クリップの劣化について質問がありました。
これまで全世界で多くのクリッピング術が行われてきました。
しかしクリップの劣化による再出血や悪化は聞いたことがありません
ですからクリップの劣化については心配いらないと思います。
次にMRIの件ですが、これはどのような種類のクリップを用いたのかによって違ってきます。
最近ではチタン製のクリップが多く使われており、これはMRIに適合しています。
またCT検査でも画像の乱れ(アーチファクト)が少なく、CTアンギオの撮影も可能な程です。
しかし以前に使用されていた脳動脈瘤クリップには強磁性体のものもあるため注意が必要です。
手術で使用された器具について術者に直接確認し、MRIが出来るかどうかを確認する必要があります。
最近では3テスラという高度な地場を使用するMRIも使用されるようになってきています。
私の施設でもこの機種を使っていますが、確かに画像がきれいですし、脳の働きを調べることも可能です。
しかしこれまで以上にチタン製以外のクリップを使用している患者さんには検査による危険性を説明するようになりました。
他の施設で治療を受けた患者さんの場合には安全のためMRIを行わない病院もあります。
この際、病院側の安全確保のため「MRIはできません」と説明されることもあります。
しかしよほど昔の強磁性体のクリップでない限り、実際には検査自体は可能です。ただしMRIの画像はある程度乱れますが。
一度この機会に自分の手術に使用されたクリップを直接その病院に確認されることをお勧めします。
年数がたつ程、確認は難しくなりますよ。
これまで全世界で多くのクリッピング術が行われてきました。
しかしクリップの劣化による再出血や悪化は聞いたことがありません
ですからクリップの劣化については心配いらないと思います。
次にMRIの件ですが、これはどのような種類のクリップを用いたのかによって違ってきます。
最近ではチタン製のクリップが多く使われており、これはMRIに適合しています。
またCT検査でも画像の乱れ(アーチファクト)が少なく、CTアンギオの撮影も可能な程です。
しかし以前に使用されていた脳動脈瘤クリップには強磁性体のものもあるため注意が必要です。
手術で使用された器具について術者に直接確認し、MRIが出来るかどうかを確認する必要があります。
最近では3テスラという高度な地場を使用するMRIも使用されるようになってきています。
私の施設でもこの機種を使っていますが、確かに画像がきれいですし、脳の働きを調べることも可能です。
しかしこれまで以上にチタン製以外のクリップを使用している患者さんには検査による危険性を説明するようになりました。
他の施設で治療を受けた患者さんの場合には安全のためMRIを行わない病院もあります。
この際、病院側の安全確保のため「MRIはできません」と説明されることもあります。
しかしよほど昔の強磁性体のクリップでない限り、実際には検査自体は可能です。ただしMRIの画像はある程度乱れますが。
一度この機会に自分の手術に使用されたクリップを直接その病院に確認されることをお勧めします。
年数がたつ程、確認は難しくなりますよ。