脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

豆乳チャイ

2011年10月31日 | グルメ
豆乳チャイを作りました。
1. カップ一杯の水に紅茶葉を大さじ一杯入れてショウガを大さじ一杯、砂糖を大さじ二杯入れて混ぜながらグツグツと煮立たせる
2. 豆乳をカップ一杯くわえてよーく混ぜながら煮る
3. しっかり煮込んだらフィルター越しに高い位置から注ぐ
で、できあがり。簡単です。
でも、ウーン、おいしい。
寒い時は、ショウガであったまりますよ!
私はシナモンを加えるのが好きです(シナモンパウダーなど)。
砂糖をシュガーレスの甘味料にすれば、かなりヘルシーですしね。
もし良かったら試してください。
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福井での講演

2011年10月30日 | 学会/研究会
先週福井市内で講演をさせて頂きました。
座長は福井赤十字病院の波多野武人先生で、私は先生が京都医療センターにおられる頃からの知り合いです。
波多野先生は脳血管内治療の指導医で、頭蓋底手術もこなされるという「二刀流」の先生です。また、以前から椎骨動脈起始部に対する血管拡張術を積極的に行われており、本年、素晴らしい論文を報告されました。(Neurosurgery. 2011 Jan;68(1):108-16)
写真をお見せできないのが残念ですが、学生時代にはモデルをされていたという超イケメンの先生でもあります。
福井に移られて半年とのことですが、先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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岐阜県MR技術研究会

2011年10月29日 | 学会/研究会
本日、岐阜県の放射線技師さんの研究会に呼んで頂きました。
テーマは「急性期脳梗塞」。私たちが普段、緊急治療を一緒に行っている技師さんにこそ聴いて欲しかったテーマです。

今日は通常よりも放射線診断法とカテーテル治療に焦点を当ててお話ししました。私たちが何を目的にどの検査を行っているか、どのような基準で治療しているかについて理解して頂けたことと思います。
講演後には興味深い質問も頂き、みなさんの関心の高さを感じました。

急性期脳梗塞の血管内治療はますます盛んになっていくと思います。
これからもご協力をお願いします!
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飛騨牛しぐれ寿司

2011年10月27日 | グルメ
昨日、手術指導での出張後、高山駅で「飛騨牛しぐれ寿司」を買ってみました。
なんでも全国ランキングするほど有名とのこと。
確かにおいしかったです。
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片頭痛と脳卒中

2011年10月26日 | その他
片頭痛と脳卒中についての質問がありましたのでお答えします。

片頭痛に悩まされている方は意外に多く、成人の最大20%とする報告もあるほどです。このうち75%が女性であることが知られています。
片頭痛というのはしばしば吐き気を伴い、脈拍に合わせるような拍動性の頭痛、光や音に対して過敏になるという特徴を持っています。そして、名前の通り頭の片方に起きることが多いのが特徴です。

片頭痛患者の約3人に1人が、頭痛の直前に、「キラキラ」「ギザギザ」とした奇妙な光が見えたり、「目の前がぼやけて見にくくなる」といった前兆を経験されます(「閃輝性(せんきせい)暗点」と呼ばれる症状です)。人によっては「嫌なにおいがする」とか「頭がぼーっとする」という症状や、片方の手足がしびれるといった症状も出ることがあります。
こういった前兆を伴う片頭痛は脳卒中のリスクになることが報告されています。過去の研究結果をまとめたところ、前兆を伴う片頭痛は虚血性脳卒中(脳梗塞)のリスクを倍増させるという結果になり、特に女性、45歳以下、喫煙者で高くなることもわかりました。

一方で、こういった前兆を伴わないタイプの片頭痛患者の脳卒中のリスクは普通の人と変わらないという報告もあります。

医師に片頭痛と診断された方で、痛みが重度の方や発作の頻度が多い方は、一度脳卒中の予防について専門医に相談されることをお勧めします。
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浜松での講演会

2011年10月22日 | 学会/研究会
袋井市民病院の市橋鋭一先生にお招きいただき、浜松で講演をさせて頂きました。
テーマは「急性期脳梗塞治療:最新情報」で、主にtPAの無効例にメルシーなどの血管内治療を追加する連携システム「Drip, ship & retrieve」を紹介しました。浜松地区でもtPAの点滴だけで治療を終えず、ぜひ血管内治療の可能な施設との連携がとれるようになるとよいと思います。

市橋先生は早くから脳血管内治療に取り組まれ、現在もアクティブに治療をされています。私は自分が大学院生のころからの知り合いですが、その頃から大変元気で楽しい先生で、いつも仲良くして頂いています。

市橋先生はじめ浜松、袋井地区の脳卒中医の先生方のご努力で、急性期脳梗塞治療がますます発展することを祈っています。


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第5回脳血管内治療楽座

2011年10月21日 | 学会/研究会
昨日は神戸市立医療センター中央市民病院の坂井信幸先生をお迎えして脳血管内治療楽座を開きました。
本研究会では主に合併症とその対策についてディスカッションしながら学ぶことを目的としています。
昨日は坂井先生からカテーテル治療後の抗血小板薬の使用について大変興味深い症例をご紹介いただきました。
またCase discussionでは急性再開通療法に関する症例が提示され、意見交換が出来ました。みなさん、様々な意見があり、大変面白いと思いました。
また我々が取り組んでいる搬入施設でtPAを点滴しつつ、当院に搬送する方法「Drip, ship & retrieve」についてはその現状と問題点が明らかとなりました。治療成績を改善するためには、出来るだけ早い転送が望ましく、やはりtPAの治療結果を判断してからでは遅くなる傾向が見受けられました。つまりtPAを点滴しながら転送することが一つのキーポイントであると考えられました。
本研究会をきっかけに参加した皆さんの診療がブラッシュアップされることを願っています。坂井信幸先生と大塚製薬の関係者の方々に御礼申し上げます。
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てんかんと運転免許

2011年10月19日 | その他
てんかんと車の運転免許について質問がありました。
実は少し前まで、一旦てんかんと診断されると、運転免許は取れない、あるいは更新できないことになっていました。しかしこれは現実に即していませんでした。というのも全国にはかなり多くのてんかん患者さんがいて、人生で一度しか発作を起こしていない人も多くいるわけですから、「一生運転するな」と言われても守れなかったわけです。しかし稀ではあるものの、運転中に発作を起こして事故につながったというケースもありました。
以前の法律は、発作を起こしやすい人と起こしにくい人の区別がなかったことが問題でした。この状況は新しい道路交通法(平成14年)が施行されて変わりました。この法律では一律に運転免許を禁止するのではなく、ある条件を満たせば運転免許を交付するということになりました。

(1) 発作が過去5年以内に起こったことがなく、医師が「今後、発作が起こるおそれがない」と診断した場合。
(2)発作が過去2年以内に起こったことがなく、医師が「今後、x年程度であれば発作が起こるおそれがない」と診断した場合。
(3) 医師が1年の経過観察の後「発作が意識障害及び運動障害を伴わない単純部分発作に限られ、今後症状の悪化のおそれがない」と診断した場合。
(4)医師が2年間の経過観察の後「発作が睡眠中に限って起こり、今後、症状の悪化がない」と診断した場合。

このようにてんかんでもある一定の条件を満たせば運転免許が取れるのです。
ただし第二種免許はさらに条件が厳しく、「無投薬で過去5年以上発作がない」場合に「免許をとれる可能性がある」ということになっています。
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日本脳神経外科学会終了

2011年10月16日 | 学会/研究会
日本脳神経外科学会総会が終わりました。
我々脳神経外科医にとっては最大の学会です。
発表も無事終わりほっとしています。

写真はホテルの部屋から見た夜景です。
海側ではありませんでしたが、結構きれいでしたよ。
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減塩について

2011年10月14日 | 脳卒中
前回の利尿剤の件で、どういう人が減塩が有効かについて質問を受けました。

たしかに我々日本人は1日平均12g以上と、かなり塩分を多めをとっているという統計があります。
しかし皆が減塩で血圧が下がるわけではないのです。
高血圧の3~4割の方は食塩のとりすぎで血圧が上昇し、減塩で血圧が低下する「食塩感受性高血圧」で、残りの6~7割は食塩を減らしても血圧変化の少ない「食塩非感受性高血圧」とされています。
この体質は遺伝するとされており、遺伝子多型も報告されています。

「食塩感受性高血圧」の方は夜間高血圧や心臓肥大、腎臓障害が起きやすく、心臓や血管系の病気の発生率が食塩非感受性高血圧の2倍あると報告されています。

以下に該当する方は「食塩感受性高血圧」の可能性が高いと言われています。

1)減塩で血圧が低下した、または塩分を多くとった時に血圧が上昇した
2)夜間高血圧がある
3)蛋白尿がある
4)利尿剤が著効した
5)ご高齢の方、糖尿病や肥満のある方、腎機能障害がある方

参考になさってください。
コメント (5)
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