脳動脈瘤の新しい治療器具として、W-EBというものがあります。
みかんのネットのような形のものなのですが、これが血管の分かれ目にあるネックの広い動脈瘤に非常に有効なのです。
どういうことかというと、上の図のように、ステントを併用すると血管をメッシュが横切ることになるため、血液サラサラの薬が長期間必要なのですが、W-EBの場合には術後の長期内服が不要なのです。
もちろん全ての動脈瘤に応用できるわけではありません。
サイズは直径3mm以上〜10mmぐらいまでですし、動脈瘤の向きなども影響します。
しかし、これまでの50例以上の経験で徐々に適応が広がり、多くの動脈瘤に使用できるようになってきました。
今回のYoutubeではこのW-EBについて動画も交えて詳しく説明しています。
ぜひご覧ください!
You tube 第24弾 W-EB留置術
https://www.youtube.com/watch?v=MnRgsVmfE8o