みなさんこんにちは、今回は脳動脈瘤術後の定期検査について紹介しました。
治療が終わった後、どの程度の頻度で受診すればいいのでしょうか?これは多くの患者さんから受ける質問です。
脳動脈瘤の大きさ、多発か単発か、どのような治療を受けたか、などによって必要性は変わってきます。
では何をもとに医師は定期検査を進めるのかというと、再発していないかどうか、そして、多発性の場合には残っている動脈瘤が増大していないかどうかを確認しているのです。
また新たな動脈瘤ができることもあります。一般の方は0.5%未満とされていますが、脳動脈瘤がある程度大きくて治療を受けたような方はやや頻度が高いとされています(0.5〜1.0%)。このため脳動脈瘤治療後の方で、特に危険因子のあるような方は長期、検査を継続される方が多いです。
ではどんな検査法がいいのか?以前は開頭クリッピング術は全員、CT造影検査(CTA)や血管撮影を受けてもらっていました。またステント併用コイル塞栓術やフローダイバーター留置術後はMRIではステントの中が見えないので、脳血管撮影が行われていました。
しかし最近ではサイレントMRIなどでステントやフローダイバーターの中まで確認することが可能になってきました。
今回はこの定期検査について詳しく紹介しています。
ぜひご覧くださいね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZXcrjA5FPCc