スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

菊花賞&リーチ

2021-10-24 18:53:10 | 中央競馬
 第82回菊花賞
 ワールドリバイバルも逃げたかったようですが,それを制したタイトルホルダーがハナへ。ワールドリバイバルが控えて2番手。3馬身差でエアサージュとモンテディオ。3馬身差でディヴァインラヴとグラティアス。4馬身差でディープモンスター。8番手にアリーヴォ。9番手はロードトゥフェイムとヴィクティファルスとヴェローチェオロで併走。12番手にオーソクレース。13番手はノースザワールドとステラヴェローチェ。15番手にヴァイスメテオール。16番手がアサマノイタズラとレッドジェネシス。最後尾にセファーラジエルで1周目の向正面を通過して正面へ。最初の1000mは60秒0のスローペース。
 正面から最後尾のセファーラジエルが上昇していったことで隊列が変化。2周目の向正面に入るとセファーラジエルが2番手となり,3番手にモンテディオ。4番手以下はグラティアス,エアサージュ,ディヴァインラヴ,ワールドリバイバル,ヴィクティファルスとなり,9番手にディープモンスターとアリーヴォ。11番手にオーソクレースで12番手がヴェローチェオロ。その後ろをロードトゥフェイムとヴァイスメテオールが併走。その後ろもノースザワールドとステラヴェローチェの併走となり,2馬身差でレッドジェネシス。3馬身差の最後尾にアサマノイタズラ。
 直線の入口あたりで2番手のセファーラジエルが苦しくなり,逃げたタイトルホルダーが差を広げつつ直線に。タイトルホルダーはそのまま後続との差を広げていく一方となり,楽に逃げ切って優勝。追ってきたのはディヴァインラヴで,さらに外からオーソクレースとステラヴェローチェ。この3頭の2着争いは接戦となりましたが,フィニッシュ直前で前に出た真中のオーソクレースが5馬身差で2着。先んじて単独の2番手に上がっていた内のディヴァインラヴがアタマ差で3着。外のステラヴェローチェはハナ差で4着。
 優勝したタイトルホルダーは弥生賞以来の勝利。重賞2勝目で大レース初制覇。この馬は先行タイプでベストは逃げなので,成績は安定しない面があります。とはいえここでは実績上位の1頭。今日はいいペースで逃げることができたことにより,圧勝という結果になりました。どうしても展開に左右されるところがあるでしょうから,今日のように鮮やかに勝てることもあれば,大敗を喫してしまうこともあるというタイプに育っていくのではないでしょうか。父はJRA賞で2015年の最優秀3歳牡馬に選出されたドゥラメンテ。その父がキングカメハメハで母がアドマイヤグルーヴ
 騎乗した横山武史騎手は皐月賞以来の大レース2勝目。管理している栗田徹調教師は南部杯に続いての大レース3勝目。菊花賞は初勝利。

 麻雀では,副露をしないでテンパイをすると,テンパイをしたことを宣言することができます。宣言してもしなくてもいいのですが,宣言することによって獲得することができる点数が増加しますので,多くの得点を獲得したいという場合には宣言をします。この宣言がリーチといわれるものです。この局が始まる段階で,パイレーツとサクラナイツとの点差は11000点でした。この点差を埋めるだけのテンパイを果たすことができれば,サクラナイツはリーチはしません。テンパイを宣言してしまうと,ほかのプレイヤーがもしかしたら捨てるかもしれない牌が,捨てられなくなってしまう可能性があるからです。しかし,リーチをすることによってその点差を埋められるという形でテンパイをすれば,リーチをするのが当然です。リーチをしなければ逆転することができず,リーリをしたなら逆転することができるという条件であれば,得点を獲得する可能性は減少するでしょうが,リーチをした方が得だからです。要するに4位のままで終わるよりも3位になって終わる方がよいのですから,3位になれる可能性がリーチによって生じるのなら,リーチをする方が合理的なのです。
                                        
 そこでもしもサクラナイツがリーチをしたとしましょう。そのときには,少なくともサクラナイツは得点の獲得に成功すれば,順位がひとつは上がるということが容易に推測されます。サクラナイツが3位に上がるということは,パイレーツが4位に落ちることを意味します。3位のパイレーツと2位のフェニックスとの点差は,パイレーツとサクラナイツの差よりも大きいのですから,アベマズなりフェニックスなりが失点することになっても,それでパイレーツよりも下の得点になるということはない筈だからです。なお,これは一例としていっているのであり,この場合はサクラナイツが自力で得点を獲得すれば,支払いは親であるアベマズの方がフェニックスより大きいので,フェニックスはそれに期待して,サクラナイツのリーチに対しては失点しないように打つかもしれません。サクラナイツが自力で得点を獲得すれば,自動的にフェニックスがトップになって試合が終了するからです。
コメント
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