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脳動脈瘤 その19 外科手術 1. クリッピング術 「脳の表面はどうなっている?」

2020年10月26日 | 動脈瘤
頭蓋骨を開けた後はどうするのでしょうか?
脳を包んでいる膜、硬膜(こうまく)を切って開きます。
そうすると脳の表面が見えます(上図)。
脳の表面には太い静脈(青色)と細い動脈(赤色)が走っています。
そして、脳と脳の隙間(すきま)も見えます。
ここは前頭葉と側頭葉の間にある隙間で、医学的にはシルビウス裂、解剖学的には側溝と呼ばれます。
この隙間から手術を進めていくのです。
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