脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

台風

2012年09月30日 | その他
岐阜は台風ですごい風です。
これから関東に向かうそうです。
みなさん、気をつけて!
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心原性脳塞栓症の予防薬:その1 ワルファリン コントロール

2012年09月26日 | その他
ワルファリンのコントロールは簡単ではありません。
同じ人でも食事や体調に左右されてしまうからです。
上のグラフを見てください。
1年間(12ヶ月)ずっと安定していた患者さんのINRが突然上昇しているのが分かると思います。
ちなみに患者さんはきっちりと内服されていて、特に変わった食べ物も食べていないということです。
このようにワルファリンは規則正しく内服していても効きすぎたり、効かなかったりするため、ずっと血液検査を続けなければなりません。
でないと、危険でさえあります。
食事制限をきっちりと守り、毎回外来で採血することを苦痛に思わない方がワルファリンコントロールに向いていると言えます。
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兵庫医科大学

2012年09月24日 | 病院
昨日は共同研究のために兵庫医科大学を訪問しました。
MRIを用いたプラーク診断の研究です。
本研究ではフィリップス社の3テスラMRIを用いた最新のプラーク診断を採用するため、シアトルから山田清文先生とBaocheng Chu先生が来日されました。
昨日は兵庫医科大学の脳神経外科、および放射線科の先生方と本研究について討議し、すぐにも研究を開始する予定です。
本解析法では頚動脈狭窄症患者さんに有益な情報が得られるため期待しています。進行がとても楽しみです。
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幸多かれ!

2012年09月23日 | 閑話休題
昨日は後輩の宮居先生の結婚式でした。
色々なイベント満載で、楽しい時間を過ごせました。
宮居先生は現在、岐阜県総合医療センターの脳神経外科に勤務していますが、実は彼が高校生の頃からの知り合いです。私たちと同じ脳外科医を目指してくれたことをとても嬉しく思っており、今後の活躍に期待しています。
奥様は同じ医療センターの産婦人科医ということですが、とても綺麗で優しそうな方でした。
夫婦ともに医師ということで忙しいこともあるでしょうが、お互い支え合って頑張って欲しいです。
お二人の未来に幸多かれ!
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理想の上司

2012年09月21日 | 人物紹介
一昨日、私達が大変お世話になった方がご転勤されると挨拶にこられました。
大塚製薬岐阜出張所の経沢英志さんです。
経沢さんは私が「理想の上司」と尊敬する方です。

ある時、大塚製薬の方と学内での研究会を企画したのですが、当日に知り合いの先生に「え?今日開催?聞いていないよ。」言われました。あわてて担当の方に確認すると、勘違いでわずか数名の人にしか案内していないとのこと...。会場は100名前後は入れるところですし、講師は大変有名な先生方です。気付いたのは開催のわずか2時間前...。私は顔面蒼白になりました。
そこで担当の方を応援に呼びつつ、手元にある案内のチラシを大至急コピーし、大学内を走り回ろうとしたところ、ドアが開き、そこには所長である経沢さんが立っていました。
そして「私に案内に回らせてください」とのこと。私は「時間がないので私も回ります」と言いましたが、「大丈夫です、先生。これは私の責任ですので私が責任を持って回り、事情を説明して、なんとか出席者を確保します。」とおっしゃいました。
私は胸を打たれました。
お任せしたところ、実際、会までの2時間で案内が行き届き、出席者も十分に集まり、会は無事に終わりました。

部下の失態は全て自分の責任である。
だから自分自身が頭を下げて事態収拾に回る。
そして、結果を出す。

経沢さんのこのご対応は、私にとって一生忘れることの出来ない教訓となりました。
この度は本社へのご栄転とのこと。
医師と製薬会社という関係を超え、経沢さんの益々のご活躍をお祈りしております。
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心原性脳塞栓症の予防薬:その1 ワルファリン モニタリング

2012年09月19日 | 脳梗塞
ワルファリンの続きです。
ワルファリンは心臓からの脳梗塞(心原性脳塞栓症)の予防に大変有効性が高いとされています。

しかし同じ量を内服しても人によって効果の程度が違います。
またワルファリンは食事や他の薬剤などにも影響されます。ですから、「納豆は食べないように!」と指導されます。
このように個人差や食事などによってその効き具合が変化してしまうのがワルファリンの最大の難点です。効果が足りなければ脳梗塞予防効果はありませんし、効きすぎると出血合併症が起きてしまうからです。

従ってワルファリンを内服する場合には定期的に採血を行って、どのぐらい効いているかをチェックする必要があります。
具体的にはプロトロンビン時間、しかも最近では試薬による誤差を補正した値である国際標準比「INR(International Normalized Ratio)」で評価されます。

INRの適正値は2.0から3.0の間とされています。高齢の方では1.6から2.6と少し控えめな値での管理が推奨されています。
このため毎回採血を受けないといけないのですが、個人個人のその時々の状態を把握し、微調整を行えば、大変効果が高く有用な薬と言えます。
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勝手丼

2012年09月16日 | グルメ
朝イチで市場に行きました。ご飯だけ注文して好きなものをいろんなお店で買って載せる勝手丼!面白いですねー。
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脳卒中カンファレンス in 釧路

2012年09月16日 | 学会/研究会
講演で釧路に来ています。
この地区で急性期脳梗塞の血管内治療をしている専門医の先生はただ一人。市立釧路総合病院脳神経外科の野村達史先生だけだそうです。対象人口30万人ということですから、大変です。
しかも非常に広い地域が対象とのことですので、tPAだけでは対応できません。まさに「Drip-ship」による再開通療法を用いるべき状況にあるとのことです。
今回は急性期脳梗塞と大型・巨大脳動脈瘤についてお話し致しましたが、釧路地区の脳卒中医療の連携がさらに発展する一助になればうれしいです。
お招き頂いた市立釧路総合病院脳神経外科 今泉俊雄先生をはじめ、関係者の先生方に心より御礼申し上げます。
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近畿脳血管内治療シンポジウム

2012年09月14日 | 学会/研究会
本日は近畿脳血管内治療シンポジウムでした。
京都大学の宮本 享教授が主催された会ですが、脳梗塞と動脈瘤の二つのテーマで大変盛り上がりました。
big debateは、午前中はディスカッサーとして、午後は会場の参加者として楽しみました。大変勉強になりました。
素晴らしい企画をされた事務局の石井 暁先生はじめ、関係者の皆様に感謝申し上げます。

http://neurosur.kuhp.kyoto-u.ac.jp/topics_course/20120914.htm
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APSC 2012

2012年09月11日 | 学会/研究会
昨日、Asia Pacific Stroke Conferenceで発表してきました。
東京女子医科大学の内山真一郎先生が主催されているこの会で、急性期脳梗塞に関する講演をさせて頂きました。他の講演も大変興味深く、勉強になりました。
内山先生と関係者の方に御礼申し上げます。
この会はまだ第2回めとのことで、来年は香港だそうです。楽しみです。
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