みなさん、こんにちは!
今回は脳梗塞に対する緊急治療について紹介します。
脳梗塞で病院に運ばれた時に、主に行われる治療は2種類あり、1)血のかたまりを溶かす点滴(t-PA静注療法)、2)血のかたまりを取るカテーテル治療(血栓回収療法)です。
1)の治療は発症から4.5時間以内に開始しなければなりません。このため、脳梗塞の患者さんの10%以下にしか適応できません。また治療を受けても、太い血管(主幹動脈)が詰まっている場合には1/3程度の開通率です。
このような背景から2)の血栓回収療法が始まりました。脳の血管の詰まったところまで細い管(マイクロカテーテル)を入れ、メッシュの筒(ステント)を開いて、血のかたまりを取り出す方法です。
この方法の治療効果は科学的に証明されていますが、
詰まったところをできるだけ早く、そしてより完全に再開通させた方が脳の障害が少なく済みます。
ですから治療は迅速に、そして血管ができるだけ開通するように行わなければなりません。
といってもなかなかイメージが湧きにくいかもしれません。やはり百聞は一見にしかず。
今回は実際の治療の様子を紹介します。カテーテル治療の実際をぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=4F650wSnzjk