ある人と会った時に、どうにも気が合わない、と感じた。
言うこと言うことが引っかかる。
イヤな考え方をするなあ、イヤな言い回しをするなあ、
したらいいはずのことをしないなあ、などなど…。
私はその人の、そういう性質を好きになれない、と思った。
けれど、そう考えているうちに、
私は何も、その人のそういう性質を好きになれないのではなく、
自分はそういうふうではありたくないのだ、と気付いた。
こうし . . . 本文を読む
[あらすじ] 自分フィルターでものごとを解釈して受け止める、ゆがんだ考え方が
うつのもとになる。認知療法でそれを整理すると、生きやすくなる。
[もうひとつのすじ] 私は生物学的には女性だが、性自認は女性ではなく男性でもなく、
恋愛対象は女性。
1年半くらい前に、ブログでカムアウトした。
読んでくれている人と実際に会うと、反応は様々だ。
会っても話題にしない人や、2度目に会うとその話をする人 . . . 本文を読む
東京都心では今年、猛暑日が8日続いた。
深大寺の庭ではどうだっただろう。
都心とくらべたら涼しいとは言え、焼け付くような陽射しが容赦なく
降り注ぎ続けた。
その頃から、庭木の様子が変わった。
枝垂れ梅は、樹冠のあたりの葉が、乾いてしまっている。
乾いて丸まって、しらじらと裏面ばかりを見せている。
9月に入ったら、花水木の葉が赤くなり始めた。
いつも美しい紅葉で目を楽しませてくれる木だが、
こ . . . 本文を読む
多摩東部 震度5弱
多摩東部って?と思っていたら、すぐに
調布市
と絞られた。
気象庁の発表では、
調布市西つつじケ丘
とある。
2011年の地震の時も、調布市は震度5弱だった。
が、その中で、つつじヶ丘だけは震度2だった。
磐石の住宅地か。
地価が上がったそうである。
しかし、今回そこの名があがっている。
気象庁の震度情報ページを見ると、こうある。
「なお、*印は気象庁以外の震度観測点に . . . 本文を読む
[あらすじ] 事実と思っていることは、実は自分のフィルターがかかっている。
区別すると、生きやすくなる。
偏った考えにとらわれているから、苦しい。
その考えが、偏っていることをはっきり知り、他の考え方は無いか探すのが
認知療法と言えるか。
自分の考えのゆがみに気付き、他の考えを見つけるために、
認知療法ではシートに書き出す作業をする。
ここに、いくつかの方法がある。
いちいちここで紹介しない . . . 本文を読む
[あらすじ] 認知療法は、鬱に良いのはもちろん、生活していく助けになる。
自分を苦しめているのは、できごとそのものではなく、
そのできごとをどう受け止めているかという、自分の考え方である。
同じことを経験しても、悶々と悩む人と、あっけらかーんと流せる人といる。
受け止め方が違うからだ。
この、受け止め方を知るのが、認知療法だ。
高田明和著『認知療法でうつ病が治った』を開いてみる。
かたよった . . . 本文を読む
多摩美術大学の美術館へ、ガラス展を見に行った。
ガラスを使った表現は実に様々なものだ。
まず、技法がいろいろ。
重ねる、伸ばす、ひねる、たわませる、切る、削る、ひっかく、砂を吹き付けて掘る、
色を付ける、酸で腐蝕させる、熱による伸び縮み率の異なるものを組み合わせる・・・。
さらに、金属、人造大理石、パラチニット(甘味料)といった他の素材と組み合わせたり。
大きさも、掌に乗せて見たいような小 . . . 本文を読む
毎年この時期は、今は亡き漫画家、畑中純の展覧会を楽しみにしている。
今年は「純とみんな宮沢賢治」と銘打って、賢治作品に付けた挿絵の原画が並ぶ。
北九州は小倉に生まれ、おらほ調布に住んで漫画家として活動し、
3年前、腹部大動脈瘤破裂で急死した。
享年62、精力的で多作の人だったし、いつも描きたいものを持っている人だったので、
惜しまれて惜しまれてたまらない。
今年も行って、奥様と少しだけお話し . . . 本文を読む
[あらすじ] 原付の二段階右折は、1964~1986年の間、義務ではなかったので、
よく知らない世代がある。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/d06c3a6ccb92ec3b094c28b2b6826a1e
ある日、友人の運転する車に乗っていたら、目の前の原付が
二段階右折をした。
友人は「何?あの原付?右に合図出しながら左折しやがった!?」
と驚いている。 . . . 本文を読む
オープンな我が家。
出入り自由。
この頃の訪問者は秋の虫。
私はバッタの類はあまり得意でない。
急に跳ぶからね。
すぐに脚がモゲるし。
秋の虫の中でも、室内で見かけるヤツは決まってアオマツムシだ。
他の虫はもっと警戒心があったり、
自分の暮らしやすい草むらから離れなかったりするのだろう。
アオマツムシも得意でない。
何がイヤかって、室内に入ってくることと、
背中が平らなその姿だ。
なんだか . . . 本文を読む
訪れた先の、ネジを集めている人を知っているが、
コレクターというのは、理解し難い。
その人は、ドライバーを持ち歩いて、
テーマパークのトイレのドアのネジを一個外して取ってきて、
なんてなものをコレクションしているそうだ。
理解しろというほうが無理だ。
私のなんぞは、実用も兼ねていると言えるので、
他愛も無いものだ。
子どもの頃から手拭いを使い始め、
菊五郎格子だの佳き事聞くだの吉原郭つなぎだの . . . 本文を読む
駅ってやかましい。
発車ベルが鳴る。
それだけで充分だと思うのに、
その前に「電車が発車いたします」という声の録音が流れる。
発車ベルの直前には、駅員の確認の笛が鳴る。
録音の声の前に、駅員が「発車しまーす」と声を重ねることもある。
自動の音声の上に駅員の声が重なり、なにがなんだか分からない
大騒ぎになる。
タマシイがイナカモンの私にはこの騒ぎは不快だ。
声と声が重なって聞き取りにくくなる . . . 本文を読む
[あらすじ] 夢を詳細に記録することで、良い夢を見るようになった。
目が覚めたら夢をすぐに記録する。
枕元にノートと鉛筆を置いておくのだ。
そうでもしないと書けない。
少し間をおいたら夢は逃げるように消え去ってしまう。
夢から覚めて、夢のストーリーをしっかり思い出せても、
もう一度寝て後であらためて書こうとした時には、
なんだか分からなくなってしまっている。
夢は潜在意識の世界のものなので . . . 本文を読む
昨日は月に一度の法螺の日でした。
念のため。
※
十数年前だったか、
たまたま庭を眺めていた時のこと。
隣家との境の珊瑚樹の上に、何かの鳥が舞い降りた。
その瞬間に、賑やかだった小鳥たちがひたっと鳴くのをやめた。
緊張が走る。
鳥は、はじめ鳩かと思った。
しかしもう少し大きいようでもある。
けれど、カラスほども無いようだ。
鳥が身体の向きを変えた。
猛禽の横顔だ。
ここ深大寺あたりでは . . . 本文を読む
友人のご両親が飼っていた犬が、逝ってしまった。
彼は勇敢にも、闖入したハクビシンを退治したことがあるという。
ウチの2匹も猟犬である。
獲物と見たらじっとしていられない血が流れている。
しかし、飼い犬の身、自由に行動できない。
友人宅の犬がどうしてハクビシンと対峙できたのか、
詳しく聞いてみたいところだ。
さて、屋根の上の動物の足音を、老母が天井裏と思ったのも無理は無い。
以前、ウチの天井裏は . . . 本文を読む