東京都の洋館9
旧朝香宮邸(重要文化財) 東京都庭園美術館
東京都港区白金台
旧朝香宮邸は港区白金台の台地上に位置し,朝香宮鳩彦王の住宅として昭和8年に竣工した。設計は宮内省内匠寮工務課,設計担当技師は権藤要吉で,主要室の内装設計をフランス人のアンリ・ラパンが担当した。本館は,鉄筋コンクリート造二階建,一部三階建である。外観は装飾を排した意匠としているが,内部はガラスのレリーフ,照明器具,壁画,彫刻などで装飾している。旧朝香宮邸の本館は,簡明な意匠の外観としながら,内部は当時最新のフランスの芸術作品を主要室に配し,濃密で洗練されたアール・デコ意匠でまとめられている。宮内省内匠寮による邸宅建築の頂点のひとつとして意匠的に優れており、価値が高い。邸宅を構成している建築群や庭園も併せて保存を図る。
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旧朝香宮邸(重要文化財)
旧国立公衆衛生院
東京都港区白金台
公衆衛生院は国立保健医療科学院(埼玉県和光市)の前身で、国民の保健衛生に関する調査研究や公衆衛生の普及活動を行っていた。建物は地上6階、地下1階。東大安田講堂などを手掛けた内田祥三が設計し、米ロックフェラー財団の寄付によって建設された。
現区立郷土歴史館を中心とする複合施設「ゆかしの杜」
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旧国立公衆衛生院
旧岩崎邸(撞球室)2023
東京都台東区池之端
コンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築。
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旧岩崎邸(撞球室)2023
旧岩崎邸(洋館・和館)2023
東京都台東区池之端1丁目3番1号
明治から昭和にかけての実業家、岩崎久弥のかつての住宅で、明治29年竣工。設計者はイギリスのジョサイア・コンドル。
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旧岩崎邸(洋館・和館)2023
旧清明文庫(現勝海舟記念館) 有形文化財
東京都大田区南千束
東洋文明の啓蒙活動を行っていた清明会が設立した清明文庫の本館で,戦後出版社の所有となり鳳凰閣と称す。内装はモザイクタイルを用いるなど要所を飾るが,外壁は装飾的要素を控えた簡明なデザインとし,正面玄関上から立ち上がる4本の柱型に特色がある。1933 鉄筋コンクリート造3階建、建築面積548㎡
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旧清明文庫(現勝海舟記念館)2023
東京都の洋館①
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