2015年11月1日 東京都
旧三岡家長屋門
東京都府中市・郷土の森
1829年(文政12)の創建と考えられる農家の長屋門です。江戸時代後期に旧是政村の村役人を勤めた三岡家の分家に建てられていたものです。 中央部を門とし、その両側に部屋を設けた長屋門の一般的な形式をとっていて、多摩地域では標準的な大きさです。
まいまいず井戸
まいまいず井戸とは、地面を大きくすり鉢状に掘りくぼめ、その底面から掘り抜いたものです。「まいまい」はかたつむりの別名で、すり鉢状の窪みの斜面を螺旋状にくだって水を汲むことから命名されたと思われます。その分布は、武蔵野台地や伊豆諸島に集中し、地下水位の低い環境で生み出された形式と考えられ、地域によっては昭和30年代まで利用されていました。復元した遺構は、平安時代のもので、くだる道こそ確認できなかったものの、その形状や規模からまいまいず井戸のルーツと推定されます。復元にあたっては、羽村市五ノ神のものを参考とし、螺旋状の道を敷設しました。
☆cosmophantom
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