脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

米国での再開通療法最前線

2015年09月27日 | 人物紹介
今回訪問した主目的は米国での脳梗塞に対する血管内治療の最前線を取材することでした。
ただし、この治療は緊急の症例がないと見られません。
2日程度の滞在で見学できるかどうかとても不安でした。
しかし昨日の夕方、緊急症例がヘリで搬入され、Dr. Freiの見事な治療を見ることが出来ました!
穿刺から再開通まで20分程度で、患者さんもベッド上で見事見回復しました。
やはりこの治療は感動的ですし、院内とカテ室の迅速な体制を見て、多くを学ぶことが出来ました。
この取材に協力してくれたDr. Freiをはじめ、多くの方々に心から感謝申し上げます。

The purpose of this visit was to collect the information about acute stroke treatment in the US. Dr. Frei in Swedish medical hospital in Denver kindly allowed us to record the real treatment. Although our stay was for only 2days, we luckily saw the procedure, and Dr Frei successfully treated the patient!
We learned a lot from him during this stay. Thank you Don, we really appreciate it.
Look forward to seeing you again at the next meeting in Gold Coast.
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Swedish Hospital in Denver

2015年09月25日 | 病院
学会の取材でDenverにあるSwedish medical hospitalのDr. Don Freiの治療見学に来ました。
一例目は内頸動脈瘤に対するパイプラインとコイルの組み合わせでした。
とても勉強になりました。
明日まで滞在する予定です。
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函館での講演、そしてGLAY巻き!

2015年09月20日 | その他
函館に講演にお招き頂きました。
函館新都市病院の原田先生をはじめ、松浦先生、松崎先生など多くの方に大変良くして頂きました。
ところで会の後に行った函館市内の鮨金(すしきん)分店、以前にもお伺いしましたが、やはり最高でした。
ロックバンドGLAYのみなさんの行きつけだそうで、ウニの昆布巻きが最近では「GLAY巻き」と呼ばれるようになったとか。この巻き寿司、本当にまろやかで絶品です。
そして何より、大将の楽しいお話と笑顔が最高!また行きたいです。
原田先生、みなさん、ありがとうございました。
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最近の定番

2015年09月16日 | グルメ
最近の駅弁の定番は、八十島の大阪寿司!
小さな箱に巻き寿司と押し寿司が並んでいて、見た目も綺麗です。
色んな味が楽しめて、量も結構あるのです。
新大阪駅のJR側に売っています。
見つけたらぜひお試しあれ!
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血栓除去デバイスが推奨されました!

2015年09月13日 | 脳梗塞
米国心臓協会・米国脳卒中協会は、最近報告された6つの臨床試験の結果を基に、「tPA投与後も脳の太い動脈に血栓が残存している場合に血栓除去デバイスによる血管内治療が有効」として推奨しました。
特に下記の条件を満たす場合に推奨されています。

(1)発作前に重度の障害がない
(2)発症から4時間半以内にtPAが投与された
(3)脳主幹動脈に血栓がある
(4)18歳以上
(5)急性発症で重症な場合
(6)画像診断上、脳梗塞が患側の半分以下
(7)発症から6時間以内に治療を開始できる

もちろん、これまでどおり血栓を溶かすtPA静注療法はゴールドスタンダードと記載されています。それを行った上で、脳の血管が開通しなかった方が対象です。
いよいよこの治療が標準治療として推奨されるようになってきました。
日本でも急速な普及が期待されます。
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新しい動脈瘤塞栓用ステント LVIS

2015年09月11日 | 動脈瘤
新しい動脈瘤塞栓用ステント LVIS(エルビス)が使用可能となりました!
これまでのステントと何が違うのか?
1. 細いカテーテルで誘導できること
2. 小さな動脈瘤にも使用可能となったこと
が、主な違いです。

1.は、太いカテーテルよりも細いカテーテルの方が誘導しやすいのでもちろん有利です。
特に、最初はバルーンカテーテルで治療して、その後に、バルーンカテーテルの中から挿入が可能なので治療がやりやすくなりました。
2.については、これまでの動脈瘤塞栓用ステントは7ミリ以上の動脈瘤に適応となっていましたが、LVISは5ミリから使用可能なのです。

太い血管にはこれまでのステント(Enterprise, Neuroform)
細い血管には新しいLVIS
という使い分けが出来そうです。
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3年目の船出

2015年09月01日 | 閑話休題
兵庫医大に赴任して2年が経過し、本日から3年目になりました。
当時の兵庫医大スタッフのうち、残る人はわずか4名。
私と同時に赴任した田中先生、進藤先生の2名を加えて、実質7名での船出でした。

その後、昨年4月から2名の新人とスタッフ2名が加わり、11名となりました。
多くの方々のご協力により症例数は徐々に増加し、年間手術数は500例を超え、スタッフで力を合わせて精一杯の診療を行ってきました。
学会発表や論文執筆も少しずつ増加し、教科書も3冊出版しました。
睡眠を削る日々が続きましたが、今年の7月に3冊目の教科書の最終校正を終えてから徐々に落ち着いてきました。
本年4月からスタッフは16名に増加し、先週、赴任後2年目の最後にMt. Fuji Workshopを開催しました。

3年目の船出は来年の日本脳神経外科コングレスの準備とともに始まります。
嬉しいことに、この10月から1名、4月にはさらに3名以上の増員予定です。
徐々に大所帯になりつつありますが、皆で仲良く、じっくりと進んでいきたいと思います。
皆さん、今後もどうぞよろしくお願い致します。
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