2017年12月24日 【一人でゆく九州2017】 鹿児島県
集成館反射炉跡
鹿児島県鹿児島市吉野町磯
オランダの技術書をもとに建設された、大砲の砲身をつくる施設。炉内部の天井や、壁に炎と熱を反射させて鉄を溶かすため反射炉と呼ばれました。反射炉の建設は製煉所で小型のひな型をつくり、鉄の溶解実験からスタート。実験は難航しましたが、斉彬は「西欧人も人なり、佐賀人も人なり、薩摩人もまた人なり(西欧人や佐賀人にできた反射炉製造が薩摩人にできないわけはない)」と藩士らを励まします。1852年に磯で建設された1号炉の建設は失敗に終わりました。2号炉が1857年に完成すると、鉄製砲製造にも成功しました。ただし、2号炉も薩英戦争で破壊されたため、現存するのは2号反射炉の基礎部分のみです。
▼復元模型
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