横浜市立大学が主催する神奈川脳神経外科集談会に呼んで頂きました。
大変歴史のある名門大学の先生方の前で、脳動脈瘤の治療について緊張しつつ講演をしてきました。
題名は写真のごとく、「二刀流」です。
脳血管障害に対して、外科的手術も血管内手術もする、二つの方法を使う、ということで、「二刀流」と題しました。
二刀流にはいいところがいっぱいあります。
自分自身が両方の治療を行っていると、それぞれのいいところや悪いところが裏の裏までわかります。
ですから自分で適応を決め、自分で取り組める。追加や併用治療があっても、自分自身で行える。
とても忙しくなりますが、やりがいを感じています。
横浜や関東では現在も「切る手術」、つまりクリッピングが圧倒的に中心であり、コイリングはどうしてもクリッピングができない症例だけに行われているとのこと。正直驚きました。
会では、少数派の血管内の先生方や、手術を主にしている先生方、色々な先生方とお話ができました。
さて、右上の写真で向って私の左側におられるのは、横浜市立大学脳神経外科の川原 信隆教授です。
東大病院時代のお話を熱く語って頂けて、とても感激しました。とても魅力的な先生で、まだ赴任されて間もないということですが、川原先生のもとで教室がまとまっているなと感じました。
今回は私が国立循環器病センターのころに一緒にレジデントをした田中美千裕先生が呼んでくれました。
田中先生は国循での研修の後、チューリヒ大学のバラバニス先生(Dr. Valavanis)のところで血管内手術を学ばれ、私が留学した時に大変お世話になりました。彼は現在、亀田総合病院でその腕を振るっており、かなりの有名人です。
田中先生、ありがとう。ぜひ今度は先生に岐阜に来てほしいと思います。