいから。その中に学生服でいっぱい人が集まったんだけど、そういう中に鉄矢さんが居たりだとか。
沢:武田鉄矢さん。
井:そうそうそう。陽水さんはちょうどその頃、あのー予備校生でしたけども、そのときに来たりしてたんです。それで顔を知ってたという。そして「スマッシュ!!11」が始まった年にテープを持ってきたんです。
沢:聞かれたときはどんな印象でしたか。
井:うーん、なかなかおとなしいぼそっとした寡黙な方でしたね。
沢:そうですか。
森:テープって、歌ってるテープを送られたんですか?
井:持ってきたんです。
森:その中にはどんなことが入ってたんですか?
井:それはもう、2曲しか入ってなかったですけどね。「ビューティフル・ワンダフル・バーズ」とかね。
沢:のちにデビュー曲になる。
井:そうそうそうそう。
沢:で、「アンドレ・カンドレ」っていう芸名っていうんですかね、でデビューするんですよね。最初、井上陽水じゃなかったんです。
森:そうなんですかー。
松:すごいですよねー。あの井上陽水さんが井上サトルさんのラジオがきっかけだったっていうのが。
井:いやー、そういう大きなものじゃないですけどね。たまたま。たまたま、そうでしょ。
松:ぼくね、苗字の井上はね、井上陽水さんに井上という苗字をプレゼントしたのかと思ってました。
沢:それくらいにね。
森:でもそうですよね。同じ井上さんだから。
井:まあ、九州には井上姓が多いですからね。
沢:で、井上陽水さんと当時の井上サトルさんがなんか電車でツーショットで写ってる写真がここにありますけども。
森:いやー、なんかかっこいいー。
沢:陽水さん若いですね。タバコ吸ってますねぇ。
森:サングラスして。
沢:これ、どこに行ってるときですか?
井:これはねぇ、うーん、八女かどっかにですねぇ。
沢:公録か何かですか?
井:コンサートツアーに行く途中ですよ。博多駅で落ち合って話をしながら行ったんです。
沢:やっぱり電車の中でもボソボソボソボソ言ってたんですか?
井:えー、お互いボソボソボソボソ言って。
松:この写真だけ見るとなんかさとう宗幸さんと宇崎竜童さんかと思いますねぇ。
森:ほんとだ!
沢:似てる!
松:なんで二人が八女に来てるんだろうと。
沢:他にも「スマッシュ!!11」はいろんな伝説のイベント、ね、100回記念イベントとかですね、いろいろやりまして、また年表のほうに戻るとですね、私がですね、ちなみに1980年に、昭和55年に入社しております。で、井上さん、この年、実はあの、音楽界で悲劇が起こりまして、ジョン・レノンが暗殺された。
井:そうですね。1980年12月ですよ。
沢:日本時間が12月9日だったんですよ。で、僕はうちに夜勤明けで居まして、あのー「スマッシュ!!11」を聴くまでジョン・レノンが死んだって信じられなくて。井上サトルさんが番組の冒頭で、ジョン・レノンの「Mother」を、かけたんですよね。で、あ、ほんとに死んだんだ、井上サトルさんが言ったから間違いない…そのときは…えぇ。
井:もう僕も言葉をなくしてしまって…。陽水に電話をしたんですね。
沢:陽水さんに。
井:うん。で、陽水知ってるか?って言ったら、うん知ってる、陽水も声詰まらせちゃってね。えー、もうビートルズなんかに一番影響受けた人ですからね。もうこれから先、音楽どうなるんだっていうね、言葉もありませんっていうね、もうほんとに嗚咽しましたね。
沢:ほんとあれは、生放送ならではっていうかねぇ。いきなりいつものテーマ曲じゃなくて、鐘から始まったからすごく覚えてるんです。
森:でも衝撃的な放送ですねー。だって今音楽業界で頑張ってる若者も大先輩も、ジョン・レノン、そのビートルズを通ってきて音楽をみんな作ってる方多いじゃないですか。
松:そうですよねー、だからほんときっかけの人ですからねー。
森:だから今、普通に音楽聴いてるのも、やっぱりジョン・レノンがどっかに根付いてたりするんですよね。
松:当時まだ小学5年生の森口博子さんも、ね、6年の僕もそうですけどねー。
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(つづく)
2005年。僕が本格的にAMラジオにハマった年です。以前から同時(公開)生放送のCMがあったので、行きたいと思っていました。
しかしその日は模試があり、終わって急いで行きました。ちょうど沢田さん森口さん松村さんがステージにいました。
それをここで思い出すなんて思いませんでした。懐かしいですね。
>こんばんわ。遅くなりましたが、復活おめでとうございます。
ありがとうございます。
流行には全く興味がない私なのですが、病気に対してはその考えは通用しないようです(笑)。
TGWさんもくれぐれもお気をつけください。
>しかしその日は模試があり、終わって急いで行きました。ちょうど沢田さん森口さん松村さんがステージにいました。
>それをここで思い出すなんて思いませんでした。懐かしいですね。
当日会場に行かれてたんですね。
ラジオの放送やイベントの記憶を通して当時の自分の状況を思い出すということは、私もよくあります。