スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

竜王戦展望&第一の逆説の場合

2008-06-16 19:27:21 | 将棋トピック
 今期の竜王戦は,12日に4組の決勝が行われ,これで渡辺明竜王への挑戦者を決めるトーナメント表も完成しました。今日はこれを展望してみようと思います。
 まず左の山ですが,やはり本命は羽生善治二冠ということになるでしょう。羽生二冠にとっては,丸山忠久九段に比べれば深浦康市王位の方が分が悪いので,そちらの方が難関かもしれません。逆に丸山九段にしてみれば,羽生二冠より深浦王位に出てきてもらった方が戦いやすいでしょうか。そしてもうひとつの注目点が,最初に当たる糸谷哲郎五段と豊島将之四段。共に将来を嘱望されるふたりの注目の一戦。12日の新人王戦でもこのふたりは当たり,豊島四段の勝利。糸谷五段の雪辱なるかはもちろんですが,この勝者がどこまで旋風を巻き起こせるかにも注目です。
 右の山はだれが出てきてもおかしくないと思える混戦模様。注目されるのは山崎隆之七段と阿久津主税六段ということになるのでしょうが,僕はこちらの山からは郷田真隆九段の名前を挙げておくことにします。
 今年は左の山から挑戦者が出ると予想。ということで本命は羽生二冠,続いて深浦王位,丸山九段と展望します。当たっても何もでませんが,何か展望があれば書き込んでおいてください。挑戦者決定のエントリーで振り返ることにします。

 明日は熊本記念の決勝です。並びは平原-後閑-諸橋の関東。小嶋には吉永。荒井-合志-松本の九州。内藤は単騎。関東勢で考えたいです。

 第一の逆説というのは運動に関係する逆説なので,僕が第二の逆説の場合に示したのと同じ方法でこれを反駁することができます。すなわち,たとえばランナーはゴールするまでに中間地点を通過する必要はありますが,その地点は占有しなければならない地点ではなくて,単に通過する,あるいは次々と変化しつつある地点のひとつとしてのみランナーには現れるからです。確かに,数列が稠密であるならば,中間地点は無限に現れ,すなわちランナーが通過しなければならない地点が無限に現れるので,このことをもってゼノンはランナーがゴールに到達できないというかもしれません。しかしそれは成立しないのです。なぜなら,ある地点を占有する,すなわちその地点において静止するということの意味は,その地点において少なくとも一定の時間が経過するということを意味します。逆にいえば,ある地点を通過するということは,その地点においては時間が経過しないということ意味になります。というか,あらゆる地点において時間が経過しないからこそ,運動中の物体はそれがどこにあるかを特定することができないわけです。よっていくら中間地点が無限に生じたとしても,ランナーは無限に多くあるそれらのいずれの地点に関しても,時間を経過する必要がないので,このことはランナーがゴールに到達するための障害とはならず,よってこの論理によっては,第一の逆説は成立しないということになります。
 実際には,第一の逆説はこのような方法を用いずとも,別の方法でそれが不条理であるということを示すことができるかもしれません。しかし今は,瞬間移動との関連でこれを考察していますので,こうした方法で証明しました。重要なのはこのとき,第一の逆説は運動を扱っているからこそ,それが不条理であるということを証明できたという点にあります。
コメント (2)
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