goo

「セルフヒーリング・クックブック」


 


25年以上前、マクロビオティックなんて何も知らず、
イラストがかわいいのと、ヘルシーな食べ物の
イメージが気に入って買った本です。
ろくに読みもせず、本棚の奥にずっとしまい込んでいました。
先日、本を整理していたら出て来たので読んでみたら、
翻訳された、アメリカのマクロビの入門書だったのです。
未だに、マクロビがよく解っていない私は、
食材に、味噌、醤油、昆布など、和食材が使われているのが、
不思議になり、調べてみました。
(この本を買った頃は、未だパソコンもあまり普及しておらず、
疑問があっても、簡単に調べられず、放置してました。)
そもそも、マクロビの元祖は、石塚左玄という明治時代の医師が、
栄養学が未だ確立されていない時代に食物と心身の関係を理論にした、
医食同源としての食養を提唱したのが始まりで、それをもとに、
桜沢如一という方が、マクロビオティックとして確立し、
海外に渡って伝えたということらしいです。
ですから、日本発なのに海外での方が、有名になったみたいです。
マクロビ、ベジタリアン、ビーガンなどいろいろあって、
よく分らないので整理してみると、
 ベジタリアン.......お肉、魚は食べず、乳製品、卵は食べる
 ペスカタリアン....肉は食べず、乳製品、卵、魚は食べる
 ビーガン........お肉、魚、乳製品、卵など動物性のものは一切食べず
そしてマクロビオティックはというと、この本では
お肉を使ったレシピはありませんし、
牛乳もアレルギーの原因になりやすいと書いてあります。
しかし、いろいろなマクロビのHPなどを見ると、決して
お肉は禁止していないと書いてあるところもあって、
どれが本当だかよく判りません。
ただ、元祖の石塚左玄氏は食べるべきでないと伝えていたようです。
日本人の体質に合っていないと考えたのかもしれません。
こうしてみると、動物性のものを食べない理由は、
自分の身体や心の健康ためであったり、
動物保護や環境破壊など思想的なものであったり様々ですが、
やはり、両方大切なのでは..........と思います。
聞くところによると、ビーガンでも添加物には無頓着で、
気にせず口にする方もいらっしゃるようです。
添加物を作る過程で、環境破壊が起きることもあり得ると思います。
なんかそれは、違うような............気がします。
拾い視点を持って、トータルで判断することが
大切なのではないかと........。
なので、結局スタイルにこだわらず、自分で考えて選んで
決めて食べるのが一番いいと思いました。
この本は知識を得たり、イラストを楽しむのは良いのですが、
レシピについては、なんかちょと大雑把だったり、
手に入りにくい食材もあるので、あまり役に立たない気がします。      






















コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )