2019年8月8日 滋賀県
彦根城2019②(天秤櫓・太鼓門・天守・三重櫓)
滋賀県彦根市金亀町
表門橋から登城
▼登り石垣
石垣が山の斜面を登るように築かれています。斜面を移動する敵の動きを阻止する目的で築かれました。
▼天秤櫓 重要文化財
表門から坂を上がって行くと廊下橋(非常時には落とし橋となる)が見えます。 この橋を中央として左右対称に建てられているのが天秤櫓です。まるで天秤のような形をしているところから天秤櫓と呼ばれています。日本の城郭でこの形式のものは彦根城だけです。
▼佐和山 石田三成の居城があった
▼太鼓門手前の石垣には岩盤が利用されている
▼太鼓門・続櫓 重要文化財
門櫓の南には、「く」の字に曲がった続櫓が付設されています。この門櫓は、建物の背面の東壁面が開放され、柱間に高欄(手すり)を設置して1間通りを廊下にしています。 櫓にはたいへん稀な例で、一説には名称となっている「太鼓」が櫓の中に置かれ、その太鼓の音が広く響くための工夫とも考えられていますが、明確ではありません。
▲琵琶湖 竹生島
▼天守閣最上部より
▲琵琶湖 竹生島
▲玄宮園
▼三重櫓 重要文化財
西の丸三重櫓は、本丸に隣接する西の丸の西北隅に位置しており、さらに西に張り出した出曲輪(でぐわ)との間に設けられた深い大堀切(おおほりきり)(尾根を切断して造られた空堀)に面して築かれています。大堀切の底から見上げる三重櫓は絶壁のようにそそり立っており、西の搦手(からめて)(裏手)方面からの敵に備えた守りの要かなめでした。 この三重櫓は、東側と北側にそれぞれ1階の続櫓(つづきやぐら)を「く」の字に付設しています。三重櫓には天守のように装飾的な破風(はふ)などはありませんが、櫓全体を総漆喰塗りとし簡素な中にも気品のある櫓となっています。
▲登り石垣
三重櫓
▲黒門
▼お堀めぐり屋形船
石垣は二段になっている
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2019-09-19 05:28:13
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