ワイヤープランツの花と果実

花壇の縁取りや、寄植えの鉢など
よく考えてみると、十数年ほどたくさんのワイヤープランツを
植えていますが、花が咲いて実が成ったのは、これが初めてです。
これは、斑入りのワイヤープランツで
春先に買ったのですが、結局使わずに買ったときの小さな鉢のまま、
ガンガン陽の当たる（多分この環境が花を付けるにあたって功を奏したと思われます。）
ベランダで過ごしていました。
花が咲いているのに気づいたのは数日前で、
花の横に変な白いものが付いているので、カイガラ虫だと思ったのです。
でも、近づいてよーく見ると、フルーツのライチの果肉のような
半透明の白、しかもチューリップ型、
そして触ってみると弾力があってプニプニです。
まん中に黒い粒があるので果実とわかりました。
なんて、かわいいっ！
ワイヤープランツの実が、こんなんだったなんて！！
もちろん、ご存知の方はお分かりになると思いますが、
初めての方には、このかわいさは写真では、
実感して頂けないかもしれません。
実物をプニプニしないと............。
なぜ、わざわざこんなふうに妙な種子になっているのか.......。
だいたい、柔らかい果肉は固いカラがあったり
皮に包まれていたりが普通ですが、
これは、無防備にむき出しの感じが、とってもおもしろいです。
人間を楽しませるために、こうなっているとしか思えないです。
（あまりにも勝手な解釈.........。）
他にこんな種を見たことがない....多分.....と思います。
調べてみたら、タデ科でした。（これも、ちょっと意外な感じです）
楽しくて、発見してから毎日プニプニしています。
自分がひとりでベランダで、ニヤニヤしながら背中を丸めて
プニプニしている姿を思い浮かべると、我ながら引きますけど.......ね。
このような、日々の素敵な発見や喜びは植物たちからの、
プレゼントだと思っています。
これだから、園芸は止められないのです。
写真１・・・・花
写真２・・・・果実になる途中
写真３・・・・果実