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脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

WFITN 2011

2011年11月09日 | 学会/研究会
World Federation of Interventional and Therapeutic Neuroradiology (WFITN) 2011に参加するためケープタウンに来ています。
日本から22時間かかりましたが、シンガポール航空は座席が広く、エコノミーでもかなり快適でした。
会場にはかなり人が多くて驚いています。
しかもケープタウンはかなり都会です。動物はいません(当たり前か...)。
せっかくなので色々と勉強したり情報を集めたいと思います。

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抗凝固薬について

2011年11月08日 | 脳卒中
下記、waiwai先生からコメントいただきました。
危険因子管理のところから脳梗塞の予防薬について進もうと思いながら月日が過ぎています。
後日くわしく説明します。
waiwai先生に感謝。


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抗凝固薬についてコメントさせて頂きます。

脳梗塞は動脈硬化が原因となる「脳血栓症」と主に不整脈等の心疾患が原因となる「脳塞栓症」の二つに大別されます。
「脳血栓症」の治療には抗血小板療法を、「脳塞栓症」の治療には抗凝固療法をおこないます。抗血小板療法と抗凝固療法は薬の作用機序が異なりますが、いずれも血液を固まりにくくする治療法です。

55年ぶりに発売された新薬はダビガトラン(商品名:プラザキサ)という抗凝固薬です。これまで内服での抗凝固薬はワルファリン1種類しかありませんでしたが、ワルファリンは食事制限(納豆は禁止など)があったり、薬の飲み合わせによって効果が変わったり、定期的な血液検査によって内服量を調整したりと少々手のかかる薬でした。新薬ダビガトランは食事制限や内服量調整などの必要がなく、比較的管理しやすい薬であり、発売以降ワルファリンからの切り替え例もかなり増えています。

ただ新薬が全ての面で優れているわけではありませんから、担当の先生と患者とで相談してどちらの薬がより適しているかを決めることが大切です。
コメント (12)
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久留米での講演

2011年11月04日 | 学会/研究会
先日、久留米で講演をさせて頂きました。
最初に「脳梗塞治療の可能性と限界」という題名で久留米大学脳神経外科の森岡 基浩教授から大変興味深いレクチャーを頂きました。
また前田亘一郎先生が症例提示、広畑 優先生が脳血管内治療のトピックスのレクチャーをされた後、私の出番となりました。
昨日経験したペナンブラシステムを使用した症例とともに、急性期脳梗塞に対する血管内治療に関するトピックスを紹介しました。
たくさんの質問を頂きましたし、その後の懇親会も大変楽しく過ごさせて頂きました。関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
コメント (3)
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