昨年のJRA賞の競走馬部門は10日に発表されました。
年度代表馬は天皇賞(秋)と有馬記念を勝ったイクイノックス。部門別では最優秀3歳牡馬。クラシックを未勝利で秋に古馬を相手に大レースを2勝した馬が年度代表馬に選出されるのはシンボリクリスエス以来。今年はシンボリクリスエスに比肩する活躍が期待されます。
最優秀2歳牡馬はサウジアラビアロイヤルカップと朝日杯フューチュリティステークスを勝ったドルチェモア。文句なしの選出です。
最優秀2歳牝馬は阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったリバティアイランド。アルテミスステークスは勝ちを逃したという一戦で,この馬の競走馬キャリアの中で残念だったということになる可能性もありそうです。
最優秀3歳牝馬は桜花賞とオークスを勝ったスターズオンアース。秋に順調にレースを使えなかったのは残念です。
最優秀4歳以上牡馬は日経賞と天皇賞(春)と宝塚記念を勝ったタイトルホルダー。春の時点では年度代表馬の最有力候補でした。凱旋門賞はともかく有馬記念で大きく負けたのは心配されるところです。
最優秀4歳以上牝馬はオールカマーとエリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナ。昨年の秋から完全に本格化したとみていいでしょう。
最優秀短距離馬は富士ステークスとマイルチャンピオンシップを勝ったセリフォス。この部門は2023年からスプリンターとマイラーの二部門に分けられることが決定しています。
最優秀ダートホースはフェブラリースステークスと南部杯を勝ったカフェファラオ。ダート戦は多くのレースに出走するのが一般的なので,この馬のように年内に3戦,そのうち1戦が芝だった馬が選出されるのは,今後も含めて極めて珍しいケースになるでしょう。
最優秀障害馬は中山グランドジャンプを勝ったオジュウチョウサン。これは春秋の大レースの勝ち馬のうち,それ以前の実績が評価されたという感があります。2016年,2017年,2018年,2021年に続き2年連続5度目の受賞。これは大記録となります。すでに競走馬としての登録は抹消されました。
表象像imagoの移行がだれにでも生じるように,十全な観念idea adaequataから別の十全な観念への移行もだれにでも生じ得ることです。他面からいえば,ある特定の観念,これは十全な観念であろうと混乱した観念idea inadaequataであろうと同じですが,現実的に存在する人間の精神mens humanaが,あるひとつの特定の観念にとどまって,それ以外の観念へ移行することはないということはあり得ません。混乱した観念いい換えれば表象像の場合についてその移行がどのような様式の下で生じるかということはすでに示してありますので,ここでは十全な観念が別の十全な観念へ移行するということを,ある具体例によって説明します。前もっていっておけばこれは具体例のひとつであり,十全な観念が別の十全な観念に移行する様式一般を示すわけではありません。
第二部定理四〇は,現実的に存在する人間の精神のうちにある十全な観念が存在するなら,その十全な観念を原因causaとして生じるあらゆる観念は十全な観念であるという意味のことをいっています。そして第二部定理三八系は,現実的に存在する人間の精神のうちにはいくつかの共通概念notiones communesがあるといっています。共通概念は観念としてみられる限り,個物res singularisの観念ではありませんが,十全な観念であることに相違ありません。つまり現実的に存在する人間の精神のうちには,現にいくつかの十全な観念が存在することになります。
次に第一部定理三六は,あるものの本性naturaからは必ず何らかの結果effectusが生じるといっています。スピノザの哲学では事物の本性というのはその事物の存在existentiaを鼎立するものですから,これは何らかのものが存在するならそのものから必ず何らかの結果が生じるという意味に解して問題ありません。よって現実的に存在するある人間の精神のうちに何らかの十全な観念があるのであれば,この観念を原因として何らかの結果が生じます。当然ながらそれはその同じ人間の精神のうちに生じるのであり,かつそれは第二部定理四〇によって十全な観念です。したがってこのことが現実的に存在するその人間の精神のうちに起きるとき,その人間は原因である十全な観念から結果の観念へと移行することになるでしょう。そしてこのことは必ず生じるのです。
年度代表馬は天皇賞(秋)と有馬記念を勝ったイクイノックス。部門別では最優秀3歳牡馬。クラシックを未勝利で秋に古馬を相手に大レースを2勝した馬が年度代表馬に選出されるのはシンボリクリスエス以来。今年はシンボリクリスエスに比肩する活躍が期待されます。
最優秀2歳牡馬はサウジアラビアロイヤルカップと朝日杯フューチュリティステークスを勝ったドルチェモア。文句なしの選出です。
最優秀2歳牝馬は阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったリバティアイランド。アルテミスステークスは勝ちを逃したという一戦で,この馬の競走馬キャリアの中で残念だったということになる可能性もありそうです。
最優秀3歳牝馬は桜花賞とオークスを勝ったスターズオンアース。秋に順調にレースを使えなかったのは残念です。
最優秀4歳以上牡馬は日経賞と天皇賞(春)と宝塚記念を勝ったタイトルホルダー。春の時点では年度代表馬の最有力候補でした。凱旋門賞はともかく有馬記念で大きく負けたのは心配されるところです。
最優秀4歳以上牝馬はオールカマーとエリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナ。昨年の秋から完全に本格化したとみていいでしょう。
最優秀短距離馬は富士ステークスとマイルチャンピオンシップを勝ったセリフォス。この部門は2023年からスプリンターとマイラーの二部門に分けられることが決定しています。
最優秀ダートホースはフェブラリースステークスと南部杯を勝ったカフェファラオ。ダート戦は多くのレースに出走するのが一般的なので,この馬のように年内に3戦,そのうち1戦が芝だった馬が選出されるのは,今後も含めて極めて珍しいケースになるでしょう。
最優秀障害馬は中山グランドジャンプを勝ったオジュウチョウサン。これは春秋の大レースの勝ち馬のうち,それ以前の実績が評価されたという感があります。2016年,2017年,2018年,2021年に続き2年連続5度目の受賞。これは大記録となります。すでに競走馬としての登録は抹消されました。
表象像imagoの移行がだれにでも生じるように,十全な観念idea adaequataから別の十全な観念への移行もだれにでも生じ得ることです。他面からいえば,ある特定の観念,これは十全な観念であろうと混乱した観念idea inadaequataであろうと同じですが,現実的に存在する人間の精神mens humanaが,あるひとつの特定の観念にとどまって,それ以外の観念へ移行することはないということはあり得ません。混乱した観念いい換えれば表象像の場合についてその移行がどのような様式の下で生じるかということはすでに示してありますので,ここでは十全な観念が別の十全な観念へ移行するということを,ある具体例によって説明します。前もっていっておけばこれは具体例のひとつであり,十全な観念が別の十全な観念に移行する様式一般を示すわけではありません。
第二部定理四〇は,現実的に存在する人間の精神のうちにある十全な観念が存在するなら,その十全な観念を原因causaとして生じるあらゆる観念は十全な観念であるという意味のことをいっています。そして第二部定理三八系は,現実的に存在する人間の精神のうちにはいくつかの共通概念notiones communesがあるといっています。共通概念は観念としてみられる限り,個物res singularisの観念ではありませんが,十全な観念であることに相違ありません。つまり現実的に存在する人間の精神のうちには,現にいくつかの十全な観念が存在することになります。
次に第一部定理三六は,あるものの本性naturaからは必ず何らかの結果effectusが生じるといっています。スピノザの哲学では事物の本性というのはその事物の存在existentiaを鼎立するものですから,これは何らかのものが存在するならそのものから必ず何らかの結果が生じるという意味に解して問題ありません。よって現実的に存在するある人間の精神のうちに何らかの十全な観念があるのであれば,この観念を原因として何らかの結果が生じます。当然ながらそれはその同じ人間の精神のうちに生じるのであり,かつそれは第二部定理四〇によって十全な観念です。したがってこのことが現実的に存在するその人間の精神のうちに起きるとき,その人間は原因である十全な観念から結果の観念へと移行することになるでしょう。そしてこのことは必ず生じるのです。
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