脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

佐々木真理先生のご講演

2013年03月30日 | 学会/研究会
昨日、岩手医科大学の佐々木真理(まこと)先生に御講演に来ていただきました。
急性期脳梗塞においてとても重要な画像検査についてのご講演でした。
佐々木先生のご講演はいつも素晴らしいのですが、今回もまさに「目からウロコ」というお話でした。
うちのスタッフみんなのモチベーションまで上げて頂き、本当に感謝です。
先生は今や誰もが認める日本のリーダーでいらっしゃいますが、私たちなどがこのようにお近づきになれて本当に嬉しく思います。
先生のご指導で日本の脳梗塞治療が進歩するよう、微力ながら頑張って行きたいと思います。
佐々木先生、本当にありがとうございました。
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見学会

2013年03月29日 | 学会/研究会
一昨日、見学会を開催しました。
横浜市立大学の加藤先生、西湘病院の竹内先生、鳥取大学の坂本先生、野島病院の竹内先生に参加して頂きました。
ディスカッションで私たちも勉強になりました。
ありがとうございました!
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台湾神経放射線学会

2013年03月24日 | 学会/研究会
台湾の神経放射線学会に招かれ、講演をしました。
テーマは急性期脳梗塞と頚動脈狭窄症治療の2つです。
質問をたくさん頂き、台湾の熱気を感じました。
ただ、最近報告された血管内治療に関するネガティブな臨床試験の結果は予想以上に世界を震撼させているようです。
日本でも何らかのチャレンジが必要かもしれません。
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Stroke 2013

2013年03月22日 | 学会/研究会
日本脳卒中学会にきています。
この学会は日本脳卒中の外科学会とスパズムシンポジウムとの合同開催です。
朝イチで、RESCUE-Japan研究者会議を終わり、ほっとして皆でホテル内で撮影しました。
ここ高輪プリンスの日本庭園には都会とは思えない素晴らしい桜並木があり、すでに満開です。
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水頭症 その2

2013年03月20日 | くも膜下出血
水頭症の症状についてお話しします。
水頭症には2つのタイプがあります。
急性水頭症と慢性水頭症です。

急性水頭症は、水の流れ道が急に閉塞することで起こりますので、「閉塞性水頭症」とも呼ばれます。
急に水の流れが塞がれるので、脳室で産生される水の行き場がなくなり、頭の中の圧力が上がります。これを医学的に「頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん)」と言います。
症状として、頭痛や嘔吐、視力低下などが起こります。

慢性水頭症はくも膜下出血や髄膜炎の後に起きてくるものを指します。
水の流れが徐々に悪くなって起こります。とは言っても流れ道はそれなりに残っているため「交通性水頭症」とも呼ばれます。また、くも膜下出血後の水頭症は「正常圧水頭症」と呼ばれます。
さて、このタイプには典型的な3つの症状があります。
1)物覚えが悪くなる
2)歩行障害
3)尿失禁
この3つです。この症状は認知症の症状に似ています。このためこのタイプの水頭症はうまく診断されず、「認知症」として治療されることが多いと言われています。

脳の症状というと、麻痺や言語障害が多いものですが、水頭症ではちょっと違った症状が出るのです。

          
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水頭症 その1

2013年03月17日 | くも膜下出血
水頭症について説明する準備段階として、まず脳脊髄液について説明します。

私たちの頭の中にはお水があり、脳脊髄液(のうせきずいえき)または髄液(ずいえき)と呼ばれています。以前、医学生に「髄液って血液が混じったような赤色ですか?」と聞かれたことがあるのですが、本当に透明なお水なのです。不思議ですけど、涙のようなものと考えると納得がいくかもしれませんね。

さてこの髄液、脳の中の脳室という部屋で産生され、脳の中をめぐった後、外側に出て脳の表面を回った後、くも膜顆粒というところから静脈に出ていきます(上図)。1日の産生量は約500mlとされていて、成人では脳室の体積が180ml前後とされているので、1日に3-4回 入れ替わると言われています。脳の中も外も綺麗な水で満たされているのです。

さて、髄液の流れ道のどこかがブロックされると、どんどん水がたまってしまい、脳室の中の圧力が高まってしまいます。この状態を水頭症と呼びます。

次回は水頭症の病態についてお話しします。






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お問い合わせについて

2013年03月16日 | その他
本ブログにコメントを頂いたみなさん、ありがとうございます。
個人的な相談に関しては
http://www.e-oishasan.net/site/yoshimura/index.html
から、相談メールをお送り下さい。
よろしくお願い致します。
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メーテレ UP!

2013年03月12日 | 報道・出版関係
本日はメーテレUP!という番組の取材を受けました。
脳梗塞の最新治療というテーマで、緊急治療と予防治療を取材して頂きました。
金曜日午後6時半からだそうです。
時間が短いようですが、楽しみにしています。

http://www.nagoyatv.com/up/
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古風人

2013年03月10日 | グルメ
先週、見学の先生方と行ったお店です。
岐阜では旧家をリノベートしたレストランが人気です。
この古風人(こふうど)は私の友人が経営するお店で、岐阜都ホテルの近くにあります。
最近、旧中山道沿いの旧家を改築したお店をはじめられたということなので行ってきました。
やはり旧家ならではのしっかりとした作りが感じられて、とても落ち着きます。
料理もとてもおいしく、楽しい時間を過ごせました。

古風人 領下
http://cohoodo.com/ryoge/
TEL 058-240-3088
〒500-8241 岐阜県岐阜市領下22
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再会

2013年03月09日 | 閑話休題
昨日は新宿で講演をさせて頂きました。Tokyo Stroke Forumという会です。
講演の後、多くの方にお声をかけて頂きましたが、以前私たちの施設に見学に来た先生に再会しました。

その頃彼は研修医でしたが、現在は東京のある大学病院で脳外科医として頑張っているとのことでした。
現在は外科手術を中心に学んでいるとのこと。話し振りも研修医の頃とは違い、自信に満ちあふれていました。
そしていずれは「二刀流」になることを目指しているということでした。
「近いうちに彼と一緒に仕事ができるかもしれない。」
そう直感し尋ねると、「ぜひ」ということでした。

二刀流を目指す先生
血管内治療の専門医を目指す先生

ぜひ声をかけてください。
全力で応援しますよ!
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