(つづき)
17・砂津←→小倉駅バスセンター
北九州市小倉北区の「砂津」バス停の西行きのりばに出ている掲示。
「下記の行先番号は小倉駅バスセンターに入ります」として、「小倉駅バスセンター」に乗り入れる路線を案内している。
「砂津」と「小倉駅バスセンター」の間は直線距離で1キロも離れておらず、その間にバス停は2つほどあるのだが、この案内に出てくる路線が全部同じバス停を通るという訳ではなく、「砂津→小倉駅バスセンター」を走る路線については以下の4つものバリエーションがある。
・「浅香通り」のみに停車する
「22番」「25番」「27番」「28番」「45番」
・「京町三丁目」のみに停車する
「34番」「38番」
・「浅香通り」と「京町三丁目」に停車する
「12番」「21番」
・どこにも停車しない
「110番」「134番」「138番」「田川快速」「日豊急行」
これらの違いは、バスの行先表示を見ただけでは全くわからないし、バス停に特に案内が出ている訳でもない。
砂津から乗って、小倉駅バスセンターより前のバス停で降りる人は多くないし、「浅香通り」や「京町三丁目」を利用したい人だけが番号を覚えればよい訳で、そう考えると「どうでもいい」話なのかもしれない。
しかし、このような状態が日々普通に成立していることが、北九州が地元ではない私にとってはとても不思議に映る(なお、小倉→門司港の路線の多様性については、ひろしさんのおかげで最近は不思議さがかなり軽減しています)。
大博通りの「博多駅行き」の終点が三井ビルなのか交通センターなのかわかりにくいとか、「天神一丁目」(国体道路東行き)における「博多駅行き」で途中どこを通るのかわからない表示のバスが来ることがあるとか、福岡都心部でも「わかりにくい」と思えるケースはあると思うのだが、小倉のケースは、福岡とはまた違う次元の話のようにも見える。
おそらく、北九州地区の過去の路線改廃の経緯などがつぶさにわかる方であれば、どうしてこんな複雑な事態が生じてしまっているのか説明できるのだろうけど、私にはわからない。
ちなみに、逆の区間である「小倉駅バスセンター→砂津」についても、以下のように3つのパターンがある。
・「米町」のみに停車する
「12番」「21番」「22番」「25番」「45番」
・「小倉駅前」と「米町」に停車する
「27番」「28番」「恒見急行」
・どこにも停車しない
「34番」「38番」「134番」「138番」「田川快速」「日豊急行」
本件では往路と復路ではパターンが異なり、人に覚えてもらうことを拒んでいるようにさえ見えてしまう。
複数のパターンがあったとしても、それが往路と復路で対応していれば覚えられないでもないと思うのだが。
…まあ、「特に覚えなくても大勢に影響はない」というのが実際のところなのだろうか。
でもこのままだと、福岡のように、例えば「平和通り→小倉駅バスセンター→砂津で行先番号を統一」みたいなことはできそうにない。
なお、掲示に出てくる「24番」は、現在は「砂津」には来ない。
また、バス停に停車中の「49番」(門司駅~大里桃山町~砂津~平和通り~紺屋町~三萩野~黄金町~第一高田町~愛の家)は、「小倉駅バスセンター」には乗り入れない。
(つづく)
17・砂津←→小倉駅バスセンター
北九州市小倉北区の「砂津」バス停の西行きのりばに出ている掲示。
「下記の行先番号は小倉駅バスセンターに入ります」として、「小倉駅バスセンター」に乗り入れる路線を案内している。
「砂津」と「小倉駅バスセンター」の間は直線距離で1キロも離れておらず、その間にバス停は2つほどあるのだが、この案内に出てくる路線が全部同じバス停を通るという訳ではなく、「砂津→小倉駅バスセンター」を走る路線については以下の4つものバリエーションがある。
・「浅香通り」のみに停車する
「22番」「25番」「27番」「28番」「45番」
・「京町三丁目」のみに停車する
「34番」「38番」
・「浅香通り」と「京町三丁目」に停車する
「12番」「21番」
・どこにも停車しない
「110番」「134番」「138番」「田川快速」「日豊急行」
これらの違いは、バスの行先表示を見ただけでは全くわからないし、バス停に特に案内が出ている訳でもない。
砂津から乗って、小倉駅バスセンターより前のバス停で降りる人は多くないし、「浅香通り」や「京町三丁目」を利用したい人だけが番号を覚えればよい訳で、そう考えると「どうでもいい」話なのかもしれない。
しかし、このような状態が日々普通に成立していることが、北九州が地元ではない私にとってはとても不思議に映る(なお、小倉→門司港の路線の多様性については、ひろしさんのおかげで最近は不思議さがかなり軽減しています)。
大博通りの「博多駅行き」の終点が三井ビルなのか交通センターなのかわかりにくいとか、「天神一丁目」(国体道路東行き)における「博多駅行き」で途中どこを通るのかわからない表示のバスが来ることがあるとか、福岡都心部でも「わかりにくい」と思えるケースはあると思うのだが、小倉のケースは、福岡とはまた違う次元の話のようにも見える。
おそらく、北九州地区の過去の路線改廃の経緯などがつぶさにわかる方であれば、どうしてこんな複雑な事態が生じてしまっているのか説明できるのだろうけど、私にはわからない。
ちなみに、逆の区間である「小倉駅バスセンター→砂津」についても、以下のように3つのパターンがある。
・「米町」のみに停車する
「12番」「21番」「22番」「25番」「45番」
・「小倉駅前」と「米町」に停車する
「27番」「28番」「恒見急行」
・どこにも停車しない
「34番」「38番」「134番」「138番」「田川快速」「日豊急行」
本件では往路と復路ではパターンが異なり、人に覚えてもらうことを拒んでいるようにさえ見えてしまう。
複数のパターンがあったとしても、それが往路と復路で対応していれば覚えられないでもないと思うのだが。
…まあ、「特に覚えなくても大勢に影響はない」というのが実際のところなのだろうか。
でもこのままだと、福岡のように、例えば「平和通り→小倉駅バスセンター→砂津で行先番号を統一」みたいなことはできそうにない。
なお、掲示に出てくる「24番」は、現在は「砂津」には来ない。
また、バス停に停車中の「49番」(門司駅~大里桃山町~砂津~平和通り~紺屋町~三萩野~黄金町~第一高田町~愛の家)は、「小倉駅バスセンター」には乗り入れない。
(つづく)