新しい抗血小板薬プラスグレルが心臓領域で承認されました。
抗血小板薬は、血液をサラサラにする薬です。
日本人は遺伝子多型のため、10-15%の患者さんでは、抗血小板薬が効きません。
ですから、脳梗塞の急性期やステントを留置する場合などに、2種類の抗血小板薬を飲んでもらっています。
しかし、中には運悪く2種類とも効かない人が出てきます。そのような場合にステントを留置すると、血栓ができるなどしてトラブルが起きやすくなります。このためこれまでは3種類の薬を投与してしのいできました。
この新たなプラスグレルという薬は遺伝子多型の影響を受けず、ほぼ全ての人で一定の効果を示す点で優れています。実際、他の2種類の抗血小板薬が効かなかった患者さんに、プラスグレルを投与する経験をしましたが、血小板凝集能検査(抗血小板薬の効き具合を確認する検査)で、しっかりとその効果を確認することができました。
今後は脳の血管にステントを留置する場合にも、この薬が役に立つケースがあると考えています。いずれ脳領域でも主役の1つになるかもしれませんね。
抗血小板薬は、血液をサラサラにする薬です。
日本人は遺伝子多型のため、10-15%の患者さんでは、抗血小板薬が効きません。
ですから、脳梗塞の急性期やステントを留置する場合などに、2種類の抗血小板薬を飲んでもらっています。
しかし、中には運悪く2種類とも効かない人が出てきます。そのような場合にステントを留置すると、血栓ができるなどしてトラブルが起きやすくなります。このためこれまでは3種類の薬を投与してしのいできました。
この新たなプラスグレルという薬は遺伝子多型の影響を受けず、ほぼ全ての人で一定の効果を示す点で優れています。実際、他の2種類の抗血小板薬が効かなかった患者さんに、プラスグレルを投与する経験をしましたが、血小板凝集能検査(抗血小板薬の効き具合を確認する検査)で、しっかりとその効果を確認することができました。
今後は脳の血管にステントを留置する場合にも、この薬が役に立つケースがあると考えています。いずれ脳領域でも主役の1つになるかもしれませんね。