スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京ダービー&第三の逆説への反駁

2008-06-04 21:08:34 | 地方競馬
 今週はダービーウイークと銘打たれ,地方競馬は各地でダービーが開催されています。その中で今夜は南関東のダービー,東京ダービーでした。
 戦前の予想通りに先行争いが激化。先手を奪ったのはディアヤマトでしたが,ニックバニヤン,ギャンブルオンミー,モエレラッキーの4頭はほとんど一団。前半の1000メートルは61秒2のハイペースになりました。
 これを向正面から後方のディラクエが上がっていったので,その前にいたロイヤルマコトクンやコラボスフィーダも動いていき,激しいレースに。直線に入ると先行4頭の中からモエレラッキーが振り切って抜け出し,ディラクエは直線半ばで伸びが案外,変わって内からコラボスフィーダが迫りましたが,まとめて大外からドリームスカイが差しきって優勝。2着にモエレラッキーが粘り,コラボスフィーダが3着,ディラクエが4着に沈み大波乱の決着になりました。
 優勝したドリームスカイは昨年10月のナドアルシバ競馬場カップ以来の勝利でこれが4勝目。南関東重賞実績はは11月の平和賞2着があるくらいで,その後は裏街道で入着どまりだった馬。今日はディラクエをマークするように上がっていき,展開面でやや恵まれた印象ですが,2冠目も今後の評価が難しい馬が制した感じです。鞍上は大井の戸崎圭太騎手で、4月のしらさぎ賞以来の南関東重賞制覇。東京ダービーは昨年もアンパサンドで制していて連覇。管理するのは川崎の内田勝義調教師で,こちらは東京ダービー初制覇となります。
 展開を考えると2着のモエレラッキーはよく走っていて,勝ち馬と同等以上の評価が必要でしょう。ディラクエは結果的に動くのが早すぎたということでしょうが,前のモエレラッキーを交わせず,後ろのドリームスカイにも差されていますので,あるいは距離が長いのかもしれません。

 第一部自然学①公理一に付け加えられた新しい意味を利用して,ゼノンの逆説に反駁してみましょう。このうち,第三の逆説に対する反駁は簡単です。
 ゼノンは,もしも矢が秒速1メートルで飛ぶのであれば,矢は1秒後には1メートルの地点にあるということを主張します。そしてゼノンはこのことの意味を,矢が1メートルの地点という空間を占めるという意味に理解するのです。
 ゼノンがこのように理解する限り,矢は静止していることになるでしょう。それどころか任意に抽出できるあらゆる秒数のとき,その地点で矢は静止しているということになり,運動している物体は常に静止しているということになるでしょう。なぜなら,物体がある空間を占めるということは,そもそもその空間においてその物体が静止しているということを含意するからです。
 運動している矢に関して,そもそもこうしたことを前提とすること自体が誤りであるというのがスピノザからの強力な反駁になります。1秒後に1メートルの地点に矢があるということの意味は,その地点を矢が通過するという意味であって,その地点を変えつつあるという意味です。そこでもしもあるということの意味が,ゼノンの理解するような意味で解されるのであれば,むしろ矢は1秒後には1メートルの地点にはないというべきだし,任意に抽出できるようなあらゆる秒数のときに,矢は特定し得るどんな地点にもないというべきなのです。それが,矢が運動しているということが含意していることだからです。
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