脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

Merciの実物を見ました!

2010年02月27日 | 脳梗塞
脳の血管が急に閉塞した時に、それを再開通させないといけないとこれまでお話ししてきました。
血栓を風船で壊す方法でこれまで私たちは治療してきましたが、アメリカでは血栓を取り出す方法が行われていてそれが上の写真のメルシーです。正式にはメルシーリトリーバーといいます。
このメルシーがとうとう日本でも認められました。
ということですが国内ではもちろんまだ見れませんので、今回の学会の企業ブースで触らせてもらいました。
先端のコイルのようになっている部分は結構固い。しっかりとしたメモリーです。そこに糸が何本も絡み付いていて、血栓を逃さないように工夫をされています。
これまでこのメルシーは改良を重ねて来ており、左のX, L typeは初期型です。現在はV typeが使われています。
やっと使えるようになるメルシー。治療器具は何でもそうですが、うまく使えば効果が上がるし、使い方を間違えるとトラブルが起こります。
これを効果的に使えるように、講習等が行われるはずです。
メルシーの日本上陸、楽しみです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真央ちゃん、頑張ったね!

2010年02月26日 | 閑話休題
応援していた浅田真央ちゃんが銀メダルだったと知りました。
こちらで仕事があってリアルタイムにテレビを見れませんでした。
金妍児選手は本当にきれいな滑りをしますからね。近代稀に見る天才です。振り付けも素晴らしい。しょうがないかも。
でも一発逆転してくれるんじゃないかと期待していたので残念です。多分、日本中のファンががっかりしたんでしょうね。

でもトリプルアクセルも決めたんだし、銀メダル!
これはすごいことです。おめでとう!
元気を出して、またこれから頑張ってほしいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

San Antonio

2010年02月25日 | 学会/研究会
サンアントニオの知識が全くない状態でこちらに来てしまったので、ちょっとWikipediaで調べてみました。
「サンアントニオ (San Antonio) は、テキサス州南部に位置する都市。人口は126万人(2005年)で、近年特に人口が急増している都市の1つ。1720年にスペイン人宣教師が入植、市名の由来はこの地に設けられた2つの砦に基づく。1848年にグアダルーペ・イダルゴ条約によってスペイン統治下からアメリカ国土となった。年間1000万人以上が訪れる全米有数の観光都市」
とありました。
確かにレストランの名前はスペイン語のものが多いですね。
私たちが宿泊しているOmni HotelはRiversideにあり、上の写真のように川沿いが歩道になっていて、レストラン等がいっぱい並んでいますよ!
どこも美味しそうです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ISC 2010

2010年02月24日 | 学会/研究会
今日はInternational Stroke Conference 2010に出席するためアメリカのサンアントニオに来ています。
テキサスはアメリカ南部ですから、さぞかし暑いだろうと思ってきたのですが、寒い!
昨日は最高気温5度(;;)
ということで、早速アメリカンステーキを食べて体力をつけました(あんまり関係ないか...).

今回が初めての出席で要領が分かりませんが、脳卒中の最新情報を勉強してきます!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リピトールmeeting

2010年02月24日 | 学会/研究会
日曜日に東京でリピトールオピニオンリーダーズミーティングがありました。
全国から著名な先生方が集まっておられ、そこで清文先生が出したリピトールの動脈硬化安定化作用に関するデータを紹介しました。
皆さんがこの結果を評価してくださって、とても誇らしく思いました。
コレステロールを下げる薬のうち、このスタチンという系統の薬は、動脈硬化を改善する作用があることが分かりはじめており注目されているのです。
我々も少ない症例ながら、この薬を飲むと頚動脈の動脈硬化が安定化するという明快なデータを出せました。
一歩一歩、みんなで進んで行きたいです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20年ぶりの同窓会

2010年02月23日 | 閑話休題
先週土曜日に20年ぶりに開かれた同窓会に出席しました。
学会の専門医試験の後、神戸から連続して東京出張の予定でしたので出席できないかと思っていました。
でもなんとか調整し、遅れてしまいましたが出席することができました。
何と言っても20年ぶりです。卒業してから初めてです。
「顔が分かるかな」とか思っていましたが、みんなそんなに変わっていなかった。
というか気づいていないだけ?それともお互いにかばい合っている?
まあ、それはさておき、今数えると32人も出席しています。
全員で80人ぐらいのはずですからすごい出席率!東京から来ていた人もいました。
自分のように大学病院で仕事をしている人、開業している人、クリニックをいくつも経営している人。
みんな色々ですが、元気そうでした。
とにかく楽しかった。
また企画したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本脳神経血管内治療学会専門医試験

2010年02月21日 | 閑話休題
昨日まで神戸で日本脳神経血管内治療学会の専門医試験があり、試験監督をしていました。
今回はうちの大学から山田清文先生、江頭裕介先生、そして関連の村上記念病院の山下健太郎先生が受験しており、そのなりゆきを見守っていましたが、3人とも無事合格!
発表を見る時は自分のことのように緊張しましたが、見事でした!
とてもうれしかったです。
自分はこの試験委員をしていますが、受験生の臨床技術を確認し、さらに伸ばすよう工夫が凝らされています。
3人のますますの活躍を祈りたいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高橋大輔選手、銅メダル!

2010年02月19日 | 閑話休題
やりましたね、高橋大輔選手!
男子フィギュアでは日本男子初のメダル獲得だそうです。
今日は日本脳神経血管内治療学会の試験監督でリアルタイムでは見れませんでしたが、先ほど録画で見させて頂きました。
世界一のステップ、やはり素晴らしい!
日本人として誇らしいです!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Perfect Seminar

2010年02月16日 | 学会/研究会
昨日は岐阜地区の循環器内科の先生方に頚動脈ステント留置術についてお話しさせて頂きました。
この会を主催されたのは岐阜大学循環器内科の西垣和彦先生です(写真参照)。西垣先生にはいつも患者さんのことで大変お世話になっています。
特別講演のもう一人は信州大学循環器内科の宮下裕介先生で、腎動脈狭窄例に対する血管内治療について素晴らしい講演をされました(写真参照)。
わたしは例によって頚動脈です。
現在、頚動脈ステント留置術(CAS)と頚動脈内膜剥離術(CEA)の比較研究の結果がいくつか報告されたので、その結果を紹介しました。CASは切らない治療で体に優しいのですが、脳梗塞を起こす率がCEAより少し高くなるため、これまでの3つの比較研究ではCEAの方が優れているという結果になったのです。
日本での最新の治療成績も集積されましたが、その結果、海外での治療成績よりやや劣るという結果になっています。
以上から、全ての症例をCASで治療するというのは、現時点では明らかに時期尚早で、もっといい治療デバイスが開発されるか、我々のようにプラーク診断で症例を選ばないとCEAと同等の結果は出ないということになります。

このようなことをお話ししましたが、やはりカテーテル治療の専門家が多いため、非常に良くご理解頂いたようで、的を得た質問も多く、うれしかったです。

貴重な機会を頂いた西垣先生はじめ循環器内科の先生方、ありがとうございました。
頚動脈狭窄症は心臓の血管や足の血管にも狭窄を伴っていることが多いため、循環器内科との連携は極めて重要です。
私たちは普段から大変お世話になっているため、これからも循環器内科の先生方の期待に応えられるよう頑張りたいと思います。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

惜しかったなあー

2010年02月14日 | 閑話休題
いよいよ冬期オリンピックが始まりましたね。
今日は早速、モーグルの決勝があり、上村愛子選手が決勝に進出しましたが、惜しくも4位...
メダルまで、もうちょっと。本当に惜しかった。
でも滑走前から見ているこちらもドキドキしましたよ。
やっぱりオリンピックメダルというのは難しいんですねー。
ほんの百分の何秒の違いで、着地とかの結果が変わってしまいますもんね。運も良くないとメダルは取れないんでしょうね。
アメリカやカナダの選手は強かったですが、上村選手の滑走自体は失敗ではなく、すばらしかった。全力を出し切れたんだから、良かったんじゃないかな?
次回もトライするのかな?
これからも応援したいです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする