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脳動脈瘤 コラム 脳動脈瘤治療 最新機器 パルスライダー

2020年08月04日 | 動脈瘤
血管の分かれ目にできた脳動脈瘤はフローダイバーターなどが適応しにくいことが知られています。
またステント併用コイル塞栓術も、T字型、Y字型にステントを留置する必要があって、治療後の内服を中止しにくくなります。
このため、新しい治療機器の開発が望まれてきました。
血管分岐部デバイスはこのような背景で開発されました。

上の図に示すように、その形は台座のような、あるいはクラゲのような変な形です。
しかしこれは実は非常にうまく作られていて、台座となる部分以外は全て血管の壁に接するようにできており、血管内に浮いた部分はありません。
このため短期間で内皮(血管の膜)に覆われて、内服薬を中止することができるのです。

当院では、このパルスライダーが近日中に使用可能となります。
これまでよりもさらに安全な治療ができるよう、取り組んでいきたいと思います。
コメント (1)
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