脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

モーニングバード

2014年10月30日 | 報道・出版関係
一昨日、テレビ朝日のモーニングバードという番組から電話取材を受けました。
磯野貴理子さんが脳梗塞で入院したとのことで、脳梗塞に関して説明しました。
彼女は50歳。脳梗塞になるには確かに若い年齢ですが、実は若くても脳梗塞になる人はいるのです。
取材では、危険因子(高血圧、糖尿病、喫煙、高脂血症など)を管理することと、検査を受けることが大切であることを強調しました。
あとは脳ドック等をうけて自分の体を調べておくことも大切です。
みなさん、気をつけましょう!


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MR-CLEAN試験

2014年10月26日 | 脳梗塞
イスタンブールで開催されたWorld Stroke Conferenceにおいて、MR CLEAN試験で血管内治療の有効性が報告されたとの情報がありました。
詳細情報を入手しだい、またアップします。

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同門会

2014年10月18日 | 学会/研究会
本日は兵庫医科大学脳神経外科の同門会でした。
施設紹介の後、参加者全員が近況を報告しました。
笑いを取りながら報告する人、真面目に報告する人。
スタイルは人それぞれですが、お互いのことを知るとてもいい機会になりました。
それにしても同門会の先生方には本当にお世話になりっぱなしです。
いつか後輩たちに大きく羽ばたいてもらうことで、恩返しが出来ればと思います。
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一本の電話

2014年10月16日 | 閑話休題
台風直撃の日、一本の電話がかかってきました。
大学の同級生からでした。
彼らのお母様が脳の病気で入院したというのです。
言いにくそうでしたが、治療に来て欲しいのだと理解した私は、すぐにその病院の仲間に連絡し、新幹線に飛び乗りました。
台風で列車はもう止まりそうになっていました。自分が治療に間に合うかどうか、たどり着けるかどうかも分かりませんでしたが、とにかくその病院に向かいました。
しかしJRはなんとか動いており、病院に到着するとちょうど治療が始まるところで、すぐに合流しました。
かなり厳しい状況でしたが幸い治療は成功し、症状も非常に良くなられました。
自分の手がけた手術がうまく行き、ほっとしました。
そして何より、久しぶりに会った友人達の、輝くような笑顔が嬉しかったです。
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コメントについて

2014年10月16日 | その他
コメントですが、やはり入力してもこちらには届かないようです。
大変恐縮ですが、当面stroke_buster@mail.goo.ne.jpにご連絡ください。

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コメント

2014年10月15日 | その他
このブログへのコメントが届かないと連絡を頂きました。
原因を調べています。
大変恐縮ですが、少々お時間を下さい。
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男の料理第6弾 野菜とシーチキンのパスタ

2014年10月13日 | グルメ
今日は台風直撃のため部屋に籠ってお仕事三昧です。
気晴らしにパスタを作ってみました。
味は…
麺つゆですのでとても美味しいです。
盛りつけについてはこれでもマシな方ですのでご容赦下さい(^^;;
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抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン

2014年10月08日 | 脳梗塞
高齢化に伴い脳梗塞の患者さんが増え、今や脳卒中の75%が脳梗塞という状況になっています。このため必然的に脳梗塞予防の薬を内服している人も増加しています。それでは薬を内服中の方が外科手術や内視鏡検査を受ける時にはどうしたら良いでしょうか?

2009年の脳卒中診療ガイドラインには、内視鏡で生検などを受ける場合には3-5日間は休薬することが推奨されていました。しかし2012年の「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」ではその内容が大きく変わっています。
このガイドラインには「休薬による血栓塞栓症の高発症群」として、
 脳血行再建術(頸動脈内膜剥離術,ステント留置)後2 カ月
 主幹動脈に50% 以上の狭窄を伴う脳梗塞または一過性脳虚血発作
 最近発症した虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作
などが挙げられています。
また、
「内視鏡的粘膜生検は,アスピリン,アスピリン以外の抗血小板薬,抗凝固薬のいずれか1 剤を服用している場合には休薬なく施行してもよい.ワルファリンの場合は,PT-INR が通常の治療域であることを確認して生検する. 2 剤以上を服用している場合には症例に応じて慎重に対応する.生検では,抗血栓薬服薬の有無にかかわらず一定の頻度で出血を合併する.生検を行った場合には,止血を確認して内視鏡を抜去する.止血が得られない場合には,止血処置を行う.」と推奨文に明記されています。

この情報が浸透し、安易な休薬による脳梗塞が減少することを願っています。
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RESCUE-Japan 研究開始!

2014年10月06日 | 脳梗塞
急性期脳梗塞に対する血管内治療は、このブログでも紹介しているように大変有望な治療法です。
しかし思ったほど全国に普及しません。なぜなのでしょうか?
それは2013年に発表された3つのランダム化比較試験で、その効果が証明されなかったからです。
早く血管が開通すれば良くなる患者さんが多いと考えられているのですが、実際には治療をしても良くならなかったり、かえって出血などが起きることもあるのです。

最近、新しいステント型機器や大口径の吸引器具が使用可能となり、血管の再開通率が上昇してきました。また時間を意識することも重要であることが分かってきました。こういったことを背景に欧米では複数の臨床試験が開始されています。
わが国においては人種も違いますしt-PAの量も違うため、独自に試験が必要です。このためRESCUE-Japan RCTというランダム化比較試験を開始しました。この試験は、すでに有効性が証明されているt-PA静注療法に加え、血管内治療を行うことが実際に効果があるかどうかを調べるものです。
一旦否定された治療法ですが、新たな器具を用いて迅速に治療すれば効果が証明出来るかもしれません。
そして、この治療の有効性が証明されれば全国、そして世界の多くの方が治療を受けられるようになるはずです。
全国50施設の同志とその証明に挑みます。応援、よろしくお願いします。

コメント (3)
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芦屋での市民講座

2014年10月04日 | 学会/研究会
本日は市立芦屋病院主催の市民講座で、私が脳卒中、友金先生が脳腫瘍のお話をさせて頂きました。
会場は満席で、芦屋地区のみなさんの脳疾患に対する関心の高さを実感しました。
本日の私たちのお話が少しでもお役に立てばと思っています。
参加された皆さん、そして関係者の皆さん、ご苦労様でした。
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