INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

欠番を訪ねて(30)

2006年06月15日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
13.「86番 福博循環線」「86番 城南循環線」

86番については、私の知っている限り、上記2世代がある。

ひとつめは、先日取り上げた「85番」の派生路線として走っていたもので、ほとんど85番と同じルートであるが、那の津通りから少しはずれて、国際センターを経由するものである。
千鳥橋方面から来て国際センターを通ったあとは、「85番」として運行されていたと思う。
現在は、乗っているうちに番号が変わる路線はたくさんある(201⇔501、204⇔504、62⇔620、61→80ほか多数)が、当時としては(福岡地区では)珍しかったのではないだろうか。

そして、さらにその前の世代の86番が「城南循環線」である。
こちらの86番は、
【城西営業所(現在の城西橋)~六本松~薬院駅~渡辺通1丁目~天神~赤坂門~西新~城西営業所】
というルートを走っていた。
(つづく)
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趣に赴く(11)

2006年06月14日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
ただ、私の好きな「5文字バス停」であり、音の響きも心地よく、漢字で書いたときのおさまり具合もよい。

ちなみに福山雅治が歌っている「桜坂」は、ここのことではなく、東京にある坂の名前のようだ。
桜坂にはかつて2年半ほど住んでいた。
坂の多いまちであることは確かなのだが、結局どの坂が「桜坂」なのかはわからなかった…。

現在、城南線の「桜坂駅前」の交差点から国体道路(けやき通り)の赤坂2丁目に向けて道路拡幅が進行中である。
開通した暁には、この区間にもバスが通るかもしれない。
当時は勝手に以下のような路線を考えていた…。
現在の57番を循環運行にして、
【~桜坂~桜坂1丁目~筑紫女学園高校前~赤坂2丁目~赤坂門~天神~渡辺通1丁目~薬院大通~桜坂~】(外回りが警固町まで57番で、内回りが渡辺通1丁目十八銀行前まで157番。その後、番号を入れ替え)…。
…単なる独り言です。
(つづく)
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趣に赴く(10)

2006年06月13日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
「趣」のある名前を持つバス停を取り上げるシリーズ。
6つめは、中央区の城南線沿いにある「桜坂」である。

城南線に市内電車が走っていた頃は、ここにある電停の名前は「練塀町(ねりへいちょう)」と称したらしいので、「桜坂」というバス停の歴史は、今まで取り上げてきたバス停たちよりは浅いのかもしれない。
(つづく)
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欠番を訪ねて(29)

2006年06月12日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
拠点性の低下といえば、この85番の始発であった貝塚駅も、かつては5番、15番、23番、25番、52番、72番、85番と、多くの路線が乗り入れていたが、現在は25番だけになってしまった(写真のバス停には85番を消した跡がうっすらと見える)。
宮地岳線の部分廃止も決まっており、貝塚駅の拠点性の低下傾向はまだ続きそうである。

なお、この85番の廃止以降、80番台は丸ごと欠番となっていたが、2004年11月1日の80番の運行開始により、復活を果たしている。
(つづく)
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欠番を訪ねて(28)

2006年06月11日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
廃止により、天神~渡辺通1丁目~博多駅間については、300番台を国体道路経由から住吉通経由に変更することで、渡辺通1丁目~博多駅~福高前~千鳥橋間については、いったん欠番となっていた15番を復活させることで、それぞれ救済され、利便性の維持が図られた(ただし、その後15番は博多駅で2つに分断されてしまい、利便性の維持は崩れている)。
都心部内で完結する路線の縮小傾向については前回も述べたが、この85番もその流れを受けたカタチである。
 
現在でもたまに「次は千代町です。博多駅、石城町方面へお越しの方は次でお乗換えです。」という車内アナウンスを聞くことがある。
千代町から石城町に行くことのできる路線は現存せず、博多駅に行く路線についても一時間に1~2本しか走っておらず、本来ならその2つ先の「呉服町」での乗り換えを勧めるのが正解である。
85番が健在だった当時は、千代町から博多駅、石城町方面にかなりの本数が走っており、その頃の名残りだと思われる。
飯塚方面にも行けなくなるなど、以前に比べて千代町の拠点性はずいぶんと低下したもんだと思う。
(つづく)
コメント (2)
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欠番を訪ねて(27)

2006年06月10日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
12.「85番 福博循環線」

85番は、
【(貝塚駅~)千鳥橋~石城町~天神~渡辺通1丁目~博多駅~福高前~千代町~千鳥橋(~貝塚駅)】
というルートを走っていた。
市内電車の循環線の代替路線として運行を開始したものである。

市内電車の廃止以降、商業機能の博多から天神へのシフトはさらに進んだ。
このような時代の流れの中で、特にこの路線は御笠川東岸にまで足をのばすことから、循環の西側の「福岡」部分と、東側の「博多」部分で、利用者数のバランスが崩れ、次第にその格差が拡大していった(「西高東低」となった)ため、循環路線としての運行を維持することが非効率となり廃止の決定に至ったものと考えられる(あくまで個人的な推測)。
(つづく)
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趣に赴く(9)

2006年06月09日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
このバス停の周囲にはいくつか教会があるようで、「教会前」がどこの教会を指しているのかはわからない。
ただ、個人的には「○○教会前」という具体的な名称よりは、抽象的なままのほうがイメージが膨らんで好印象だし、どこか親しみやすい感じを受ける。

固有名詞が付かない抽象的な名称の例として他にも、「学校前」(久山町、筑紫野市など)、「購買店前」(粕屋町。現在の「仲原購買店前」)、「警察入口」(宇美町。現在の「宇美町役場入口」)などなどたくさんある。

福岡都市圏レベル以上のマクロ的な視点から眺めると、「学校前って、いったいどこの学校の前なの?」ということになり、抽象的な名称は確かに「わかりにくい」のかもしれない。
ただ、その路線を利用する人たちで構成される小さな生活圏の中では、抽象的な名称であっても十分に伝わるものなのだと思う。
抽象的な名称に親しみやすさを覚えるのは、そのような背景があるのではないだろうか。

そういえば、東京でバスに乗っていて「住宅前」というバス停名を聞いて驚いたことがあった。
日本にあるバス停のかなりの割合は「住宅前」に当てはまるような気がするのだが…。
(つづく)
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趣に赴く(8)

2006年06月08日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
「趣」のある名前を持つバス停を取り上げるシリーズ。
5つめは、中央区の浄水通り沿いにある「教会前」である。

浄水通りは薬院大通り付近から福岡市動植物園方面へ延びる福岡の「山の手」のイメージを持つ通りである。
「教会前」というどこか異国情緒(?)が漂う名前が、通りの雰囲気を演出するのに一役買っている気がする。
(つづく)
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名島と名島?

2006年06月07日 | バス━ 未分類
西鉄バスや電車の車内の自動アナウンスを聞いていてふと思ったこと。

西鉄宮地岳線の「名島(なじま)」駅の車内アナウンスのアクセントは「涙」とか「ナイフ」と同じアクセント(前が高い)だが、バスのほうは「ナニワ」とか「名札」と同じアクセントであり、二通りの発音(抑揚)がある。
「貝塚(かいづか)」も電車は前が高く、バスはその逆である。

二通りの発音がある地名はよくあることだし(飯倉、美野島、門司、飯塚、直方…などなど)、どっちが正式かを決める必要もまったくないと思うのだが(NHKなど放送局では、どっちの読み方を使うかは決まっているのだろうけど)、読み方はともかく、発音というか抑揚に関しては同じ西鉄という会社の中でもあまり意識されていないようだ。
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欠番を訪ねて(26)

2006年06月06日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
5月4日以来の「欠番を訪ねて」。
76~78番同様、81番と82番についても、これまで福岡都市圏には存在したことがなかったと思われるため、とばさせていただくことにする。

10.「83番 博多駅~博多埠頭線」
11.「84番 博多駅~中央埠頭線」

83番と84番については、昨年の10月1日にもとりあげた。
83番は【博多駅~大博通り~博多埠頭】、84番は【博多駅~大博通り~中央埠頭】というルートを走っていた。
博多港国際ターミナル、マリンメッセ、国際会議場など、各種施設の充実により、博多駅からこの地区に向かうバスの本数はここ10年で格段に増えた。

かつては、この83番、84番を含め、都心部内のみを走る比較的短い区間の路線が多かった。
しかし現在では、都心部内で完結する路線は少なくなり、「郊外部←→都心部」の路線と統合されて、「郊外部←→都心部←→都心外縁部(この場合は博多埠頭や中央埠頭)」というコースを走る路線が多くなっている。
運用の効率化と都心部での折り返しスペースの節約を追及した結果だろう。
現在は、博多駅~博多埠頭間については大橋方面から来る47番&48番と、博多駅~中央埠頭間については、薬院方面から来る11番&19番&50番と、それぞれ統合されている。
(つづく)
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一段高いところから

2006年06月05日 | 日記など
物事を眺めてみることもたいせつ。
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愛車精神

2006年06月04日 | 日記など
きっと猫たちにも、それぞれ「好きな車」というものがあるはずである。
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2006年6月3日ダイヤ改正

2006年06月03日 |   ┣ ダイヤ改正2006
本日より宇美地区にローカル線の2番が新設される。
【上宇美~志免~ダイヤモンドシティ】というルートで、土日のみ運行されるものだ。

これまで同施設に乗り入れる路線は、福岡空港や博多駅方面を意識したものが多く、地元にはやや冷たい感があったので、少しだけ前進といったところか。
31番の粕屋町役場行き、74番の坪見行き、太宰府からの4番、桜ヶ丘~志免役場線など、今後乗り入れの余地もないことはなさそうだが、土日の周辺の渋滞を見ていると、なかなか難しいのかもしれない。

車の渋滞を減らすことが期待される公共交通機関が、車の渋滞懸念を理由に運行できないというのは何か矛盾しているような感じもする。
ただ、そもそも郊外の大規模商業施設は自家用車での来客を前提に造られているので、バスは二の次なのは確かなのだけど。
しかし二の次とはいっても、自家用車で来ることができない人にも気を配るのが社会的使命のような気もする…。
なかなか難しいところだ。

ちなみに2番の先代は原田橋と空港を結ぶ路線であったが、あまり長続きはしなかった。
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趣に赴く(7)

2006年06月02日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
「太閤みち」で「まっすぐな道」について書いていたら思い出した。

福岡市の道路地図と一緒に見ていただけたらわかりやすいが、
福岡市植物園の南側をスタートし、小笹交差点→小笹2丁目の交差点の先で本線と分かれ→樋井川1丁目東交差点で大池通りを横切り→片江1丁目バス停付近で油山観光道路及び並行する旧道を横切り→西鉄片江営業所と南片江の間で外環状線を横切り→西片江、梅林地区の住宅街を抜け→早良妙見口方面へと一直線でつながっている決して広くはない道路がある。
以前取り上げた昔の福岡市の地図にもしっかりとこの道が描かれている。

この道路は「水道みち」と呼ばれ、かつての平尾浄水場(現在の植物園)と早良区の曲渕ダム(福岡市で一番古いダムだと小学校の社会科で習った気がするが違うかもしれない)との間にひかれた水道管の上を走る道路だそうだ。

途中でほんの少しだけ途切れる箇所もあるが(樋井川1丁目東交差点付近など)、その部分にも建物を建てることはできないらしく(←今も水道管があるからと思われる)、まっすぐに延びる道を見渡すことができる。

広い道であればこのような感慨は特にないのかもしれないが、バスも通らないような住宅街のごく普通の生活道路が、かなりの距離にわたり見事に一直線でつながっているということに惹かれずにはいられないのである。

この感覚はなかなか理解してもらえない気もするが(笑)…
(つづく)
コメント (2)
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趣に赴く(6)

2006年06月01日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
現在このバス停には、平日4往復、土曜3往復、日曜2往復しか走っておらず、近いうちに廃止されてしまう可能性もある。
どうにかして保存してもらいたいものである。

この他にも、太閤ゆかりのものとして、朝鮮出兵の際に造られた「太閤みち」(別府6丁目~城南中前~荒江逢坂~原小学校東~202号~原~小田部1丁目~室見団地方面に延びるまっすぐな道。名護屋城まで続く)という道路が福岡市内にある。
現在はほとんどがただの住宅街であり、「趣」を感じるためには若干の想像力が必要となるが…。
ちなみに「太閤みち」というバス停はない。
「飯倉1丁目」「原農協前」「原2丁目」あたりを改称してみるのも一興かも。

「太閤みち」で「まっすぐな道」について書いていたらさらに思い出した…。
(つづく)
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