脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

OSAKA光のルネサンス

2019年12月22日 | 閑話休題
大阪中之島のライトアップに行ってきました。
写真は大阪市中央公会堂のプロジェクションマッピングというものです。
歴史ある建物にカラフルなライトが当たって、きらびやかに輝きます。
わずかな時間でしたけど、楽しめました。
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見学

2019年12月12日 | 学会/研究会
昨日は国内から3名の先生が脳血管内治療の見学に来てくださいました。
ステント併用コイル塞栓を見ていただきましたが、予定通り無事終えることができました。
治療困難例についてのプレゼンテーションではディスカッションが盛り上がりました。
来ていただいた下記3名の先生方、サポートいただいた日本ストライカーのみなさまに感謝申し上げます。

聖マリア病院  脳神経外科 坂井 英生先生
広島市民病院  脳神経外科 木谷 尚哉先生
松山赤十字病院 脳神経外科 渡邊 陽祐先生

ありがとうございました!

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脳動脈瘤 その6 脳動脈瘤の種類 (形による分類)

2019年12月10日 | 動脈瘤
今回は脳動脈瘤の種類についてお話ししたいと思います。
というと、「え?動脈瘤にも種類があるのですか」という方がおられるかもしれません。
しかし、「特殊なタイプの動脈瘤だと言われたので受診しました」という方もいらっしゃいます。

                   

なぜ動脈瘤の種類を知るのが重要なのか?それは破裂などの危険率が違うからなのです。
それでは脳動脈瘤の種類をいくつか紹介します。

まず形により2つに分かれます。
1)嚢状(のうじょう)動脈瘤
2)紡錘状(ぼうすいじょう)動脈瘤

1)嚢状(のうじょう)動脈瘤の方が多く、一般的です(図)。嚢(のう)というのは袋ということですから、袋状に膨らんだ動脈瘤ということになります。つまり、血管からぷっくりと外に向かって膨らんでいる動脈瘤で、破裂しやすいとされています。
2)紡錘状(ぼうすいじょう)動脈瘤は血管が全体に膨らんでいるものを指し、比較的破裂しにくい形とされています。ただし大きくなると圧迫症状を起こしたり、破裂することもあります。

嚢状動脈瘤については破裂率なども詳しく調査されており、手術もよく行われています(のちに詳細に解説します)。
一方、紡錘状動脈瘤は見つかっても破裂率が低いため様子を見ることがほとんどです。
ただし前述のように増大する場合などには治療を考慮することがあります。

まず形による分類を理解してもらえましたでしょうか?
次は原因による違いについて紹介します。

                    
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WANS meeting

2019年12月09日 | 学会/研究会
インドのムンバイで開催されたWANS meetingに参加してきました。
完全なclosed meetingで、世界のトップリーダーがそれぞれ講演をする会です。
一人一人の持ち時間は少ないのですが、範囲は広く、内容は深く、とても勉強になりました。
頭蓋底手術などの専門家が多いのですが、私は脳動脈瘤治療の二刀流について話してきました。
自身の発表の前に、脳神経外科医が血管内治療をすべきかどうかでもめにもめた後でしたが、普段の調子で思い切って発表したところ、多くの先生方に「Your talk was good!」といってもらえてホッとしています。
なぜ自分のようなものが選んでいただけたのかよく分かりませんが、できるだけ参加して日本の取り組みを紹介したいと思います。
会場では、東京医大の河野教授、広島大学の栗栖教授、大阪市大の大畑教授とご一緒させていただきました。
ありがとうございました!
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