脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

タッカンマリ

2012年03月31日 | その他
週末、ソウルに来ています。今回は観光です。ソウル3度目にして初めて観光しました(笑)。
評判の「タッカンマリ」。日本人の口にばっちり合います。鳥のだしが出て、すごくおいしいです。自分は辛味のものをなにもつけず、そのまま食べるのが気に入りました。優しい味です。
(陳玉華ハルメ元祖タッカンマリというお店です。地下鉄1号線鐘路5街駅5番出口近く。電話02-2275-9666)
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手術見学の会

2012年03月28日 | 学会/研究会
昨日は当院で手術見学とディスカッションの会(LEC in Gifu)を開催しました。筑波大学の伊藤 嘉郎先生、函館新都市病院の原口 浩一先生、藤井脳神経外科病院の宮田 貴広先生、老年病研究所附属病院の宮本 直子先生、京都第二赤十字病院の南都 昌孝先生、静岡市立静岡病院の原 秀先生にご参加いただきました。伊藤 嘉郎先生は月曜日から3日間見学して頂いています。

治療の難しい症例でしたが、なんとか無事に終えることが出来ました。その後のディスカッションでは大変興味深い症例や面白いお話を聞かせて頂き、私たちも勉強になりました。
平日の開催にもかかわらずご参加頂いた先生方、関係者の方々に心より御礼申し上げます。
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公開講座で講演しました!

2012年03月24日 | 学会/研究会
今日は岐阜県放射線技師会主催の県民公開講座で講演をさせて頂きました。
大勢の方にお集まりいただき、熱心にご聴講いただきました。
事前の質問もたくさん頂きましたし、講演後にお二人の方から質問を頂きました。みなさん、医療情報にとても詳しくて、ちょっと驚きました。
拙い講演でしたが、少しでも皆さんのお役に立てたのなら嬉しいです。
このようなチャンスを頂いて本当に光栄です。
お招きいただいた先生方に心から御礼申し上げます。
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二刀流の功罪 その2

2012年03月14日 | 脳卒中
さて、もう一つ付け加えたいことがあります。
それは一刀流の良い点です。

私自身は偶然自分のおかれた環境で両方の治療を手がけることになりました。しかし世の中には一刀流を極めている方が多くおられます。

私が血管内治療をはじめた頃、当時の血管内治療の達人たちは、治療の限界にチャレンジしていました。例えば、新たなコイルや塞栓物質を開発したり、バルーンカテーテルを動脈瘤の塞栓に併用するなど、思いもつかなかった新しい技術は、血管内一刀流の達人によってもたらされたものです。また稀な動静脈シャント疾患などに対する知識は、血管内一刀流の医師が抜きん出ていると痛感します。一つの治療をとことん突き詰めようとすることから進歩や知識の深まりが生まれるように思います。

また外科手術においても、惚れ惚れするようなメスさばきをされる先生、解剖学的に難しい位置の病変にアプローチされる先生、新たな手術法を開発される先生など、外科手術の達人は本当に凄いと感じます。やはりレベルの高い外科手術は安全性と治療効果が極めて高く、脳神経外科疾患の治療の基本です。ですから、それと同等以上の効果がある場合にはじめて血管内治療を考慮すべきではないかと思います。

手術治療が主体であった領域が、新たな技術の導入で徐々に変わりつつある、そんな過渡期であるため二刀流が注目されているのかもしれません。

今後、何年かが経過した時点で、
・二刀流が複数存在する施設が良いのか?
・それぞれの一刀流がそろった施設が良いのか?
どのような評価になっているか、とても興味あるところです。

それまでの間、両者がそれぞれ高みを目指し、切磋琢磨していけば良いのではないかと考えています。
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二刀流の功罪

2012年03月14日 | 脳卒中
二刀流の功罪が話題になっていますので付け加えます。

「功」の方は、より良い治療を柔軟に選べる、治療介入のタイミングに遅れがない、複合治療も自分たちで出来るなど、数多くあります。
しかし「罪」もあります。その一つはみなさんのご指摘の通り、両方の治療を極めるために、勉強量と治療経験が2倍必要になることです。
そこで私達が現在、精力的に取り組んでいるのが二刀流を習得するための「トレーニング」です。脳神経外科専門医と脳血管内治療専門医の両方の取得を目標に、症例経験を共有してもらったり、チーム内で様々なトレーニングを行っています。これまで多くの先生達が専門医を取得してきましたし、今後も広く受け入れるつもりでいます。

さて、もう一つ「罪」を挙げると、二刀流医師は多忙になりがちです。紹介する側のドクターも、とりあえず患者さんを紹介しやすいという安心感があるのか、担当患者さんが多くなるのです。医師や患者さんに頼られる結果ですので、ある意味、冥利に尽きることだと私自身は考えていますが、あまりにも一部の医師に患者さんや救急治療が集中するのは問題です。このため脳梗塞の急性期手術など「待ったなし」の治療については、各地域でセンター化をはかり、各病院に赴任している専門医の負担を減らすことが必要です。もちろんセンターには複数の血管内専門医を配置する必要があります。こういった体制を整えることは医師の疲弊を防ぐだけでなく、患者さんが受ける治療の質を向上させることにつながるのです。ですから、このブログでも紹介しているような「Drip, ship」連携システムの構築や、二刀流医師のさらなる育成を行っているというわけです。

全国の二刀流を目指す先生方に、応援をお願いしたいと思います。
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静岡での講演

2012年03月11日 | 学会/研究会
昨日、静岡で「二刀流の功罪」という題名の講演をさせていただきました。
どちらの治療も行えることには良いことの方が圧倒的に多いのですが、勉強することが多くなるなど、大変な点もあります。
昨日は脳外科の先生が多かったので、具体的なお話をさせていただきました。
お招きいただいた志太記念脳神経外科の豊山先生、ありがとうございました。
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Web Conference

2012年03月09日 | 学会/研究会
昨日はWeb Conferenceという会に参加しました。
私たちは東京ステーションコンファレンスに集まり、二つのテーマに関するディスカッションを行いました。
その様子が全国64カ所の会場にWebで配信され、リアルタイムでアンケートを集計したり、チャットで質問を受けたりするシステムでした。
今回も大舞台と考えて準備をしましたが、坂井信幸先生の名司会と、小笠原邦明先生の素晴らしいコメントで、東京会場は大いに盛り上がりました。
全国の皆さんも楽しんでいただけたでしょうか。各会場が質問とアンケートで参加するこの形式。とても面白い試みでした。
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脳梗塞の予防薬 その2

2012年03月07日 | 脳卒中
脳梗塞予防の薬はどのように使われるのでしょうか?
以前にも説明したように、心臓が原因の場合と、それ以外の場合では種類が違います。実際に使われた結果、上の図に示すような使い分けとなっています。
ですから脳梗塞がどのタイプであるかを調べることが重要なのです。
次回から、もう少し詳しく説明していきますね。
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石黒先生、おめでとう!

2012年03月03日 | 人物紹介
当科の石黒光紀先生が日本脳神経血管内治療学会の専門医に合格しました!
昨日はみんなでお祝いでした。
これからもますます頑張ってください!
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家庭画報

2012年03月02日 | 報道・出版関係
みなさん、コメントありがとうございました。
さて、コメントでご指摘いただいたように、昨日発売の「家庭画報」に取材していただいた脳動脈瘤に関する記事が掲載されています。
Webではご覧になれませんので、もし機会があれば紙面の方をご覧下さい。

http://www.kateigaho.com/
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