脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

第2回Hyogo Stroke Conference

2015年01月30日 | その他
昨日は学内で第2回Hyogo Stroke Conferenceを開催しました。
脳梗塞のカテーテル治療において時間短縮をいかに行うかという点について、内田和孝先生が詳しく楽しく紹介してくれました。
また、津多賀俊先生が心内血栓がNOACで消失した症例を紹介してくれました。
治療と予防、これらは脳梗塞治療における両輪です。
今後も治療技術に磨きをかけつつ、再発予防にも取り組んでいきたいと思います。
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脳神経外科速報の対談

2015年01月29日 | 人物紹介
今月号の脳神経外科速報の対談は宮地 茂先生のインタビューをさせて頂きました。
宮地先生はずっと名古屋大学におられましたので、同じ中部地区ということでずっと一緒に活動させて頂きました。
先生は昨年から大阪医科大学に赴任されています。
まさかまた関西でお会いすることになるとは夢にも思っていませんでした。
この対談では先生が血管内治療を目指すきっかけや、その取り組み方が詳しく紹介されています。
ぜひご覧くださいね!
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Webカンファレンス

2015年01月28日 | その他
昨日はWebカンファレンスで急性期脳梗塞についてお話させて頂きました。
学会場と違い、聴衆からの反応が分からないのですが、今回はいつもより緊張せず話せました。
全国で3000名以上の方にご覧いただいたとのことでした。
質問も多かったようなので、楽しんで頂けたのではないかと思っています。
ご覧頂いた先生方、ありがとうございました。
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4種のNOACの違い その3:比較一覧

2015年01月19日 | 脳梗塞
以前の続きです。
新しい経口抗凝固薬をNovel oral anticoagulant (NOAC)と呼んできましたが、最初のNOACの発売後4年が経過し、もはやnovel(新規)と呼べなくなってきました。
このため最近では 非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(Non-vitamin K antagonist oral anticoagulants: NOACs)と呼ばれるようになりました。同じ略語なので良いですね!

さてこれまで4種類のNOACが次々に発売され、混乱しそうな状況です。
そこで一覧表を作成しました(脳神経外科速報2014;24:198から改変)。
これを見ると4種類がそれぞれの特徴を持っていることが分かります。

まず、NOACとワーファリンを比較すると、大きく違うのは半減期と最高血中濃度到達時間。ワーファリンはどちらもとても長いですね。ゆっくり効いて、ゆっくり切れていく感じです。
一方NOACは0.5-1時間で効きはじめて、5-14時間で半減する。どちらも短時間です。早く効いて、早く切れるのです。
薬によって違うのが腎排泄の割合。この数値が高いものは、腎臓が悪い方には向いていません。
一方これまで説明したように、ダビガトラン(製品名 プラザキサ)とアピキサバン(製品名 エリキュース)は1日2回内服、リバーロキサバン(製品名 イグザレルト)とエドキサバン(製品名 リクシアナ)は1日1回内服です。
NOACはどれも採血の必要がありませんが、逆に言えばいいモニタリングの方法がないのです。一方、ワーファリンは血中濃度が不安定ですが、採血でモニタリングが可能です。
最後に、ワーファリンにはいくつかの中和薬がありますが、NOACには中和薬がありません。現在開発中らしく、待ち遠しいです。

どうでしょうか?ワーファリンとNOACとの違いが何となく分かりますね。
患者さん一人一人の状態に合わせて選択されるのはこのような薬の違いのためなのです。
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昨年の手術数

2015年01月15日 | 統計
昨年の当科の手術症例数の統計が出ました。
2014年は手術が増加し、総数が500例を超えました。
このうち、脳血管系の手術が270例で、脳動脈瘤は開頭術と血管内手術を合わせて100例でした。
また、脳梗塞系の手術(急性期脳梗塞、頚動脈ステント、頚動脈内膜剥離術、バイパスなど)も120例以上でした。
一方、脳腫瘍手術は91例、脊椎脊髄疾患は59例となっています。
手術の経験が増えると、手術自体の治療成績も良くなりますし、手術前後の管理も良くなります。
スタッフのチーム力をさらにアップさせ、患者さん、お一人お一人を大切にして治療していきたいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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10日えびす

2015年01月11日 | 閑話休題
昨日は10日えびす!
研究会からの帰り、西宮駅の大混雑で思い出しました。
そのまま、西宮神社への人の流れに紛れ込んでみると、多くの露店が出ていて、普段と全く違う町並みになっていました。
福男で有名な門を抜け、本殿にたどり着くまでなんと30分!
やっとたどり着き、参拝をした後、名物の大マグロの写真も撮りました。
最後は本殿前で熊手を購入。
結構体力のいる参拝でした(^^;
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プレゼンテーション

2015年01月08日 | 閑話休題
昨年、脳神経外科という雑誌の扉に「どうプレゼンテーションするか?」という題名で寄稿しました。
これはどうやっていいプレゼンをするかということに関する私見を述べたものです。
そうしたところ、昨日、浜松医科大学名誉教授の植村研一先生から著書を送って頂きました。
先生は大変ご高名な方で、私たちは先生の「頭痛・しびれ・めまいの臨床」という著書をバイブルのように読んでいました。
また医学教育やプレゼンテーションについてのご執筆も多く、「うまい英語で医学論文を書くコツ(医学書院)」ではConfortable Englishという言葉が使われており、当時ブームになりました。
今回送って頂いた先生の本で、もう一度、論文の書き方を勉強していますが、とても読みやすく、おすすめです。
みなさんも、ぜひ読んでみてください!
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謹賀新年

2015年01月01日 | 閑話休題
あけましておめでとうございます。
編集作業にて西宮で年を越しました。えびす神社の喧騒が響いています。
全速力で駆け抜けた一年でしたが、いいスタッフに恵まれ、忙しくも楽しく、充実した毎日でした。
今年は少しペースを落として、周りを見渡せる年になればと思っています。
スタッフともども、本当にお世話になり、ありがとうございました。
皆様のご多幸を心からお祈り申し上げ、年始のご挨拶とさせて頂きます。

平成27年 元旦
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